旦那様、そろそろ離縁のご準備を 〜契約結婚三年目、満了日を目前にして旦那様の様子がどこか変です〜
ある春の日の午後、ソフィアは笑顔で夫に告げた。
「旦那様、そろそろ離縁の準備をいたしませんと」
というのも、ソフィアと夫のレイモンドは契約結婚の仮面夫婦。しかも三年という期限付きで、その契約満了日が迫っていたからである。
そのためソフィアは当然のように離縁を申し出たのだが、どうも夫の様子がおかしい。
「ソフィア……そのことなんだが」
「? 何か問題でも?」
「契約を、延長してくれないか?」
予定通り離縁を望むソフィアと、彼女を愛してしまったが故に婚姻継続したいレイモンド。
果たしてふたりの行き着く先は――?
第1章 離縁の申し出
旦那様、そろそろ離縁のご準備を
2025/08/04 15:41
(改)
この先も、彼女の隣に立つために
2025/08/05 22:21
(改)
これが、"契約妻"の言うことか?
2025/08/06 19:45
(改)
第2章 演技と誤解と延長提案
“いい夫婦を演じる必要はない”ということなのかしら
2025/08/07 14:20
(改)
“契約婚”なんだ。俺と、彼女は
2025/08/08 15:33
(改)
今夜、君の部屋に行く
2025/08/09 13:12
(改)
俺に、彼女を愛する資格などない
2025/08/10 21:11
(改)
君と、一分一秒でも長く過ごしたいんだ
2025/08/11 15:14
(改)
第3章 レイモンドとソフィアの攻防
あとひと月半……前途多難だわ
2025/08/12 13:34
(改)
この国に残るつもりはないのよ
2025/08/14 10:02
(改)
これぐらいしなければ、彼女は俺を意識しない
2025/08/16 08:32
(改)
ふたりで、どこか出掛けよう
2025/08/17 19:13
(改)
二日後の、外出先のことなのですが
2025/08/21 11:44
(改)
彼女の驚く顔が、今から楽しみだ
2025/08/23 14:42
(改)
第4章 帝国からの来訪者
君の喜ぶ顔が見たいからに決まっているだろう
2025/08/27 19:38
(改)
わたしはまだ、旦那様のことを何も知らないのかも
2025/08/30 10:22
(改)
あなたなら応援してくれるでしょう?
2025/09/02 15:47
(改)