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siika  作者: 半信半疑
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一月の問い

書き上げた順

「睦月問答」


 遠くで光る、夜空のそばかす。

 今日はやけに寂しげに見えた。


 冷たくにじむ、つながる手と手。

 ほどけないように固く握られていた。


 青々と茂っていた木々の囁き。

 冬の吐息にやられてしまった。


 どうして。

 問う声はかすれる。


 絶え間なく続く揺らぎの中に、

 全てを迎え入れるような、

 そんな優しさはありますか?



「好きなものと私」


 好きなものの中に

 私がいるかもしれない。

 そう思って、

 好きなものをかき集めた。

 でもそれは、

「好きだと思うもの」であって、

 私じゃないんだ。

 悲しくなって火をつけた。

 燃えてしまえばいいと思った。

 そしたら、

 白くなった灰の中に、

 小さくて、ひび割れて、粉々の、

 私がいた。



「誰の言葉なのかしらん」


-大変面白かったです。

 自分の感想を書いたのに、

「これは誰の模倣だ?」

 ですって。

 失礼しちゃうわ。

 それなら私も言うけれど、

 言わせてもらいますけれど、

 あなたの言葉も

 誰の模倣なんです?


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