英語のことわざ う
飢えたる犬は棒を恐れず(うえたるいぬはぼうをおそれず)
生活に困ると人間は危険なことや悪いことでもおもわずやってしまう
A hungry dog and a thirsty horse take no heed of blows.
(飢えた犬と渇した馬は鞭を意に介さない)
飢えては食を択ばず(うえてはしょくをえらばず)
腹が空いているときは食べ物のえり好みせず、何でも食べるということ
The belly has no ears. (腹には耳がない)
上には上がある(うえにはうえがある)
ものごとには限度というものがないということ
There may be blue and better blue.
(青もあればよりすぐれた青もある)
魚の釜中に遊ぶが如し(うおのふちゅうにあそぶがごとし)
危険が目の前に迫っているのにのほほんとしている
sit like a frog on a chopping block(物切り台の上のカエルのように座している)
浮世は衣装七分(うきよはいしょうしちぶ)
とにかく世間は内面・中身よりも外見・うわべを重視するということ
Good clothes open all doors. (立派な服はすべての扉を開く)
烏合の衆(うごうのしゅう)
ただ寄り集まっただけでまとまったことができない人々
The mob has many heads but no brains.
(一味は頭数は多いが脳みそがない)
氏より育ち(うじよりそだち)
人間は家柄よりその人の育った環境や教育のほうが重要である
Nurture is above nature. (天性よりも養育)
嘘から出た実(うそからでたまこと)
嘘として言ったことが偶然にも結果として本当のことになってしまう
Many a true word is spoken in jest.
(冗談の中で真実が語られることが多い)
噓つきは泥棒の始まり(うそつきはどろぼうのはじまり)
嘘を平気でつくようになると人はやがて盗みを平気でするようになる
He that will lie will steal.
(嘘をつく者は盗みをするようになる)
噓も方便(うそもほうべん)
嘘をつくことは悪いことだが、物事を円滑に運ぶための手段として必要なことがある
The end justifies the mean. (目的は手段を正当化する)
家の前の痩せ犬(いえのまえのやせいぬ)
後ろ盾がないと、からきし意気地のない人のたとえ
Every dog is a lion at home. (どの犬も家ではライオンである)
移れば変わる世の習い(うつればかわるよのならい)
時代が移り変われば世の中も変わっていく
Other times,other manners. (時代が違えば風習も違う)
鵜の真似をする烏(うのまねをするからす)
自分の能力をわきまえずむやみに人真似をすると失敗する
The jay is unmeet for a fiddle. (カケスはバイオリンに似合わない)
馬の前に車を付けるな(うまのまえにくるまをつけるな)
本末転倒をするなという戒めの言葉
英語のDon’t put the cart before the horse. から
生まれながらの長老なし(うまれながらのちょうろうなし)
生まれたときから経験豊富で人格や学問にすぐれた人などいない
No man is born wise and learned.
(うまれながらにして賢く学問のあるひとはいない)
海の物とも山の物ともつかぬ(うみのものともやまのものともつかぬ)
物事がこれからどうなっていくか、見当も予測もつかぬこと
It is neither flesh nor fish. (獣肉でも魚肉でもない)
売り言葉に買い言葉(うりことばにかいことば)
相手から悪口を言われればこちらも悪口で返すこと
One ill word asks another. (悪口は別の悪口を招く)
瓜二つ(うりふたつ)
顔かたちが見分けられないほどよく似ている
as an egg to another (卵と卵のような)
噂をすれば影が差す(うわさをすればかげがさす)
人のうわさをしていると、ご本人がその場に現れることがある
Talk of the devil and he is sure to appear.
(悪魔のことを話せば悪魔が現れる)
運は天にあり(うんはてんにあり)
運は人間にどうこう出来るものではない、すべて天命によるものである
All must be as God will.
(すべては神のおぼしめしでなくてはならぬ)