*風*
5回目は失恋後のとある少女の話。
今まで通り 期待などは一切せずに読んで下さいませ・`д・)q✨
【 *風* 】
ねぇ、風が吹いている
私の背を押すように 強く、そして優しく
促されるように前を向けば 貴方の姿
その隣には 綺麗な女の人
貴方はその女の人に笑いかけている
見慣れていた 貴方の笑顔
――――――私の場所だったのに……
あんなに晴れていた空は 次第に暗くなっていく
そのうち 雨が降るだろう
ねぇ、早く降ってよ
あの人に見られたくないの
♢
ねぇ、風が吹いている
私を責めるように 厳しく、そして甘く
傘の隙間から見えるのは 雨に濡れた貴方の姿
傘が無いのか困ったように空を見上げてる
その時、そっと傘を差しだす 貴方の彼女さん
そう、あの綺麗な女の人
目を瞬く貴方に ふわりと微笑んだ
幸せに染まる 貴方の表情
――――――私がしていたのに……
あんなに晴れていた空は 見る影もない
この雨は 止むのだろうか
ねぇ、早く止んでよ
幸せそうなあの人を見たくないの
♢
貴方と同じように 空を見上げた
雨に濡れた頬 伝う滴
けれど それを遮る人はいなくて
泣きたくて
泣きたくて
けど、泣けなくて
壊れかけているこの心は
いつか
いつか
貴方を忘れてくれるのだろうか
あんなに泣いていた空は 泣き止んでいた
そのうち 笑顔に戻れるのだろうか
さぁ、分からない
けど今は、それでいいの
あんなに晴れていた空は いつか戻ってくる
私が 笑えるようになったら
(私が 泣かなくなったら)
ねぇ、早く時よ経って
あの人に笑顔で笑えるように
ねぇ、風が吹いている
私が前に進める様に 優しく、そして導いて
とりあえず、今回はこれにて一旦終了です
(o´ω`o)
一応今の所、書きかけが1つありますので、書き終えたら更新致します・`д・)q
ではそろそろ失礼しますね(*☻-☻*)
読んで下さいまして、ありがとうございます