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ト・アペイロン

美魔女(お姉さん)の正体は...

 ところでこのお姉さん(びまじょ)はだれなのだろうか、そんな疑問が顔に出ていたのだろう。お姉さんは自己紹介をしてくれた



「ふふふ、私はアナクシマンドロス。タレスちゃんの弟子でミレトス学派の1人よ」


「弟子...」


「そうよ、アナクシマンドロスは私の弟子。私の方が年上なのよ」


「ふふふ」


 嘘だろ...聞けばタレスはお姉さんよりも14ほど年上らしい。人は見た目によらないもんだとかそういう範囲じゃ無いぞ。年齢詐欺過ぎる



「じゃあ、アナクシ...アマクシ...」


「アナクシマンドロスね。お姉さんでもいいわよ」


「お姉さんも水がアルケーだと?」


「ふふ、違うわ。私の主張しているアルケーは...”無限なるもの(ト・アペイロン)”。タレスちゃんが言うようにアルケーは水だとするなら有限な水がなぜ万物という無限なものになるのかしら。なぜ水という()()()()()()()から様々な万物を作り出すことができるのかしら。説明がつかないのよね」


「むっ」


「まあ、確かに......。正直、現代に生まれた俺からするとどっちも間違ってるけど(ボソッ)」


万物の根源(アルケー)は無限であり無規定なもの、つまり何物でもないもの(ト・アペイロン)なのよ」

具体的にアルケーが何とは言えません。無規定だから



メモ:

アナクシマンドロス(前610頃~前540頃)

アルケーは無規定なもの(アペイロン)

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