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ババアと俺のロマンス  作者: 敬愛
World Open
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会敵!

お食事中の方ゴメンナサイ……

 ストンと落ちたその世界はまるでサバンナのような荒野であった。

「ワンワン」なんだ?犬か。生物はいるようだな。良かった。良かった。で振り向くと「何だー?」土佐犬だと思われる犬がメチャメチャデカい!俺とババアの百倍はありそうだ。

「喰われるー!?」と思った瞬間ババアがプーっと屁をこいた。

「グワー!ワオンワオン。」と悲しげな悲鳴を上げて土佐犬だと思われる犬は逃げて行った。俺も鼻をつまむほどの異臭が辺りに二十分は漂った。


 一体ここは何処なのだろう?まずその疑問が浮かんだが、それより心配なのはどうやら俺とババアの体はこの地球ではない星では相対的に小さいという事だ。


 とにかく歩かなければ…… ババアはよく見ると老眼鏡をかけており古びた着物を着ているようだ。いつ着たのか、メガネはどこで見つけたのか。


 ババアは珍宝香・珍宝香・珍宝香と唱えながら、印鑑、年金手帳、銀行の通帳等を腹に巻いたポシェットから出し何やら計算している。どう考えても方角や距離を測っている様子では無い。自分の老後の心配をしているとしか思えない。ほっといて歩こう…… 結構歩いたな。お、遠くに人影のような物が見えるぞー。しかしそれからその人影にたどり着くまで一昼夜かかった。ババアは黙って付いて来ていた。

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