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ババアと俺のロマンス  作者: 敬愛
World Open
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丸焼き

歓待を受けいざ異世界の絶品料理を心待ちにしていた洋一だったが……

 今薪がくべられ肉が焼かれている匂いがする。んー何を焼いているのか。変わった匂いだなー。何を焼いているの? 小っちゃい女の子マロンに聞いた。「いやそれが勇者様、凄いんですよ。捕えるのに苦労しました。」何しろ大きい獲物でしたから。


 へー食べごたえがありそうだ。その時うわーっとポロッケ村の住人が悲鳴をあげている。うぉ?何だ津波か?家々が飲み込まれ水浸しになっている。


「マロン様ー!」「どうしたの?」「それが獲物が水を大量に吹き出し火を消したものですから。」

「何と生きていたの?あれ?」「はい。」大変そうだ。様子を観に行こう。走って煙の出ている方向に向かうと何と……


 うわーあのババアじゃねえか! とするとこの水はもしかして…… 「ふっふっふ儂等喰おうとするからじゃ。黄金水でも喰らえー」等と叫びつつ辺りにお小水をまき散らしている。悪夢だ。ポロッケ村の住人は悪魔が現れたぞー。戦闘態勢を取れー等と騒がしい雰囲気だ。


「あー皆さんちょっと待って下さい!そのババアは僕の知り合いなんです!」

みんなは静まった。こうでもしないと死人が出そうだ。それにしても丸焼きにされたのにと思って状況を確認するとババアの着ている服がちりちり焦げる程度でまるでダメージを負ってない。


「おーまた会えたな。探していたのよん。」「嘘ん!?どっか行ったじゃん。」「だから着替えてきたのじゃよ。」そんなー……

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