メインだ!
「えぇ!?」
父の会社がリストラ被害にあい、仕方なくアニメ声優を始めて半年、突然メインの声優をやってほしいという話が来た。
しかもその作品はラノベランキングでもトップに入る人気作品。
「なんで!?まだ新人でただお金のために声優始めた私が?」
「はぁ?お前そんな理由で声優してたのかよ、まったく」
「当たり前じゃん知らなかったの?ちゃんとプロフィールに書いといたはずだよ?社長さんにも素直でいいですねって言われたもん!」
「プロフィールにそんなこと書いていいのか?まぁうちの社長はおっとりしてるからあれだけど・・」
「てか、てっちゃん(マネージャー)そんなことも知らなかったの?もうマネージャー失格ねバイバイ」
「なっ!」
このまま家に帰ろうと思ったが、やはり気になることがあった。
「それにしてもどうしてメインがまわってきたの?やっぱり私には隠れ才能が?」
急にてっちゃんの顔が引きつった。
「そ、それきくか?」
こくりとうなずく。
「な、なんかな、社長が言うには本来メインをするはずだった声優が飲酒運転で捕まってしまって、作品のイメージにも関わるから他の声優にしようってことになって ・・」
「そ・れ・で・この私が何人もの声優の中から選ばれたってことね!」
「 あはは・・」
本当はうちの声優で一番暇そうな奴だったから、という理由で選ばれことをてっちゃんは舞い上がった真衣の姿を見ているといいずらくなってしまった。




