独詞
評価不要
努力は報われない。
夢は叶わない。
ココロは擦り切れた。
山よ、空よ、海よ。
泣いている僕を見てくれて。
僕の叫びを聞いてれ。
僕がどんなに叫んでも。
僕がどんなに語っても。
僕の言葉は届かない。
言葉を紡ぎ繰り出す度に僕のココロは恐怖する。
君の心を傷つけてしまっていないかと恐怖する。
きっと君は言うだろう。
約束は守られないと。
愛は適わないと。
努力をしなかった君は言うだろう。
僕は失敗しなかったと。
違う。
違うのだ。
僕はただ君に失敗してくれと言ったんじゃない。
君に挑んで欲しかったのだ。
醜くも海原をかける僕を見て挑んで欲しかったのだ。
才ある君の助けになりたかったのだ。
君は今日も佇むだろう。
僕は才がない。
諦めた表情を浮かべるのだ。
あぁ何故僕の声は届かない。
こんなにも近くにいるのに。
僕はこんなにも語っているのに。
今日も僕らは理解しあえない。