表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オレだけ、現代知識で異世界攻略してる件  作者: 双鶴


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/12

6話

1. 商会の売上、伸び悩みすぎ問題


「最近、売上が落ちておりまして……」


王都最大の商会“グラン・トレード”の会頭が言った。

俺は、軍と魔術師ギルドでの実績を買われ、経営顧問として招かれた。


「商品は良い。流通もある。なのに売れない。

それ、マーケティングが機能してない証拠です」


「……まーけてぃんぐ?」


「はい。異世界にはない概念です。

でも、売るためには、まず“誰に・何を・どうやって”を整理する必要があります」


---


2. STP分析で市場を分割してみた件


俺は、商会の商品群を以下のように分類した。


• 高級品(貴族向け)

• 実用品(庶民向け)

• 魔道具(冒険者向け)



「まず、Segmentation(市場分割)を行います。

次に、Targeting(狙う層)を決めて、

最後に、Positioning(どう見せるか)を設計する」


「……それ、魔法か?」


「違います。マーケティングです。

でも、魔法より売れます」


---


3. 価格戦略と心理誘導


「高級品は、値下げしてはいけません。

むしろ、価格を上げて“希少価値”を演出します」


「庶民向け商品は、“セット割”でまとめ買いを誘導。

“今だけ”という限定感を出せば、購買率が2倍になります」


「魔道具は、性能より“物語”を売る。

“かつて英雄が使った”というコピーを添えるだけで、売上が跳ねます」


商人たちは、俺の“言葉だけの魔法”に震えていた。


---


4. 俺TUEEE、経済界にも浸透


翌月、グラン・トレードの売上は前年比240%増。

王都の商人ギルドは、俺を“経済顧問”として正式に迎えた。


「魔法も剣も使わず、売上だけで世界を動かした男」

そう呼ばれ始めた俺は、異世界の経済構造に食い込んだ。


——マーケティングは、金より強かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ