前向きな少年と参加したゲーム
書き貯めていたのでこちらのサイトで発散させて頂きます。
未熟者ですがよろしくお願い致します
1
立華 歩夢はK県に住む、県立赤峰高等学校に通う高校三年生の学生。家族構成は立華家の養子で三人家族
時期は新学期が始まってから数ヶ月後、次第に暑くなっていく日々が続く頃、俺は長袖のシャツを腕まくりしながらクラスメイトに挨拶をしていた。
「よっ!おはよう!」
「おはよ…今日も朝練?」
佐々木はあくびをしながら答えた。
「おっは〜…今日も朝から暑い」
後ろの席の田村は下敷きでパタパタと仰ぎながら言った。
「今日は朝練はないぞ!
そうか?ちょうどいいぐらいだと思うが」
「もしかして自主練?」
「ちょうどよくない、これでエアコンがつかない学校は爆ぜてしまえばいい」
「あぁ!なぜわかった?やっぱり、汗臭かったか? 」
「汗拭きシートの臭いでバレバレだぞ〜」
と笑いながら佐々木は言った。
「シートの方か…」
「シート変えたでしょ?」
先程まで無関心だった田村はピクッと反応した。
「え?変えたが…なぜわかった⁈」
「この間と臭いが違う。
というより戻したでしょ?最初から使ってた物に」
「ん?えっあー、この間のは違うメーカーの使ってたんだがメーカーが違うと違和感があって元のに戻した。
やっぱり使い慣れてたやつの方が使いやすいな」
「そんなに違うもんなのか?
にしても田村、よく気づいたな…臭いで違いがわかるもん?」
「全然違う、数枚もらってたからわかる。匂いのキツさやメンソールの効き具合とか…むしろ気がつかない方がおかしい」
「使ってねーからわかるわけないだろ!」
「いつも一緒に居たから臭いぐらいでわかるでしょ…… 普通は!!」
「わかる方が気持ち悪いだろ!一種のストーカーだ!!!」
「まぁまぁ、落ち着けって」
歩夢は二人の会話に割って宥めようとするが……
「ストーカーも何も臭いと形状の違いでわかるでしょ…あっそっか!
淳は僕の髪型が変わっても気づかないほどの鈍感だからわかるわけないか…」
「少し疎いのは認めるが…
あの時のことまだ根に持ってるのか?器の小さい男だな!」
一向に止まず、ますます炎上するだけだ。 だが、歩夢も黙って見てる訳にはいかない、田村と佐々木の間にある壁に向かって殴った。
壁に少しヒビが入った気がした。
「二人とも喧嘩は止めような!
別に覚えていても覚えてなくてもどっちでもいいからさ」
「わりぃな!ケンカふっかけちまって」
「ボクこそ姑みたく小言言ってごめん」
「うん!仲直りできて良かったぞ!」
キーコーカーコーン
朝礼のチャイムが鳴った。
それから時が順調に過ぎて行き、
四時間目が終わって昼休みに入ってから歩夢は田村と佐々木はいつもと変わらず一緒に教室で弁当を食べていた。佐々木の弁当は肉じゃが、アスパラガスのベーコン巻き、卵焼きだった。
「おっ淳平!今日は珍しく弁当だな」
「ん?あぁ…今日は少し早く起きたから買い弁も飽きたし弁当作った。
と言っても昨日の夕飯を詰めて温めただけ。 立華は代利子さんの手作り弁当か?」
「いいや、今日は作らしてもらった」
「だろうね…見てわかったよ。
粉物にご飯持ってくるのは歩以外に考えられない」
「炭水化物と炭水化物の殴り合いだな」
「そうか? 普通だと思うが?」
「立華以外に関西の人しかいないと思うが」
歩夢の弁当の中身ははお好み焼きに別の容器に飯が入っているいたってシンプルな弁当だ。
「粉物にご飯ってありえない!
団子とご飯を食べるのと一緒!!」
「団子と飯は流石にないだろ
菓子とご飯はおかしいと思うが淳平はどう思う?」
「別に人の食にはとやかく言うつもりはない…と言うよりそんな話してたか? それより田村!今日もまた食べないのか?」
「うん…別に食べなくても生きていける」
「生きてはいけるが午後の授業で頭が回らなくなるだろ。
とりあえず余分に買っておいたパンやるから食べとけ」
「俺のお好み焼きもやるぞ!」
「うん、いる!
お好み焼きはいらない」
「お好み焼きも美味しいぞ」
「炭水化物は一つで充分。
それ何パン?」
「別にいいじゃないか、炭水化物を多めに食べたって変わりはしないぞ」
「メロンパンだ、ほらよ」
「変わるし!」
佐々木は田村にメロンパンを渡した。
「また菓子パン…菓子パン好きだね」
「文句あるなら食うな」
「文句はない…意見しただけ」
田村は少しづつ食べながらスマホアプリをし始めた。
「おい!田村!!毎回毎回
食べながらスマホをするのは行儀が悪いからやめろと言ってるだろ!」
「はいはい」
田村は佐々木の注意を無視し生返事で返した。
「翔、それ楽しいか?」
俺は田村のスマホを覗き見た。
「うん…楽しいよ。
このゲームは他のゲームより珍しいから」
「珍しい…?俺には違いがさっぱりだな」
「ゲーム下手クソな歩でもできる」
「もしかしてあれか?
…天使とか魔物やらを育て」
「ん?あぁ…うん、それ『黒と白のジャッジメント』」
「オレもやってるぞ。あの手のゲームで珍しいかったからな」
「そんなに面白いのか?」
「うん。歩もやったら?インストールと操作方法なら教えるから」
「いいのか⁉︎ よろしく頼む!」
「と言うことだから淳、ポケットWi-Fi」
「こうなると思ってたよ」
佐々木は渋々ポケットWi-Fiを出し、
田村は俺のスマホにさっき言ってたアプリをダウンロードし、アプリを立ち上げた。
「入れたから後は操作方法を軽く教えるから…できるだけ一度で覚えて」
「おう!わかった!」
それから田村に基本の操作方法を教えてもらったがイマイチわからなかった。
数十分後……
「これでチュートリアルは終わったけど…やり方わかった?」
「なるほど!わからん!!」
「だろうと思った」
と言いながら佐々木は笑っていた。
「だが他のゲームよりは分かり易かったぞ」
「これなら下手な立華も長続きすんじゃねーの?」
「かもな!」
「奇跡に等しいけど…」
佐々木が時計を見ながら言う、時刻は昼休みが終わる10分前。
「やっべ、もうこんな時間かよ」
「早いな」
「チュートリアルをしてたんだから当たり前でしょ」
「田村、またパン残したな」
「別にいいでしょ…もう、満腹なんだから」
「後で食えよ」
「わかってるって」
その後いつも通り5、6時間目が訪れ、途中うたた寝もしたが何の変化もなく終わった。
2
【歩夢の部屋】
時刻は午後9時。
歩夢は昼に翔が入れてくれたアプリをしていた。 歩夢にとっえ翔や淳平達なしでゲームするのは初めてかもしれない。カードゲームとかボードゲームは二人なしでやったことはあるが電子機器類のゲームは操作方法や攻撃が当たらないなどの理由で二人なしでやったことは無いに等しい。その為、自分が気づかないうちに珍しくハマってしまったのかもしれない。
だが、一向に下手のままだ。
翔に勧められたクエストを周回しているとメールボックスに一軒の手紙が入っていた。
大概入っているのはアップデート情報やリリース、不具合などの手紙ばっかりだと淳平は言っていた。
たまに他のプレイヤーからも手紙が来るらしい…初めたばかりだから早々来るはずもない。
タップしてメールボックスの手紙を確認すると意味のわからない内容の手紙が運営から送られてきていた。
内容はこう書かれていた。
【トウマさま、いつも『白と黒のジャッジメント』をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
白と黒のジャッジメント開発者の神田でございます。
早速ですが本題に入らせていただきます。 この度、トウマさまはこちらで選考した現実クエストARテストに当選されました。
テストを受けるか受けないかは本人様次第です。
もし、テストに合格されましたら数少ないARプレイヤーになっていただきます。尚、プレイヤーになった以上は特例で辞退する事は可能ですが、基本は途中で辞退する事は出来かねます。
引き続き『白と黒のジャッジメント』をよろしくお願いいたします。
ARプレイヤーテストを受けますか?
《はい》《いいえ》】
文章最後まで読んだが歩夢にはさっぱりわからなかった。
恐らく、何らかの形で選ばれた貴重なクエストを受けられる…… ということなら…… やるしか他はない!
迷いなく『はい』のボタンを押した。すると眩い強く光りに包まれ気を失った。
3
気絶したせいか昼休みの事を回想した。チュートリアルを終えた後に佐々木は素朴な質問をする。
「なんでユーザーネーム『トウマ』なんだ? 名前とかイニシャルなど他に色々あっただろ」
「んー、それはな……」
と俺は言いかけた時に田村が割り込むかのように言う。
「何? ストーカーか何か?」
「ちっげぇ〜よ! 普段は名前とかなのにこのゲームだけ『トウマ』なのが気になっただけだ!」
と佐々木は逆ギレしつつ返答した。
「んー、 特に深い意味はないんだがなぜか『トウマ』と打っていた」
「それだけ?」
「それだけだ!」
「……。」
回想はここで終わり、気がつくと俺は見知らぬ場所へ飛ばされていた。周りには廃墟の建物や荒れ果てた土地とどう見ても『ヒトではない何か』がうじゃうじゃ居た。
目の前には見たことのある前髪がぱっつんで水色の一つ結びのやや短いロングにピンクの瞳をした少女が手を差し伸べ、尻餅ついた俺に向かってこう言った。
「大丈夫ですか?トウマ様」
「おう!ありがとうな」
差し出された手を掴み立ち上がった。
「いえ、当然の義務ですから」
「そうか、どこかで会ったことなかったか?」
「恐らく、チュートリアル際の案内役のキャラですのでそれかと思います。話がズレてしまいましたが、今回のクエストのサポートをさせていただく『輪廻』と申します。
気軽に『リンネ』と言って下さると助かります」
「あぁ、よろしく頼む!リンネ!!」
「はい、精一杯サポートさせて頂きますのでよろしくお願い致します。
今回のテストはあくまで相応しいか相応しくないかのテストですので死亡する事はありませんので安心して下さい」
「よくわからんがわかった!」
「では早速で申し訳ございませんが実戦して頂きます。 トウマ様の周りに居る人ならざる者達は憎悪にまみれた亡霊、怨みのこもった亡霊など達です。
この者達を纏めて『過去の亡霊』と呼んでいます。
今から過去の亡霊達を除去もしくは成仏できるかどうかのテストを行います。 尚、今回は私リンネがトウマ様のパートナーとしてサポートさせていただきます。アイテムカードは各一枚づつ入っておりますのでお好きに使い下さい」
リンネからは回復、スキルチャージ、ガードの並カードを受け取った。
「ゲームの時と一緒だな……
で、どう倒せばいいんだ?」
「通常のゲームと同じように…………
トウマ様!何を⁈」
歩夢は周りに居た敵一人を背負い投げをした。 投げつけた敵はそのまま消滅したが手には紙で手を切ったかのような痛みが残った。
「トウマ様! 過去の亡霊は人間が手に触れてはいけないモノです。
過去の亡霊は先程も申した通り生前の怨みや憎しみの塊ですので素手で触れてしまった場合ごく稀に感染してしまうケースがあります。その為、極力素手ではなく武器での戦闘をお願い致します」
「すまんな、知らなくてついやってしまった!おう!わかった!」
「いえ、謝る必要はございません。
それより敵の全滅を、私にご命令を」
「そうだな!倒せそうな敵から倒してくれ!とりあえずこれで代用するか…」
近くに落ちていた木刀を拾い上げ、敵に向かって振り下ろした。
「はい、承知致しました。」
それから着々と敵の全滅していった。
後は残り1体だが…リンネが斜め上を見上げながら警戒をしていた。
(嫌な予感がする…。
彼が居るということはこのまま何事も済む事はない)
リンネの目線の先には高い建物にこちらを見下すように観覧している一人の銀髪で瞳の色が紫色の青年の姿があった。
青年は不満げにこう言う。
「ふん!つまらんなぁ……
僕が面白くしてやろう」
青年は指をパチンと鳴らした途端に残りの一体が先程までの容態とは全く比にならないくらい禍々しく強くなった。
「おっ?大きくなった。
これが『らすぼす』か…燃えてくるな!!」
「これは…まさか…トウマ様、撤退の準備をお願いします!」
「へっ? よくわからないがそれはまだできない!」
「何故ですか⁈これは仕様ではありません! 撤退の準備を急ぎお願いします!」
「まだ残りの一体倒してない!
俺のワガママなのはわかってるでも、全滅させてるまでは撤退したくないんだ。害が及ぶような危険なやつ置いて無視してのうのうと帰れない!お願いだ!」
「…………わかりました。トウマ様の強い意思…良いでしょう、危険と判断した時は強制的に撤退させて頂きます!」
「おう!わかった!ありがとう」
「礼を言われる事ではありません。
さぁ、カードを使って殲滅するのが手っ取り早く済みます」
「わかった! 残りの全部使うぜ!」
俺がカードを出した瞬間、青い黒みがかった焔に燃やされ、灰となってしまった。幸いな事に身の危険を感じ直ぐに燃えたカードを落とした為、火傷をせずに済んだが不利になってしまった。
(彼は気に食わなければ殺す気でいる。とことん外道な地に堕ちた愚か者)
青年は嘲笑うかのように困惑するリンネを見下した。
「も、燃え…た? これもまた演出か?とりあえず、叩き込むしか手はないな!」
「トウマ様!これは演出ではありません。これ以上の戦闘は壊滅的です」
鋼のような硬さのせいか叩き込んだ木刀が折れ、周りにあった武器を使っても折れたり、手元から遠くへ離れてしまったりして敵1体はビクともしない。
ここまでくるとどうする事もできない。
………………リンネの必殺技は確か自己回復だった筈。とりあえずここはリンネだけでも回復を
「リンネ!必殺技出せるか?」
「はい!ゲージが溜まってますので出せます」
「そうか…なら必殺技発動!」
「承知致しました。
『自己…」
青年は気に食わぬ表情で密かにリンネ達にバレぬよう敵に垂らしてた細い糸を器用に手で操る。
「させるか…」
操られた敵は必殺技を発動させてるリンネに向かいクリティカル攻撃をする。攻撃をもろ食らったリンネは衝撃で地面に落とされた。今の状態では必殺技の発動も撤退作業もできないであろう。俺は尽かさずリンネのもとへ駆け寄る。
「リンネ!大丈夫か⁈立てそうにないなら手伝うから物陰に隠れて様子をみよう」
「私の事は気にしないでください。
今の状態では必殺技も撤退も時間や不可がかかる為できません! 本部には緊急事態なのは知れ渡ってるので時期に応援も来る筈です。
応援が来るまでは私の事は置いてこの場から離れて下さい…お願いです!」
「いやだ!!怪我してるまま置いてはいけない」
俺の背後には攻撃を仕掛けようとしている敵がいる…切羽詰まった俺はこの場を切り抜けられる方法を教えていた。
「リンネ、こんな時にあれだが強化とかのスキルの発動は可能か?」
「…? はい!味方一人の瞬間強化の発動なら可能です」
「そうか…ならそのスキル俺に使わせてはくれないか? 一か八かの賭けになるが考えても今できるのはこれしか策がないんだ!頼む!!」
「仕方ありませんね。『瞬間強化』発動!」
リンネがスキルを発動した途端、力が漲ってきた。俺は敵の正面に向き、こう言いながら画面に向かって殴りつける。
「一か八かの大勝負…勝てば大勝利、負ければ死につながる敗北。
この勝負滾らずにはいられんな!」
敵は避けようとしたが避けきれず画面に当たった。その衝撃でで敵が倒れた。同時に俺は反動で右の腕にヒビが入り、地面に倒れた。
その後のことは知る由もなかった。
【歩夢の部屋】
気がつくとベッドの上で眠っていたらしい。 焦って右の腕を動かすとなんともなかった。時間も変わらず夜の九時頃のままだ。
「夢…だったのか?」
ベッドの隣の机ににゲーム画面そのままのスマホが置かれていた。尽かさず、画面を開くとメールボックスに一通の手紙が入っていた。
メールを開くとこう書かれていた。
【トウマさま、いつも『白と黒のジャッジメント』のご利用いただきまして誠にありがとうございます。白と黒のジャッジメント戦闘テスト担当の輪廻です。
この度のテストの結果は見事合格されました。貴重なARプレイヤーとして今後よろしくお願い致しますと同時にトウマさまを危険に晒してしまったお詫びを申し上げます。合格祝いの此方で選ばせていただいた魔物と詫び品を贈らせていただきましたのでご確認よろしくお願い致します。
引きつづき『白と黒のジャッジメント』をよろしくお願い致します】
この手紙を読む限りは夢…ではなかったらしい。プレゼントボックスには育成に必要なレベル強化素材、手に入りにくい進化素材や10連回せるガチャ石が贈られていた。全て貰ったがイマイチ俺にはわからなかった。
…が、所持魔物ボックスを見ても手紙に書いてた筈の新規の魔物が居ない。
すると、静かに窓際に立って居た先程の青年が声を荒げるように言う。
「やっと起きたか、脳筋マスター」
「だ、誰だ? 確かさっき居た…」
「目も良いのか…つくづく野生児だな。 如何にも先程試してやった手前のパートナーとなる魔物だ。
先に名を名乗れ、そしてから僕の名を申す」
「お、おう? 立華 歩夢だ。
立つの立に華麗の華に歩くの歩に夢の夢で立華 歩夢だ!よろしくな!相棒!」
「ほう…らしくない名だなぁ。
宣言通り申してやる!
有り難く聞け、二度はない。
名はルシファー、気高き四大天使長の元族長…種族は堕天使、星0だ。
歩夢…僕のマスターとしての価値がないと判断した時は…その際は処刑するつもりだ。その事を弁えて接するが良い」
「おう!よろしくな!ルシファー」
場面変わって同時刻、現実クエストARプレイヤー達に一通のメールが送信された。内容はこうだ。
【ARプレイヤーがまた一人追加されました。呉々もプレイヤー同士の潰し合いなどをせぬよう心からよろしくお願い致します】とメールを読んだプレイヤー達は各個人で色々な意見が飛び交った。
Y市のとあるマンションここから蒼の家はそう遠くはない。
部屋の中には知らせを受けた男性プレイヤーとパートナーとなる女性の悪魔と一緒にメール画面を見ていた。
男性は言う。
「へぇー、トウマねぇ〜」
「存じておるのか?」
「うん、ボクが誘った相手…。
まさか選ばれるとは思わなかった。
多分、性格的に天使系のパートナーかもしれない…」
「おや、敵側かい?マスターの数少ない友達なのに残念だ」
「五月蝿い、まだ決まった訳じゃないしあくまで可能性の話なだけ!」
「そうかい」
T県S市にある高層マンションのとある部屋。そこには一人の女性がゲームの裏サイトを見ながら言う。
「今回は無課金プレイヤーでそれはそれで珍しいけど…自分の他に星0、堕天の魔物が居るとは…ね。
これからどうなるのやら」
俺は思いもしなかっただろう。
このアプリで空白の過去を知らされるのだから。
2019年2月5日追記
登場人物
【立華 歩夢】… 記憶喪失、高校からの記憶しかない。
《佐々木淳平》…正体は????(5話で判明)。立華歩夢の親友。
【田村 翔】…立華歩夢を信用している。そして親友でもある。
《ルシファー》…立華歩夢のパートナー。
だが、気にくわない。理由は歩夢が??の??かもしれないと疑っているからだ。
《リンネ》…運営側の魔物。??(3話で判明)のパートナーだったりもする。




