英語のことわざ ま
蒔かぬ種は生えぬ(まかぬたねははえぬ)
原因がなければ結果はない
なにかを得ようとするなら、それなり努力がまず必要だ
Harvest follows seedtime.
(収穫は種を蒔いたあとに来る)
You cannot make an omelet without breaking eggs.
(卵を割らずにオムレツを作ることはできない)
曲がれる枝には曲がれる影あり
(まがれるえだにはまがれるかげあり)
要因が悪ければ、当然、悪い結果を生む
A crooked stick will have a crooked shadow.
(曲がった棒に曲がった影ができる)
負けるが勝ち(まけるがかち)
時にはあえて争わず、相手に負けたことにしておいたほうが、結果的には有利になり、勝ちに結び付くことがあるということ
He stoops to conquer.
(勝たんとして身を屈する)
まさかの時の友こそ真の友
(まさかのときのともこそしんのとも)
苦しんでいるときに、力になり助けてくれる友こそ、ほんとうの友だちだ
英語のA friend in need is a friend indeed. から
待たるるとも待つ身になるな
(またるるともまつみになるな)
人を待つのはつらく苛立たしいもの
だから、人に待たれる身にはなっても人を待つ立場になるな
A watched pot never boils.
(見つめる鍋は煮立たない)
マッチポンプ(まっちぽんぷ)
自分で火をつけて問題を起こしておき、その問題を自分でもみ消してやると言って金品を得ること
※マッチで火をつけて、ポンプで消す、の意から
待つ間が花(まつあいだがはな)
なにごともあれこれ考えて、期待に胸ふくらませ待っている間が一番楽しい
Easter so longed for is gone in the day.
(長い間待ち焦がれた復活祭も一日で過ぎ去る)
待てば海路の日和あり(まてばかいろのひよりあり)
じっと待っていれば、チャンスが巡ってくるはずだ
だから、辛抱強くあせらずに待て
※「海路の日和」は航海によい穏やかな天候のこと
「待てば甘露の日和あり」が転じたことばで、「甘露」は中国の伝説で、天が降らせるという甘い露のこと
Everything comes to his who waits.
(待つ人に来ないものなし)
学びて思わざれば則ち罔し
(まなびておもわざればすなわちくらし)
いくら学んでも、自分なりにじっくり考えてみなければ、ほんとうの理解ではない
Learning without thought is labor lost.
(思考を伴わぬ学問は徒労である)
学ぶに暇あらずと謂う者は暇ありと雖も亦学ぶ能わず
(まなぶにひまあらずというものはひまありといえどもまたまなぶあたわず)
勉強したくとも暇がないなどというのは言い訳で、そういう人はもともと意欲がないのだから、たとえ暇があったとしても、やはり勉強はできない
Idle folks have the least leisure.
(怠け者がいちばん暇がない)
学ぶのに年をとり過ぎたということはない
(まなぶのにとしをとりすぎたということはない)
ものを学ぶのに年をとり過ぎたというのは言い訳で、いくつになっても学べるはずだ
また、勉強には限界などないから、一生勉強することが人間にとって必要だ
英語ではNever too old is learn.
※ローマの哲学者・詩人セネカのことばとされる
迷える羊(まよえるひつじ)
迷いの多い無力な者のたとえ
英語ではlost sheep / stray sheep
※『新約聖書・マタイによる福音書』にあることばから
満は損を招く(まんはそんをまねく)
ものごとは頂点に達してしまうと、あとは衰えていくということ
After high floods low ebbs.
(満潮のあとには干潮)