ババアと俺
俺は会社の慰安旅行で層雲峡に来ていた。働き盛りの四十代。課長だ。どうだ凄いだろ。と思っていた。それが……
俺は夜こっそり混浴の露天風呂に入っていた。誰か若いカワイ子ちゃん入ってこないかなと期待して。俺の会社は女はみんな古株でまるで大奥のお局状態?なのだよ。
お、誰か入ってきたぞ!湯気で見えないな。ほわーんほわーん。俺は息子が期待で疼くのを抑えちょっと隅の方に移動する。
入ってきた女は…… わー何だあの垂れパイはー!六十はいってそうなババアだった。
そして驚く事に独りブツブツ呟いている。精神病者か?珍宝香・珍宝香・珍宝香…… はぁー!
ババアは露天風呂の底の栓を抜きやがり高々と掲げたー!何で露天風呂に風呂の栓があるのーと思いながら俺とババアはその栓の中に吸い込まれていった。その時俺は自分の体の異変に気づいていなかった。ババアともみくちゃになり気分悪くして気絶していたのであった。さてさて二人はどうなるのでしょうかね。栓の先がこの地球から遥か離れた世界と繋がっているとは俺は夢にも思っていなかったのであった。
不定期掲載になります。努力はしてみますがー。