英語のことわざ ほ
暴虎馮河の勇(ぼうこひゅうがのゆう)
血気にはやる向こうみずな勇気のこと
※「暴虎」は素手で虎を打つこと
「馮河」は広い河を歩いて渡ること
take the bear by the tooth
(歯に手をかけて虎を捕らえる)
忙中に閑あり(ぼうちゅうにかんあり)
どれほど忙しい最中でも、なんとか暇を見つけることができるものだ
I am never less leisure than when at leisure,nor less alone than when alone.
(閑暇のときよりも閑ならざることなく、孤独の時よりも孤独ならざることなし)
棒ほど願って針ほど叶う(ぼうほどねがってはりほどかなう)
大きな望みを持っていても、その望みが叶えられるのはほんのわずかな一部分にすぎない
Ask much to have a little.
(少しを得るために多く求めよ)
吠える犬はめったに噛みつかない
(ほえるいぬはめったにかみつかない)
実力がなく自信のない人ほど虚勢を張って強がるものだ
英語のBarking dogs seldom bite. から
ホーマーにさえ眠いところがある
(ほーまーにさえねむいところがある)
どんなにその道にすぐれた人でも、ときには失敗することがある
英語のEven Homer sometimes nods. から
※ホーマーは、古代ギリシャの大詩人ホメロスのこと
英雄叙事詩イリアス・オデュッセイアの作者
墨守(ぼくしゅ)
自説をかたく守り、譲らないこと
※中国・宋の時代に、思想家・墨子が、
楚の国の攻撃を九度退け、城を守り通した故事から
stand to one’s tackling
(自分の索具を守る)
星を数えるが如し(ほしをかぞえるがごとし)
際限のないこと、とてもできるはずもないことのたとえ
as difficult as to number the sands in the sea
(海の砂を数えるほど難しい)
仏作って魂入れず(ほとけつくってたましいいれず)
ものごとは、肝心の部分がおろそかにされると結局はなににもならない
Ploughing the field and forgetting the seeds.
(耕して種を蒔き忘れる)
仏の顔も三度(ほとけのかおもさんど)
どんなに心優しい人でも、度重ねてひどい仕打ちを受けると怒り出す
When the pots full it will boil over.
(鍋も一杯になると吹きこぼれる)
惚れた欲目(ほれたよくめ)
惚れてしまうと、相手の欠点でさえよく見えてしまう
Love covers many infirmities.
(愛は多くの欠点をおおい隠す)
惚れて通えば千里も一里(ほれてかよえばせんりもいちり)
恋しい相手に会いに行くときは、どんなに遠い道のりも一向に苦にならない
Love laughs at distance.
(愛には距離など問題にならない)
盆と正月が一緒に来たよう
(ぼんとしょうがつがいっしょにきたよう)
嬉しいこと、楽しいことが重なることのたとえ
また、めちゃくちゃに忙しいことのたとえ
As busy as all quarterdays have come together.
(四季支払い日が一緒に来た忙しさ)
本末転倒(ほんまつてんとう)
重要なこととつまらないことを取り違えて扱うこと
put the cart before the horse
(馬の前に荷馬車を付ける)