表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/76

新魔法の影響

「では、創神教とは一段落ついたということですね」


 チェルエム王国派遣文官の報告に、商業ギルド総ギルドマスターカイゼルが喜色ばんだ笑みを浮かべると、集っているギルドマスター達全員が嬉しそうに頷く。


 創神教とあれから話し合いを何度と行い、凡そ一か月かけて今回の顛末に終止符を打った。


「創神教はこれで国内で大きな顔が出来なくなったってことか。冒険者の治療にも膨大な金が取られてたしよ。アンデットの討伐なんかで聖職者を雇った日にゃあ役に立たねえくせに金貨数十枚だからな」


 ゾディックは酒に酔ったかのように歓喜が爆発し、今までの鬱憤を口にするが治療ギルドの総ギルドマスター『スピナ・アッシュ』はそれを聞いて申し訳なさそうになる。


「治療ギルドが役に立てず申し訳ありません」

「あ、すまん! 別に治療ギルドに文句があるわけではない。怪我には対処してもらっているからな。ただ、呪いや状態異常となるときついところがある。治療ギルドには俺の若い頃からお世話になっているから、別に含むところはないぞ」


 ゾディックは口走った言葉を撤回できず、珍しく慌てて取り繕う。

 スピナは優しく笑い、他のギルドマスター達も苦笑気味になる。


 治療ギルドは冒険者ギルドだけでなくほとんどのギルドの治療を受け持っている。

 職人が火傷や指を切れば治療し、病気の子供達を低額で診療し、老人のお世話もしているギルドだ。

 このギルドもいろいろとあったのだが、現在はスピナを中心に治療を行っている。


 治療ギルドの本部は医療と情報の国メディフォム公国にある。

 治療と名乗っているがどちらかというと医療や医学の側面が強い、魔法を用いながら薬等で対応する方法が取られている。


「ゾディックさんの言う通り治療ギルドは規模がそれほど大きくありません。回復魔法さえ使えればどうにかなりますし、低額でもそれなりにかかりますから」


 これでも日々値段が抑えられないか研究されている。

 今は国を立て直すので精一杯でレムエル達はそこまで手が回らず、国庫は創神教から損害賠償を貰うことで一時的に潤う予定だが、食材事情や国民の健康までは治しようがない。


 レムエルは頻繁に手紙を出しているだろうが、それでも医療等の発見が一瞬で変わるわけがない。

 レムエルが切っ掛けを言うことはあるかもしれないが、劇的な発展にはつながらないだろう。


「まあ、仕方ないじゃろう。今はどこも辛い。魔法ギルドも例の件で本国の本部から文句を言われておるし」

「国が出てきたのか?」


 魔法ギルド総ギルドマスターマーリンの言葉に、鍛冶ギルド総ギルドマスタードドムンドが驚いたように訊ねた。


「ああ、そうじゃ。前にも言ったが年を取った魔法使いは頭が固い。儂もそうじゃったが、新魔法の確立というのはなかなか受理されんのじゃ」

「そりゃあ何でだ? 歌魔法ってのはかなり凄いらしいじゃねえか」


 歌魔法に関しては既に精霊教に伝えられ、賛美歌が一日昼間に歌われることになっている。

 これは歌魔法の練習と研究、同時に国民の疲れを癒し早期復興促進、フラング国とレムエルの存在を強くするためだ。

 精霊教は信者が増え、フラング国以外とも結びつきが強くなり、伝手が増える。

 チェルエム王国は言わずもがな。


「マギノア魔法大国は現在一つの問題を抱えておる」

「継承問題だな」


 ゾディックが間髪入れずに答える。

 他のギルドマスターも同様に頷いている。


「継承問題といっても国王の継承ではないぞ。魔法大国が掲げる魔法の継承、分かり易く言うと国が掲げる研究課題の様な物じゃな」


 以前説明したと思うが、マギノア魔法大国は魔法が第一に考えられ、その強さや知識量によって地位が決まる。

 王族も固有魔法を持ち、高い地位にいる者のほとんどが強い為、帝国と武力で争えるほどだ。ただ、不可侵を掲げ、戦争には興味の無い研究者達が多くいる為、国民柄も合わさり戦争を自ら起こしたことはない。


 マーリンが言うのは国が一致団結して研究することになる題材のことだ。

 今までは古代魔法の研究や王族の固有魔法の研究、属性魔法の昇華や魔道具研究などが行われていた。


 だが、ここ最近研究が滞り、自らの地位に胡坐をかく様な者達が多く出始めた。

 魔力が多い者から生まれた子供は総じて魔力量が多く、幼い頃から両親の魔法研究などに携わっているため、その地位を手放さないように動く。

 貴族として生まれた者がその地位に固執するのと同じことだ。


 それによりマギノア魔法大国は進歩しなくなり、地位に固執する者達が新たな発見を握り潰し、成果を奪い、出てくるのは発見と呼んでいいのか分からない魔法ばかり。


 これによりここ三百年程停滞し、どうにか技術の秘匿によって魔法随一という地位を守っているが、クレマン教授が掲げている新魔法の研究はそれに反発する魔法使い達にとって脅威なのだ。


「魔法大国にも派閥という物があっての、分けると何百年といるクレマン教授を第一人者とした大学側である革新派と、地位に固執するこっちで言う貴族の様な停滞派じゃな」


 確信を求めないのは停滞派だが、内容は地位の固執にある為どうなのだろうか。


「そこにレムエル様がご考案された歌魔法という今までにない魔法が出ると一気に勢力が傾き、同時にマギノアの基盤も揺るがしかねないということですね」


 カイゼルは髭を撫でながら、難しい顔になる。


「何が悪いんだ? 勢力は崩れるかもしれんが、発展するだろうに」


 ドドムンドは考えることが嫌いなため、普通にその魔法で喜ぶ人がいるのだからいいだろう程度にしか思わない。

 鍛冶ギルド自体こういった者が多いため普通の考え方なのだろう。

 恐らく事務の人間は四苦八苦しているはずだ。


「それが出来ないのですよ。分かり易く言うと、ドドムンドさんの店がここにあるとしてとても繁盛しています。歴史に沿った由緒正しき剣、これが売れ筋とします」

「うむ」

「ですが、ある日店の前に新開発された魔法が放てる剣を売る店が建てられました。その剣は価格も抑えられ、強度も由緒正しき剣と遜色有りません。もうお分かりでしょうが――」

「ああ、このままでは儂の店は潰れるな。だが、それは世の連れであり、儂ならその剣を作るだろうし、剣の強度等を上げるだろう」


 ドドムンドの答えにカイゼルは苦笑する。

 鍛冶師程度ならそれでよく、店の前にライバル店を築くのはマナー違反なため訴えられても仕方はない。


 それに魔法が放てても剣士はあまり買わないだろう。

 物珍しさで買うかもしれないが、結局剣士は剣で敵を切りつけることが仕事で、魔法を使っている余裕があるか問題だ。

 そもそも由緒正しき剣と同等の威力があり、魔法も使える剣が同じ価格というのもおかしい。


「ドドムンドさん一個人ならばそれで済むでしょうし、槍を売ればいいのです。ですが、これは国の威厳や威信が関わっています。王族がどのように考えているのか分かりませんが、停滞派の人間は地位に固執し、自分の脅威となるもの全てを潰す。革新派はめげずに新魔法を次々と輩出する」

「その結果が今の停滞があるんじゃ。じゃが、もし新魔法がチェルエム王国で確立してしまうとマギノア魔法大国の魔法随一という名に傷がつき、革新派の影響が高くなる。そして、革新派は今までの鬱憤が爆発し、国が掲げる目標(マニフェスト)も革新派よりになる」


 結局のところこの魔法を世に出したくないということだ。

 マギノア魔法大国に知られたのは国と協力することを言わなければならなかったからだろう。

 だからと言って魔法ギルドがレムエルや王国に指示等できるわけが無く、チェルエム王国は無視して歌魔法を作り上げるだろう。


 そして、これを無理矢理止めようにも革新派はレムエルにくっ付く様になり、最悪離反してチェルエム王国に入る者が続出し、結果マギノア魔法大国は停滞から衰退へ変わり、魔法随一も降ろさなければならなくなる。


 だから本部は国へ相談し、これを止める様にギルドへ言ってきたのだ。

 それでも呆れるほどあほなやり方だが。


 不可侵だからこそチェルエム王国が主体で行う魔法研究に何か言うこと等できるはずもない。

 それで悪影響が出ればそうだろうが、今のところ逆に好影響しか出ていない。


「かぁー……よくわかんね。まあ、俺達鍛冶師でも鍛冶の方法等は弟子にしか伝授しないからわかる。分かるが、新しい技術を得ようとしない神経が理解できん。もしかしたら合わせていい技術になるかもしれねえのに」


 ドドムンドは馬鹿なんじゃないか、と盛大に罵る。

 本人は罵っていないのだろうが、見た目からそう言っているように見える。


「ふぉっふぉ、仕方ないのじゃよ。鍛冶と魔法はまた違うからのぅ。魔法は特に周囲への影響が大きく出る。それが新技術の新魔法ともなればなおさらじゃ」


 声の魔法や音の魔法というもの自体存在していなかった。

 それが世に出れば国を越え、世界を揺るがしかねないということだ。


「さて、次の議題ですが――」






 ギルド定例会議で話し合われたことはレムエル達へ報告される。

 ギルドの中枢にかかわることはあの場では離されない為、あの会議はあくまでもギルド同士の連携と国と国民を繁栄させていくための雑談の様な物だ。


 一ギルドでは対応できない飢饉や魔物繁殖等の情報を国より早くキャッチした場合、この会議で報告し早めの調査と準備ができる。

 それが杞憂だったとしても何時か繁殖が起きる。

 その予行訓練にもなるということだ。


「マギノア魔法大国のことはこちらでも把握していましたが、再度調べてみますと魔法使い貴族は停滞派、研究者は革新派のようです。王族は中立ですが、停滞派に近いかもしれません」


 ロガンが派遣文官から齎された情報を纏め、レムエルや現魔法師団達を交えて話し合う。

 魔法使いならばマギノア魔法大国とある程度やり取りする可能性があるからだ。

 学校に通っていたという者もいる。


「そっちも面倒臭そうだね。言い方は悪いけど、年を取って頭が固くなっちゃうのかな?」


 レムエルが顔を顰めてそういうと、全員が苦笑いを浮かべ、確かに言い方が悪いとツッコむ。

 ただ、年を取ると保守的な考えになると有名で、停滞派の気持ちも痛いほどわかる。


「だからと言って、それで国の発展や分裂を起こしていいものではない」


 魔法師団団長『リアムズ・マクスウェル』は腕を組んで言い放つ。


 リアムズはこの争いで前団長が責任を取って辞めさせられ、その後釜となった人物だ。

 人族の彼は元副団長のカロンより実力は劣るが魔法のコントロールや微細さにかけては群を抜き、カロンは妖精族というのもあり団長には就けなかった。

 元々カロンが団長の地位を固辞したのもあるが。


「それに今研究している魔法はわが国独自の物。魔法ギルドと連携していますが、魔法ギルドとマギノア魔法大国は別物です」

「その発表に関して首を突っ込むのは(いささ)か問題ではないでしょうか? その魔法が危険ならまだしも、まだその研究段階で、ですよ?」

「それに考案されたのはレムエル陛下。この国の最高権力者、マギノアでも上から指示することはできない。下手したら戦争に発展する」

「しかも陛下は魔法ギルドへ登録していませんからね」


 現副団長『ジャック・ベンノベン』達に口々に戦争と言われギョッとするレムエル。

 そんな些細なことで、そうレムエルは思うが、それほどまでに権力に固執しているのだと最近知ったばかりだ。


「戦争は嫌だなぁ。勝てるとか負けるとかじゃなくて、仲良くしたいよ」


 頭が痛そうに思いを吐露する。


「今の国力では戦えません。我が師団がどれだけ戦力低下していることか」

「元副団長カロンさんの殲滅魔法がどれだけ師団を支えていたのか分かります。まずは全員が適性魔法の初球をマスターしてもらわねば」


 騎士団もそうだが、魔法師団でも人材と戦力に問題が発生しているようだ。


「魔法かぁ……。僕はそれほど苦労しなかったよ。魔法は基本的に想像力と魔力との結びつきだからね」


 それだけではないと心の中で感慨深そうに頷くレムエルだが、その発現がまた突拍子もなかったようだ。

 聞き捨てられなかったリアムズが問う。


「どういうことですか? 魔法は規定量の魔力と詠唱があれば魔法は発現します。適性があればなおさらではないのでしょうか?」

「え? あ、ああ、そういうことか」


 レムエルは一瞬何を言われたか分かっていない反応を示したが、すぐに自分が言ったこととリアムズ達の齟齬に気付き、間違ったこと言ったのかという不安が消えた。


「それは魔法の発生方法でしょ? 僕が言ったのは使い方? う~ん、違うか。……根本的な、根源の様な……そう、魔法が魔法である使い方だね」


 レムエルは頭をこっちに捻りあっちに捻りながら、指を立てて答えた。

 だが、結局その答えは皆には理解できず、首を傾げられてしまった。


「もう少し我々に分かり易く教えてください。取っ掛かりがあれば分かると思うのですが……」

「おい、失礼だぞ!」


 そう注意する同僚だが、レムエルはそれを片手で制し、少しな目を瞑って悩んだ後両手を突き出し魔法を使う。

 選んだ魔法は水魔法だ。


「皆が言ったのは詠唱という魔法を使うための補助のこと」

「補助? 詠唱は魔法を発動させる呪文ではないのでしょうか?」

「確か『水球(ウォーターボール)』は『全ての源よ、清き水よ、我が手に集え』的な感じだったと思うんだけど……」


 レムエルは日頃詠唱など使わない為、段々合っているのか分からずしどろもどろになっていく。


「多少違いますが、詠唱自体は『魔力を導く』、『属性を刻む』、『混ぜ合い発現する』の三つで成り立ちます。まあ、魔法の難易度が上がればまだ増えますが、基本三つです」

「そ、良かった」


 リアムズにそう言われてほっと息を吐く。

 周りの者も何だかレムエルをイジメているような錯覚を覚え、何故かほっと息を吐く。

 ロガンはそれを見て苦笑する。


 もう片方の手に無詠唱で水の球を作り出す。

 簡単そうにやっているが、作り出して上空で止めるというのも結構難しい物だ。


「でも、詠唱短縮、詠唱破棄、無詠唱があるでしょ? それはどうなの?」

「それは熟練度や適性によると言われています」


 魔法を習い始めるのは物事を深く考えられるようになる五歳以上だ。

 それより前に魔法適性や魔力量は道具を使って測るが、魔法を使わせないように大人が目を光らせている。

 暴発させては危険だからだ。


 初めて使う者の中にいきなり無詠唱で放てる者は天才と言われ、その属性に高い適性を持っている統計が出ている。

 だから、適性が高いほど魔法との結びつきが強いのは確かなのだろう。


「でも、それと詠唱はそこまで関係ないと思うよ」

「なぜ、そう思われるので?」

「それは……う~ん、僕は、なんだけど、詠唱は歌とかリズムだと思ってるんだよ。別に歌ってるわけじゃないけどね」


 分かり易く言うと刻む、魔力をコントロールする、タイミングを取る等だろう。


「なるほど……なんとなくわかります」

「そうだとすると詠唱しないっていうのはリズムを覚えたってことになって、熟練者は覚えたから無詠唱で使えるようになる。身体が覚えるってやつだね」

「では、子供がいきなり使えるのはどうなのでしょう?」

「そっちはねぇ……適性っていうのはそのリズムの幅の広さだと思う。適性が高いから幅が広いのなら、多少リズムが崩れてもその幅が普通の人よりも大きいから許容内に収まる。逆に苦手だから幅に収まらず失敗する。……ってのはどうかな?」


 まるで今考えたかのように言うレムエル。

 だが、その考えは筋が通っている。


「今やってる歌魔法だとさ、楽器の音や歌い手の上手さ、そして一体感が高いほど効果が良いというのも出てる。それってつまり、リズムに乗れてるから効果が強くなるってことでしょ? 音痴が歌ったらきっと歌魔法は失敗するね」


 再び苦笑が零れるが、今度は全員が魔法はリズムによって刻まれ発現するということに一考する。


「まあ、その辺りは皆に任せるよ。リズムって言っても歌のリズムとは違うからね。誰かが棒でも叩いて感覚を覚えた方が楽かもしれないね」

「それならうまく出来そうだ。ただ、リズムに気付かなければならないか……」


 リアムズは唸るように眉間に皺を作り腕を組む。


「それと想像力だけど、形だけを思うんじゃなくて、これはこんな感じでこうなる、という一連で想像した方が良いだろうね。慣れが必要だろうけど頑張ってみてよ」

「レムエル陛下の考案、このリアムズ以下魔法師団が責任を持って研究させていただきます。確認でき次第報告します」

「あ、うん、そんなに急がなくていいよ。なんか、これが発覚したらまた面倒なことになりそうだし」


 その言葉に皆ハッとし、主旨がすり替わっていたことに気付く。

 同時にレムエルが言うとおりこれが発覚したら確実にマギノア魔法大国との仲が悪くなるだろう。


 チェルエム王国としては発展のために行っているのだが、マギノア魔法大国の慎重派からすると目障りだろう。


「頭の痛くなる問題です。あちらが不可侵なのが幸いでしょう」

「そうだな。革新派もいるから、これを機に流れて来るだろう。しかも他国が発見したことに首を突っ込むというのは恰好の餌だ。必ず革新派がどうにかする」

「では、このまま進めていきましょう。勿論この情報はこの場限りとし、研究自体は口止めした新人を使うということで」

「皆していると言っておけば大丈夫。全属性を含む十五人前後の小隊で試せばいい。そうしたら気を付けるのは合同の場と休憩中だけになる」


 属性によってリズムが異なるか、消費魔力量、誰でも使えるか、適性は他にも影響していないか、その辺りも調べていく。

 失敗しても恐らく使えるだろうということで話は進む。




「じゃあ、僕の方からカロンに報告しておくよ。カロンは革新派のクレマン教授の弟子みたいだからね。丁度いいと思うよ」


 レムエルが最後に纏め、皆が頷く。


「では、私の方からも調べ上げたことと横槍についての詳細を纏めた手紙を記しましょう」

「うん、それでいいと思うよ」


 こうして、マギノア魔法大国との関係も決まり、案件が一つ片付いたことになる。


 次は研究所へと顔を出し、歌魔法の結果と指輪について話し合うこととなった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ