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二輪のグルメ

『N』ライダーの創作プチ小説 ~惚気~


職場で「バイクに個人名を付けるなら?」と問われ

長考した後に「撫子」と答えたら


「えっと、赤のNinja、だったよね?」

「…?えぇ、そうですが……?」


「いや、別に…そうか……気にしないでくれ……

それだけ、好きなんだな。」

「勿論ですが、なにか?……えっと?」

その人は仕事に戻って行ってしまった。


後で

「ナデシコ 赤」と入力したら『花言葉』と出てきたので追加入力したら【赤いナデシコの花言葉は「純粋で燃えるような愛】」


……。

俺はサラッと気づかずに惚気けていたらしい……(笑)


-END-


ハーメルン様で投稿した事のある話を加筆修正しております

(この話は地震発生の前の出来事です)


お腹が、空いたな・・・


くそぅ・・・

太陽が丘まで走って来たはいいが、見事に何にもない

お食事処はおろか休憩所と呼べる場所すらないとは・・・。


まぁ、来客用の駐車場とトイレと自販機ががあって助かりはしたものの

お目当てのメタセ通りの並木は一切、葉っぱが付いてないし、案内用の看板は

上の「1992年通り」の看板の左側が取れて下の「メタセ通り」の文字の7割を

隠していて見にくいし、どっからどこまでがメタセ通りなんだ?


近辺を歩いて散策してもいかにも「ドレスコード必須」なレストランぽい所

しかないし、どこかに良さそうな店はないだろうか・・・。


そういえば、前のツーリングの際に白山比咩神社の表参道の方の駐車場に止めた時

大判焼きの自動販売機の近くに「十割そば」の文字があった気が・・・


「・・・む。」

現在地から白山比咩神社の表参道・・・30分位

向こうには11時ちょっとか・・・


そば・・・

そばか・・・!


よし、行くか

今日のお昼はそばに決まりだ・・・!


そうときまれば愛車で相棒である「Ninja250」にまたがりキーを差し込み回し

タコメが始動し液晶に電源が入る「N」と緑に光るランプを確認し

キルスイッチの下にある小さなボタンを押す


「キュルルッ」という音の後に軽快なエンジン音が響く

そして、今日も黒と赤のボディが晴天の空を反射し本当に映える


さて、道中は桜を流し見つつ行こうか、そばを食いに







メタセ通りを通り、そのまま下り坂を下りて行き県道22号線に乗った後しばらく走り

県道45号線に乗り換えて県道103号線へ


その後真っ直ぐ行けば白山比咩神社の大きな駐車場のある方へ着くが

そこへは行かずに一個手間の交差点を右に曲がり、その先の三叉路を直進してゆく


ここで左に入ると迷子になると思う。

なお。実際には行ったことはない


そうして突き当りを左に行けば

「着いた・・・」


「おはぎ屋」と書かれたのれんの下部には

「鶴来地酒」「和菓子」「どぶろく」「笹寿司」「十割そば」の文字


外観は瓦屋根の二階建ての木造の家だった様子で庭と思しきもの隣接していた

中に入るとお昼時とあって少し込み合っていたが難なく座る事が出来た







お茶かお水はセルフ、適当に水にするか。

厨房の様子はうかがえないが声からして少数人で回してる様子


メニューを開くと「かけそば 温」の文字が飛びこんでくると同時に

厨房から店員さんが


「すみません」と声をかけて「かけそばを一つお願いします」

メニューの一番左側に写真も載せずに名前と値段だけを書いてあった

自信があると見えた為、即決


そうして、しばらくして


「おまちどうさん、かけそばです」

「おぉ・・・!!」

お盆に乗せられて運ばれてきた「かけそば 税込760円」


少量の刻み葱と一切れの蒲鉾が浮かぶ暖かいシンプルなお蕎麦


『これは「アレ」だ

「ほーいいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので」

という奴では!?』と内心テンションが上がりつつも「いただきます」と言いつつ

手を合わせた後割り箸を割り早速一口



「・・・ほっ」

美味しい・・・。


春先ながら体に当たる風は少々肌寒いモノがある中の走行後に

一度水で締めたそばと温かく優しくお出汁が効いたおつゆが良く合う

そして、それが冷えた体に染み込んでいく・・・。


そして、おつゆを飲めば「シャキシャキ」と口に入る葱の食感が良い!

また、そばをすする


空腹も相まって美味い

更に優しく温かいおつゆが体中に染み渡って行く感覚がたまらんっ


やはりかけそばにして正解だった

ああ、美味い。


平日休みで人も少ないし天気もいいし桜は綺麗だ

二輪で風を切る感覚は最高だ、お蕎麦も美味しい・・・


あぁ、幸せだな・・・






「ごちそうさま」

そういいつつ手を合わせた後、装備を着こみ伝票を持ちレジへと向かう途中


「バイクで出かけるにはいい天気ですね」

と通りすがった店員さんからそう声をかけれたので


「ええ、桜も綺麗で最高です」と返事をすれば

「にこり」と微笑みお仕事に戻って行った


……また、来るか

入り口で一礼したのちお店を後に、バイクの前まで来てふと気が付く






白山さんのお膝元まできて踵を返すのは……無いな。

ご挨拶だけでもしておこう


それに白山比咩神社である白山さんは「交通安全」の神社だ

この先も見守ってもらう事になるだろうからここで踵を返すなんてもってのほかだ

ご挨拶に向かおう


その後、「階段」といいうよりも「緩やかな上り坂」と形容した方が良い道を行き


本殿でお賽銭をそっと入れてご挨拶を、その後、踵を返し来た道を戻り相棒にまたがる


さて、お次はどこへ行こうか?

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