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エクリ・チュールは止まらない  作者: 金子ふみよ
第二章
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調査2日目の午前中

 その日の午前中、エクリはラングゥが行っている記録の整理の手伝いをした。情報文化庁の役人は面会者から聞き取り取材をし、調査を継続していた。本来なら当方から出向くのだが、先方が別件のついでということで宿泊施設まで足をのばし、ここの会議室で聞き取りをした。

 昼食後、

「午後から何するつもりだ? エクリ」

 学生たちは自由な時間となっていた。当然、役人たちにそんな時間はない。けれども、学生は業務ばかりではない。当地を見て回るのも見聞を広げるいい機会になる。

「ちょっと出てくる。ラングゥは」

「手伝いと言っても、まあ、ほとんどないって言ってたから、昼寝でもしている」

 ラングゥの顔色を見れば疲れを読み取れる。しかし、昼寝をしてしまったら、また夜眠れないのではないかと懸念をしたが、寝られるときに寝ておくのはそれはそれでいいのだろうと、エクリはあまり言わないでおいた。


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