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触らぬ神に祟りなし

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

怖くないホラーです。

やぁこんにちは、私は店の店主だよ。本当は関わらない方が良いと思ったのだけど、あんまりにも熱心にそれを見ているから興味があるのかと。

え、ない? 偶目に入って眺めてしまっただけ? ふぅん。まぁそれでも構わないよ。僕はこの子達と人の縁を繋ぐ為に此処にいる。君に興味がないなら無理に売りつける様な真似はしないよ。

でもま、本当に欠片も興味がないなら、この場所から早々退出した方が良い。君だって、明らかに柄の悪い人に絡まれたくはないだろう?

この子達はね、他の物よりも感情が大きいんだ。だから、生半端な気持ちで此方側に踏み込まない方が良い。触らぬ神に祟りなし、なんて言葉がある様に、何もされたくないなら、延々と無関心を貫いた方が良い。興味はあっても下手に肩入れせず、淡々と処理出来る人間が、こうした収集家に向いている。

なんでって……初めに言っただろう? 感情が大きいからさ。少しでも自分に興味を持ってくれると、愛してくれると思ったら、ついついちょっかいを掛けたくなる。君が望んだもの以上のものを持って、接したくなる。その逆も然り。僅かばかりの嫌悪感を向けられても、何かしら迎撃をしたくなるのさ。だから人間達よりも厄介だよ。この子達は。理性で感情を押え付ける真似はしないから、ただ思うがままに振る舞うから。

そう言われても――君は此処から出ようとは思わないんだね。自分の意思でこの場所に立っている。

話の途中で逃げだすのは良くないから……って、関係ないよ。この場所では本当に些細な事さ。今まで声を掛けて、この話を聞いて、逃げ出さなかった奴は一人として居ないのだから。

君、こちら側の人間だね? 魑魅魍魎を愛していながらも、決して感情移入をしない。でも滲み出た愛情にこの子達は反応して、落ち着きなく君に興味を持っている。

という訳でどうだろう? 何かしら持って見るのは? おや、要らない? 荷が重い? へぇ、君なら上手くやってけそうなのに、残念だな。


あぁ、あの子勝手に此処を飛び出して、あの子の元へ行ったのか。相当気に入ってしまったのだね。こうなればきっと、この世界に適応するしかないよ。

あぁ、お客様だ。いや、従業員をお客様扱いするのは、変わった話だね?

「これ置いたの貴方でしょう? この間の最もらしい理由をつけて、玄関に置き捨てたのでしょう? 返しに来ました」

琴線の鋭い方も、神様も、事情ありきの品々も、接し方の基本は変わりません。


愛情を、不興を向けられたくなければ、関わらず、素通りするに限ります。

好意も悪意も敵意も、どう転ぶか分からないんです。

なんの気なしに行った言動が、地雷ぶち抜くなんてざらです。

どうにも出来ないのならば、最初からその境界に立たない事です。


というのを動画を見て思いました。

普通にいわく付きの品を素手で触るんですよ。

で、淡々と話すんですよ。

コレはこーで、コレはこーで。って。

それくらいの淡々とした対応だから、向こう側も下手に感情移入しないのだろうなと。



此処から先、多分『炎上』しそうなので、

『なんでも許せる方』ご準備宜しいでしょうか?



手編みのセーターを次々と贈られ、キラキラの笑顔で相手が見てくる。

それを重いと感じるならば、最初からご縁を結ばないに限る。

これに尽きます。


重いって言うじゃないですか。

手編みなんて、糸一つ一つに思いと愛を込めて編むから。

それと同じくらいのものを、『喜んでくれるよね』と言わんばかりの笑顔で渡すんです。


それを心から『有難う』と言えますか?

潰れそうだけど、両手で抱えようと思えますか?

それが出来ないならば、最初から寵愛を求めない事です。

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