ピッコロンは耳が悪い
ド〇〇ン☆★☆とは関係無いです。無いったら無いです!
その人影にようやく到達した。どうやら昼夜の概念はあるようで着いた時は朝だったが今は夜だ。
赤い血のような肌の色に頭から青のツノが生えている。唇は黄色だ。その男は話し出した。
「我はこの世界ダイワオーンの神だ。今この世界では大変な異変が起きている。そこで君たちに何でも一つ力を与えるから異変の原因を調査して欲しい。さあ何でもいいぞ」
俺たちは考えた。とは言っても不気味なのでババアとは一言も口をきいていないのだが……
ピッコロンは言った。「どうだ決まったか?」俺たち二人はこれしかないだろうと思われる喫緊の願いを目くばせをした後同時に口にした!
「でっかくしてくれ!」
「若がえらせておくれ!」
上が俺の願いだ。当然だ。こんな西も東も北も南も分からない世界、どんな獰猛な生き物がいてもおかしくないのだから。まずは自分の安全を確保しないとな。下がババアの願いだ。まぁ好きにするがイイさ。お前には興味は無いしな。
ピッコロンは言った。「分かったその禿げたオッサンを若返らせ婆さんをでっかくしよう!」はぁ何でそうなるのん?
途端暗雲が立ち込め雷雲が鳴り響き光った! 気づくと…… ああ、何でこんな事に俺は茫然とその現象の結末を絶望と共にフサフサの髪を撫でながら呆れるしかなかった。
ピッコロン!どんな耳してんだ!