睡眠&2つの魂
まだまだ、序章ですが。
宜しくお願いいたします。
『ギァーギァアー』また奇怪な鳴き声がする。主人公が目を覚ますと。人に似た声が聴こえてくる。
『おい、お前!ユラユラ番号14万7529番!』
誰を呼んでいるのだろうか、と目を閉じようとすると目の前に死神コスプレが登場!
『14万7530番!お前だよ。』
ハッと驚いてしまった。
驚いて睡魔が襲って‥『Zzz‥』
『お前!寝るな!お前の順番だぞ!』と。
死神の鎌がギラリと向けらる。
『ふぇあっ』と驚いてしまった。
どうやら自分の番らしいが、ユラユラしていた魂が自分しかいない。
そう寝てしまい最後になってしまったのだ、死神コスプレに連れられ扉の前に立たされた。死神コスプレが自分から離れ、後ろの方に去っていった。
ぼー、と数秒たち
『お前!ユラユラ番号14万7530番!』
とビクッとし自分かと思い振り向いたが、死神コスプレの横にユラユラ魂が自分と同じ奴がいたみたいだ。
と自分の右隣に同じ形のユラユラ魂が来た。
自分達が順番最後らしい、寝ていたから最後に回されたのだろう。
奇怪『ギァアーギァ』という奇声が止み、死神コスプレが呪文を唱えた。
『開けゴマ、ゴマ油、ガマカエル、みんな幸せハッピーライフ!』と。
そんなこと、毎回していたんだと虚しくなった自分がいた。
お前‥死神だろと。
自分なら断固として言わないと。
『恐怖におののけ、愚者共!地獄のジャッジの始まりだ!』とか言えよ。
‥‥これもないか。
そんなことを思っていると重厚な扉が開き、隙間から光が差してきたのだった。
探究心と恐怖心を感じながら。
ユラユラ魂2つ並んで。
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