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停滞から抜け出す解決策

 本格的に王国が動いた時、症状の猛威は王国全土に渡っていた。

 しかし、その瀬戸際で食い止めることに成功し、現在は他国からの支援を受けながら原因の究明と治療に明け暮れていた。



 国民全体に無料配布する吸魔草が塗られたマスク。


 布自体は王国内だけで賄えたが、吸魔草だけは生産も採取も間に合わず、他国から支援してもらった。

 取り尽せば危機を乗り越えた後に再び危機を迎える為、多少足元を見られても取り寄せるしかないと判断された。


 精霊が作った治療も同時に行えるマスクは体力のない子供達に優先的に配っている。



 次に精霊の力が込められた食べ物。


 これはレムエルとエゼルミア精霊教皇の二人しか行えないことだ。

 だが、効果は覿面で、食べてすぐにとは言えないが、配布された料理を食べると症状が治まり、三日ほど続けて食べた者は症状が完治し、現在はマスクもせずに手伝いをしているとの報告がある。


 料理は辺境や奥地となるほど届けにくいが、幸いレムエルが軍用保存食として考案開発していた瓶詰が功を奏し、調理をした物を配ることが出来た。

 食材を配るよりも調理積みの方が均等に配りやすく、調味料や水等で量が増す為、手間暇がかかるがコストを抑えられた。



 現在はこの二つの他に内乱時に精霊の力が使われた四つの領地の品が各地へ送られている。




 しかし、国民全員がこのような危機に陥っていたとしても一致団結するのは難しく、中には自分が助かろうと暴れる者や子供から奪う者、手に入れた物を横流しする者が多く発見された。


 暴れる者は治療後牢屋へ入れるだけで良かった。

 奪った者には処罰が課せられ、精霊のマスクは形状と大きさが異なり、大人が奪っていればすぐに発見できた。

 横流しした場合は処罰の対象にするべきか悩むところで、結局のところ国民全体へ渡るのであれば多少は目を瞑らなければならなかった。


 だが、その度が過ぎれば注意では済まされない状態へ陥る。


 最たるのが独占しようとした商会や商売人、王国の名を語り偽物や高額で取引をしようとした者達だ。

 そういった者達は治療を滞らせ、症状の拡散を増長させる罪人、最悪国家転覆を狙った国家反逆罪として指名手配された。


 名を語った時点で重罪なので、国家反逆罪で無かろうと死罪が適用されたはずだ。

 さすがにこればっかりは生かしておくことが出来ず、爵位持ちでなければ魔力も乏しい為、労働させようにも国家転覆をはかった者を生かすというのは外聞も悪かった。

 レムエルには報告だけ行い、処刑される選択となった。




 その陰で実行された内乱以前から巣食っていた王国の膿の除去作業。


 国家指名手配犯であった大盗賊『鮮血の(ブラッダックス)』との交戦も起き、潜入していたマイレス率いる銀鳳騎士団と常闇餓狼が街へ侵入する前に撃退に成功した。

 事前に侵入していた者達はマイレスから情報を受け取っていたソニヤ達が打倒した。


 勝ち目がないと思える彼らがそれでも計画を決行したのは、レムエルの行いの陰で光を見れなかったからだ。


 レムエルのせいというわけではない。

 だが、レムエルが国王の座に就いたことで治安が急激に良くなり、伝手のあった領主が粛清若しくは更生し、新たな軍律により一般兵までもがその実力と行動力を上げた。

 さらに冒険者達も少量の金額で勉学と訓練を行えるようになった。

 最近の新人冒険者はその過程をなぞり、数年後の子供達は勉強もしたうえでの冒険者となり、普通の盗賊では相手にならなくなってきたのだ。


 結果、それを齎したレムエルに逆恨みし、生活苦でもある為この機に殺そうとでも考えたのだろう。

 殺せなくとも生活苦で死ぬ、ならばやってやるという意思の下だと捕虜となったものの言い分だ。


 それに盗賊なためマスクを貰いに行くことが出来ず、奪うことしかできなかったのだ。


 だが、全てを捕え切ることはこの混乱の中出来なかった。


 流石は騎士団の精鋭から逃げ遂せていた大盗賊というべきか、遠くで戦況を見守り美味しい所だけ攫おうとしていた思慮深い頭を含めた数人はマイレス達が待ち伏せていることに気付き、別口の仲間がマスクなどを盗んで帰ってきたところで撤退してしまったのだ。


 それに気づいた時は既に日が昇り始めており、見つけようにも騒ぎを大きくしない為に難しかった。




「ま、これで戦力は削れたから良いとしようかな。それよりも、マイレス達も手伝ってほしい。数人を警備に回して、残りはマスク作りね」

「分かりました。盗賊の処分が出来次第手伝わせていただきます。それと、アースワーズ殿下からこちらも上手く行ったとのことです」

「分かったって伝えておいて。処分も任せるって」


 一国の王だけでなく先代国王夫妻や王女まで狙ったのだ。

 この世界に精神が狂い情状酌量の余地があったとしても、グローランツ公爵には貴族としての力も残っておらず、ここで判断を間違えれば国民の心が離れる。

 それだけは阻止しなくてはならず、処分を預けたのだろう。






「マスクも他国からの支援でどうにかなりそうだ。あとでお礼しないといけないから、ロガンと相談しないといけないか」

「そちらは既にロガン様と行っております。レムエル様は礼状を書くだけと伺っております」


 一段落ついたところで、レムエルの呟きに傍で控えていたレッラが答えた。


 ここを蔑ろにしては折角できた繋がりが切れてしまう可能性もある。

 大国である王国だからこそ誠意を見せるのも大切なのだ。

 力で支配している帝国と真逆と言える。


「精霊教のエゼルミアには苦労を掛けただろうから、僕が直接お礼をするよ」

「今の所精霊の力でしか治せないですから、今の結果を見るだけでもその方が宜しいでしょう。一度総本山に顔を出す方が宜しいと思いますので、都合がつき次第連絡を送りましょう」


 精霊教と繋がりが強くなることは良い事だが、強くなり過ぎるのはいらぬ確執を生んでしまう。

 勿論手伝ってくれている創神教にもお礼をするつもりだ。

 そこを蔑ろにしては後に困ったことになりかねず、嫌っていてもお礼をするから頭が上がらない状態でいられるのだ。


 まあ、知らぬ存ぜぬの勝手にやったことだと、悪びれた様子もなく面の皮が厚い事が出来る者もいるだろうが。


「その時は私も付いていくわ。お母様、私がもう一度その時見定めてきます」


 そんなひと時の会話をしていると、盗み聞いたメロディーネが確定事項の如く首を突っ込んできた。


「ええ、行って来なさい。そして、候補に相応しいのか見定めなさい」

「はい、お母様!」

「護衛はソニヤちゃんとレッラちゃん、コトネちゃん達も入れて、黒凛全員でいかせましょう」

「良いと思いますが、レムエルがそのような趣味に見えませんか? 私としては構わないと思いますけど、レムエルに英雄色を好むのは合わない気がします」

「確かにそうね。なら、王族栄光騎士(ロイヤルグロリアガード)を連れて行けばいいでしょう。黒凛は遠征にもなっていいと思うわ」


 レムエルが疑問符を浮かべている間にとんとん拍子で進み、ジュリア王妃の名の下に本当に決定してしまった。


「まだ、あちらの伺いも立ててないんだけど……。まあ、姉上達が付いて来てくれるのなら心強いかな」

「レムエルよ、それでいいのか……」


 自分の婚約候補相手が勝手に決まっていくことに気付かず微笑んでいるレムエルに、少し心配げなアブラム先代国王は同情する声を掛ける。

 そう思いつつも二人が挙げている相手の器量は誰もが良く、否定するような人物ではなかった。


 ソニヤはレムエルと大差なく、ウィンディアとエゼルミアは長寿の種族だ。

 ソニヤ以外の二人は多少問題があるのだが、その辺りはどうにでもなりそうだと考えていた。


「レムエル様は私が生涯付いています。人数が多くなろうとも、私が細かく予定を詰めておきましょう」

「ん? なんかありがとう」

「いやいや、お前とレッラが考えていることは違うと思うのだが……。ま、まあ、お前のことだから情事も上手く行くだろう」


 都合の良い事にアブラム先代国王の言葉は風に攫われレムエルの耳に届かなかった。

 というより、余計な首を突っ込むと女性組から邪魔をしたと針の筵になりそうで大きな声を出せなかっただけだ。


 ただ、同じ男として羨ましくも、女性達の罠にはまっていく恐怖を眼にして同情心が湧いていた。


 アブラム先代国王の言う通り、レムエルを尻に敷くようなことは何故かできない気もするが。




「ごほん。レムエル、カロン達からの返事は届いたのか?」


 話題が変な方向へ飛んでしまったため、それを修正しようとアブラム先代国王は重要事項について振った。


「こちらに」


 レムエルは忘れていたといった表情を作り、机の上を触ろうとしてレッラから返事が書かれた手紙を受け取った。


「えっと、カロンからは病気じゃなくて魔力過多症に近い未知の症状で、その治療法が有効ならその文献を当たること。ファウス達からは早期発見治療の労いとマスクや料理についての感想みたいな感じだね」


 レムエルは手紙から顔を上げ、概要のみを口にした。


 魔法に詳しいカロンには症状の説明から対処法等を教え、ファウス達には情報収集と治療法等を聞いていた。

 マギノア魔法大国とメディフォム公国へ行っている三人。

 何か情報があるかもしれないという思いもあった。


「じゃあ、今まで通りで良いってこと?」


 メロディーネが要約して言ったが、レムエルは首を横に振った。


「三人とも直に見たわけじゃないから情報が少ないんだ。聞いただけだとこれぐらいしかできないってこと。精霊の力で治るのなら、多少無理をしても拡散しきる前にどうにかするのが先だというのも意見が一致してる」

「だが、国全体に力を使うことはできるのか? 言いたくはないがお前が命を削るようなことはしてほしくない。いくら強大とは言え、度を過ぎればそれなりのリスクを背負うのだろう?」


 アブラム先代国王の言う通りだ。

 精霊の力にも領分という物がある。

 一度に使える魔力の量に限界がある様に、精霊が使える力にも限界がある。


 数千人を収容できる城塞をものの数分で作り上げることは普通に出来るが、国全体で見ると数百分の一以下の可能性がある。

 戸籍もあやふやで村の位置や人の位置すらもわからない世界だ。

 取捨選択しようにも認知していない村があればそこからまた広がってしまう。


 そうならない為にも国全体に精霊の力を施す必要があった。


「方法としてはいくつかあるわ。一つはレムエルが行使できる最大の効果範囲を導き出して移動しながら行う方法。これが一番無難ね。今は時間稼ぎも出来ているし」

「うむ。馬車も最新式がある。どうにかできる可能性も高いだろう」


 このような事態に慣れている年長者、ジュリア王妃とアブラム先代国王が解決策をひねり出す。


「次に一定の主要都市や街で精霊の力を行使し、村等には精霊の力が籠った物を食べさせる方法」

「でも、さっきのと違って漏らしがあるかもしれないわ」

「その街で暴動が起きるやもしれん。落ち着いた国の体制にも影響が出る可能性が高い」


 リスクが伴うのは仕方がないが、変なリスクを負うと隣がちょっかいを出すだろう。

 それだけは阻止せねばならない事案だ。


「最後に、レムエルが使える方法を考えることよ。これが一番リスクが少なくて、国全体に施せる可能性が高いわ。ただ、思い付かなければならない、という肝心な部分があるけど」

「お母様、どういう意味ですか?」


 即ち、力の行使の仕方を考えるということだ。


「精霊が空気や水なら人と必ず接触するわ。それを通じて間接的に治すとかね」

「そうして、レムエルに対する負担を減らす。あと先日の様に一気に治さず、今行っているよう日に三度少しだけ治療を行うことでさらに負担を減らせるだろう」

「でも、そんなことできるの? 一番広く行使した時は王都だったわよね? それでも国のほんの一部なのよ?」


 メロディーネが疑問を口にするのは当然だろう。

 これがまだ小国なら問題なかったかもしれないが、チェルエム王国は世界で上位に位置する大国だ。

 レムエル一人で王都全体に力を行使しただけでも驚嘆に値した。


「う~ん……確かにそれだったら負担は減ると思う。でも、結局僕一人でやることには変わらないからね。無理に行っても死にはしないだろうけど、無事ではすまないはず」

「それはダメよ! 絶対に無茶しちゃダメだわ! 他の方法を考えましょう!」

「ありがとう、姉上」


 ツンデレの様に当然のことよ、と顔を赤くしてそっぽを向いたメロディーネ。

 レムエルの眩しい笑顔に耐えられなかっただけだ。




 この二人のやり取りを見れて心が少し軽くなった面々。

 ほっこりと笑みを浮かべ、詰めていた息を吐き、視野を広げるつもりで温くなった紅茶を一口含んだ。


 それでも完治の目途が立ったわけではなく、症状の原因を根絶させなければ新たな世代はその症状に罹ってしまうかもしれない。

 精霊の力が妊婦や赤ちゃんに効果が出るのか分からないのだ。


 生まれる前に症状に罹ってしまうと対処の使用が無い。


 症状も空気感染だとはわかったが、それ以外は分かっていない。

 血液を侵食や汚染するのか、それとも魔力自体に影響を及ぼすのか、爆弾やスライムのように爆発や増殖するのか、吸った物が溜まるのか等だ。


 そこも気付ければ分かるのだろうが、この世界の技術ではそこまで知恵が回らない。

 このようなことになるとわかっていれば、レムエルが何か突拍子もないことを考えていたかもしれない。

 だが、レムエルは全知全能の神ではない。

 何もかも事前に対処など出来ないのだ。


「やはりリスクを背負わず治療を行うか……。多少のリスク、一番深刻な南部を先に、西部と東部、中央ときて最後に北部を治療する。これでさらに負担が減らせるだろう」

「そうね。その間に悪化した人に料理を食べさせたりする。レムエルが行えずともエゼルミア教皇様が支援してくれているものね」


 その方法しかないのか、二人は出来る限り負担を取り去り、犠牲が出ようとも最速の方法で治療を行おうと提案した。

 それにはレムエルの力が必要で、誰もが渋い顔で頷くしかなかった。


 レムエルの負担や命を考えるのは当然だ。

 それは親や王族だからではない。

 勿論それが一番強いが、今の王国はレムエルで成り立っている。

 レムエルがいなくなれば王国は瞬く間に以前のような状態へ戻るだろう。


 レムエルの姿や姿勢、発言や行動、精霊という武力によって成り立っているのだ。

 国民もレムエルが最大限の力を行使して治せば、暴動など起きないと思えた。



 だが、それに賛成できないのが弟だけに苦労させたくないと強く思う、歳も近い姉のメロディーネだ。


「私も負担を背負えたらもっと楽になると思うの……。一人で百なら、二人で五十でしょ? もっともっと増えれば一になるわ」

「ははは、そんな単純なものじゃないけど、皆が手伝えたら負担は目に見えて減るね。でも、難しいと思うよ」


 歳が近いから故に思うのだろう。

 今まで何かを開発したり、作ったり、考えたりと初めて一緒に何かをできる弟が出来たのだ。

 メロディーネは言い得ない不安が胸をきつく締めあげ、もしここでレムエルに何かあれば……と考え決断できないでいた。


 彼女一人が反対してもレムエルは決行する。

 レムエルが優しいことを理解しているからこそ余計に最後まで力を出し切るのではないかと思えてやれないのだった。


「せめて、この症状の様に精霊の力も感染できればいいのに……」

「ふふふ、それなら簡単に治療できるわね。でも、精霊と魔力は違うわ」

「メリーがレムエル一人に負担をかけさせたくないのは儂達も同じだ。国の腐敗を正すために負担をかけたにもかかわらず、儂は父親としても情けない」


 悔やんでも悔やみきれない、持って生まれた者はその責務を背負う。

 それが力であれ、運命であれ、偶然手に入れた物でもあれ、どのような力を得たとしても相応の責務が出てくるのだ。

 王族ともなれば尚更。


 上に立つ者として国民を守ると決めたレムエルに、ここで見殺しにするという選択は取れなかった。

 それをしてしまえば今の自分を殺すことになる。

 どこかの武将の様に第六天魔王になるわけではないだろうが、レムエルが変わってしまう可能性は十分にある。


 それを止められる者も少ないだろう。



 だが、その可能性は無くなったようだ。


「何か名案を思い付かれたようですね、レムエル様」

『レムエル、何かいい案を思い付いたのか!』


 メロディーネが発言した時、まるで天啓を得たかのように加速世界へ突入し思考を巡らせ始めたレムエル。

 それにいち早く気づいたレッラは安堵を覚え、何度も頷き始めた頃を見計らって声を掛けた。


「お、落ち着いて。まだはっきりと考えたわけじゃないけど、これなら上手く行くはず、と言う案だよ。実験が必要だね」

『どんな方法なの!?』


 解決方法が思い浮かんだというレムエルに齧り付く面々。

 レムエルは三人を落ち着かせながら考えを纏め、レッラに紙とペンを準備させてその思い付いた方法を忘れないよう書き出していく。


 この場にいる面々はそれを読んでいくうちに理解し始め、やっとレムエルが思い付いたという方法が何なのか気付いた。


「確かにそれならレムエルの負担が減るわ! 私も頑張って手伝うわよ!」

「良く思い付いたわね。行き当たりばったりのわりには良く出来ているわ」

「姉上のおかげだよ。僕だけの力じゃなく皆で行い、これと同じように拡散させる」

「すぐに指示を出すんだ。アースワーズとギルドだぞ」

「やはりレムエル様ですね。レムエル様なら出来ると思っていました」


 それぞれの称賛を聞き、レムエルは恥ずかしそうに頬を掻いた。


「よし! 皆、これをすぐに敷詰めて早速行動に移ろう」

『ええ(うむ)!』






「あ、そうだ。レラ」


 部屋を出ていく前にレムエルはレッラを呼び止めた。


「何でしょう」

「ソニヤとマイレスを呼んで来てくれる? ちょっと行って来てもらいたい場所があるんだ」

「分かりました。すぐにお呼びいたします」


 こうしてレムエル達は思い付いた解決策を実行するためにアースワーズとギルドに通信の魔道具を繋げ、緊急会議が開かれた。

 その解決策は満場一致で可決され、翌日には各領地に伝令が駆巡り、数日後に完治計画が実行された。


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