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エクリ・チュールは止まらない  作者: 金子ふみよ
第二章
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午後の調査

 宿泊施設に戻って昼食を済ませ、午後からの調査となった。ただ、この時間帯は二班に分かれることになっていた。情報文化庁の役人とエクリ、ラングゥの文献に関する調査グループで伝記や伝承、民話などの収集作業をする。

 ハロル、フィアン、フィエは当地の舞台芸能の取材調査である。それは彼女らの研究主題になっており、それは情報文化庁も了承済みの件であった。専用の舞台があるということで、それはエクリたちの道程とは真逆だった。

 エクリたちはシブヤ氏が運転するバスで二時間弱分ほど乗り、海浜の町へ着いた。漁村と農村が中庸しているような場所だった。小さな畑が散見できる。

「ここの民話に詳しい在野の研究家らしい」

 ラングゥが予習の成果をエクリに告げた。

「うん、それは分かる」

「研究家と言っても、教育機関の職員というわけではないだろ」

 確かに正論だが苦しい。というのもその先方は作業着姿で畑から出てきて、迎えたからである。

 その人の家に行き、いくつかの話しを聞いた。いくつかと言っても、終了したのは二時間を優に超していた。


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