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じっくりと火を入れた栗ご飯を華やかに

作者: ゲオルゲ

20××年、人類はケッコンシステムに終止符を打った。古代から伝わるケッコンシステムは女性男性平等化によってがたがた音を立て崩れていった。

女性のパワーが強くなり、ついに男の頭を掴んで片手で持ち上げれる程になった。

ピッコロ大魔王が悟空をそうやって確か持ち上げていた気がする。

ケッコンシステムはもはや誰も得しないダメシステムになっていた。そもそもがへんてこりんな“契約”ではあった。しかし人々の努力、モラル、ロマンなどで支えられていた。

例えるならスーパーマーケットで食材を買って、魚を買って、肉を買い、足りない調味料無かったかしらと、流れるようにスーパーマーケットは出来ている。そこで力を持った魚が店の前にどーんとなったらまた違う感じになる。野菜は野菜で力を失い萎れていった。なんというか魚屋になった

そして肉は力をつけてレジ横におかれるようになった

という具合にバランスが悪くなった。

有名だったチーズ達も、そもそもチーズいらなくね?と言われ消えた

そう、もうそのスーパーマーケットというシステムに限界が訪れた


ということだ

しきたりや宗教的な催し

古くから伝わってきた行事や習慣は、新人類にとっては「ん、てかこれいる?」という風に良くも悪くも変えられてしまうのだ

それは悲しい事に見えるが、受け入れなければならない気もする


20××年にケッコンシステムが崩壊するころには全く価値観が違う日本人達がそこにいる

古い人間は隅っこに追いやられる

時間が泣いているチクタクチクタク

チクタク…

チク…タク

チク



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