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ババアと俺のロマンス  作者: 敬愛
Next Stage
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変な名前

タルルート君思い出しちゃった……

 儂の名前か?屋良椎子やらしいこじゃ!うるせえよ。なんだその名前。歳は何歳なのよ?子供は?何で層雲峡にいた?矢継ぎ早に質問する俺。


「それがじゃなぁ……。風呂に入ってからの記憶が無いのじゃよ。」

 え、そうだったの?じゃあ珍宝香とかは?何の呪文?

「それが儂の記憶に残されている唯一の拠り所というのじゃろうか。」

 よく分からんけど自分の財産の事と名前くらいしか頭には入ってないようだ。


「何で呪文唱えると物を出せるの?」

「それはなぁ実はどら焼きエモンと……♡」


 何か分からねえが超気持ち悪いい!


「は!これは珍宝香……珍宝香……珍宝香……。ほういじしんー!」


 ポケットから方位磁針を出すババア。何だよやっぱり進行方向じゃなかったのか(凄い聞き間違い、俺)


 ねぇババア何に使おうとしているのそれ?


「儂にも分からんがピッコロンが南に向かえと言っとるじゃ。」


 何?携帯でも持ってんのかな。それとも電波か……。

 マロン・コロンこのババアちょっとおかしいから逃げようか?


「ちょっと勇者様ダメですよ。確か南にはいつも私たちの畑を荒らす猪達の群れる場所があります。」

「そうなのれす。小さいので大丈夫れすよー。」


 そうなのか。でも怖いな。



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