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或ル殺シ屋ノ最後

作者: 下山八尋

遥か上空に見える月はまるで暗闇に開いた小さな穴の様だった。明るすぎる夜の元となるネオンは、月の表面をその強烈な光で、照り隠す。

そういえば、空をこんなにゆっくりと見るなんて、何年ぶりのだろう。もうずっと、何年も、暗い路地裏にばかり身を投じていた気がする。

6mmだか9mmだかの小さな鉄の塊は確実に身体から魂を引き剥がさんとしていた。

――ああ、これが‘死’か。あんなに熱く焼ける様だった打ち込まれた銃弾も今や何にも感じない。口の中の鉄の味も、流れ出る血液の鼓動も何も感じない。

ただ寒い、寒いだけだった。他人を殺し続けた。人は死ぬ。そんな当たり前の事を不思議と人は受け入れられない。今まで‘壊して’きた奴等も‘逝く’時の表情は苦痛に歪むよりも、なぜ? と困惑の表情を浮かべる方が多かった。皆、どこかで自分は死なないと思っているのだ。人は必ず死ぬのに、だ。

……逃げない。それが今まで人を簡単に‘壊して’きた者の意地であり義務だと思ったからだ。

自分の呼吸が浅く、早くなっていく。

受け入れろ。恐怖で震え鳴る歯を必死に噛み締めた。



【或ル殺シ屋ノ最後】



始めに感じたのは中学の時だった。小柄で根暗。いじめられる要素は兼ね備えていた。そう――俺はある日、クラスメイトから見えなくなった。イジメの標的にされた――そう思うのが自然の事だった。しかしクラスメイトのみならす、教師、親を含めた大人。はては街を歩く他人までが、俺の事を見えないとなると、少し話が違ってくる。

当然、俺は俺の事が見える。ある日、突然透明人間になった訳ではなさそうだ。それよりも――他人が俺の事を視覚認知出来なくなったのでは? と俺は結論づけた。きっと彼らの目には映っていたのだろう。それを裏付ける様に、常時俺の事が見えていない訳ではない。

――おお、居たのかよ。

――存在感薄い。

――ビックリした。

他人から見えなくなる時、俺は一体どんな時かを、とり憑かれた様に検証した。

そして――。


心の中で水滴の落ちる水面を思い描く。広がる波紋。何回か試行錯誤を重ね、心を平穏な状態に置く事で、自らの姿を他人から消す。いや、


脳の死角に入り込む。


俺はそれを‘死角の刺客’(ステルス)と名付けた。


初めての殺しはヤクザ紛いの中小企業の社長だった。水面に水滴を垂らし、俺は正面から建物に入り、ドアを開け、後ろに回り首筋にナイフを突き刺した。

広がる波紋。広がる血潮。

不思議と気持ちは落ち着いたままだった。

勿論、動揺しては俺の姿は‘視えて’しまう。俺の身体から離れたものはその時点で‘死角の刺客’の能力から外れるのは実験済みだった。

部屋の中にいた数人は、いきなり自分の上司の喉元にナイフが突き刺さり、血を止めどもなく流し息絶えるのを、呆然と見るしかなかった。

俺はまた堂々と階段を降り、正面玄関から堂々と出て、近くの小さな公園の備え付けの水道で、血潮の付いた手を洗った。

時刻は午前二時。こんな時間まで業務を行っている会社だ。きっとろくでもないのに違うまい。

公園は人っ子一人居ない。ただ手を洗う、水の音だけがひびいている。

俺のこの、初の殺しは仕事として受けたものではなかった。厚意にしているある女性の為の殺人。いや、それよりも、


強いていえば、


己の為の実験、


‘死角の刺客’(ステルス)の性能、


を測るものであった。

そして、俺の今後を決めたのもこの殺しだった。


「フフフ……」

手を拭う俺の後ろに、いつの間にか男が一人、煙草を咥え、立っていた。

「見るとこ、二十歳前後。何回目かは知らないがやけに落ち着いてやがる……」

男は煙草を踏み消した。


「殺しの後、にしては」


俺は弾かれた様に男目掛けて拳を振りかざした。が、俺の拳は何も捕らえる事なく、ただ空をきる。

見られた、見られた、見られた……落ち着け、落ち着け。

奴は何処へ行った。

目を動かし、首を振るが……。

居ない、いや、まさか! これは、


視覚する事が出来ないのか!?


俺はゴロゴロと転がりながら、急激に思考も回転させる。‘死角の刺客’。俺と同じ、か? 視えない以上、そう考えても問題ない。いや間違っていても問題はない。

見えない、視えない、みえない、ミエナイ!

ならば……――。

僅かな切っ掛け。俺はそれに目掛けて拳を振りあげようとした時、

ガシッとその腕を掴まれた。

「何故、分かった?」

男が聞いたのは何の事だかは俺には説明はいらない。

「煙草の臭い」

霞んでいたものが徐々にその輪郭を露わにしていく。その輪郭は、俺の腕を掴みながらなるほどな、と呟いた。

「俺は仕事が決まると三日前から禁煙をしている。お前が横取りをしたことで、仕事は終了。我慢していた為か、一刻も早く吸いたくてな。それでも‘普通’は気付かない」

「俺は他人の視覚に映らない。俺が居る、他に居てもおかしくはない」

「普段から考えていたのか?」

「いや、あんたを捕らえられないから、そう考えた」

俺の腕が自由になった。男は再び煙草に火をつけると、吸わない俺にも上手そうに見える様に、煙を吐いた。

「お前は、コレをなんて名付けた?」

「……‘死角の刺客’(ステルス)」

「くくくく。いいセンスじゃねえか。俺はただ‘亡霊’(ファントム)と呼んでいる」

男はそう笑うと、右手を差し出した。

「機転もきく。思考ルーチンも問題ない。なにより俺と同じ能力を持つ。言い方が気に触るなら許してくれ。お前は合格だ」

俺は差し出された男の右手をジッと見つめた。

「そう、構えるな。ステルス。俺は敵じゃねぇ。強いていえば、先輩かな。その能力ちから、もっと引き伸ばしてやるよ」

信頼した訳では決してない。しかし、同類意識が目覚めたのは確かだった。

「あんたは?」

「くくくく、だからファントムさ」

ファントムと名乗った男は、三十代半ばに見えた。

結局、握り返さなかった右手を苦笑いしながらポケットに戻すと、ファントムはベンチに座った。

「お前、殺しは始めてか?」

特に嘘をつく理由はない。俺はそう感じて、そうだと答えた。

「ステルス。まだお前はこの能力を完全に理解しているとは言いにくいな。いや、殺しにかんして素人すぎる」

三本目の煙草に火をつける。

「自分の能力に過信し過ぎってとこか。お前は俺たちのコレをどういった認識をしているんだ?」「……他人の脳に自分を認識させない。目には映っているのだろうが、脳は認識していない」

へえ、とファントムは言うと煙草の灰を落とす。

「脳を騙す。なら、監視カメラは騙せないな」


     っ!


カメラ……。確かに理屈では無理だ。目もカメラもただ映像を写す。そう考えると、意識の入り込まない機械類には確かに‘死角の刺客’は通用しない。

「確かに、通用はしない。だからって、それが……」

「殺しに関しては素人と言った理由はそこだ。お前は自分が人を殺す事を想定しないで、能力に説明をつけた。たまたま能力を持っていたから、それを二次利用しただけなのさ。そこに驕りがある。いいか? 普通は人を殺す時にはこう考える。他に見られはしないか? と」

ファントムはそう言うとガラガラと自分の横にビデオテープを積んだ。

この時点で、俺は自分のミス、そしてファントムのとった行動、そして言わんとしている事を悟った。

「俺は強要はしない」

しかし、差し出された右手を無視する事は、今度は出来なかった。

自分の性能。

殺しを職業にと考えたことは、一度もなかった。が、結果的には、俺は金で殺しを請け負う殺し屋になっていた。

依頼はファントムを通してやってくる。信用、信頼、コネ……。高校を出てフラフラしていた俺には無縁の世界がファントムを通して俺にやってくる。

抜けようと思えば、止めようと思えば、出来ない訳ではなかったはずだ。。


俺は何も強要しない。


いつかファントムが言ったとおり、俺の初の殺しのビデオは手元にあったし、決して奴は命令はしなかった。

――どうする?

ただ、恐らくファントムは知っていたのだろう。同じ能力を持つ者として。

こっそりと姿を隠し、目的を達成する行為への陶酔感。

それは甘美で何にも変えられない感覚だという事を。

報酬も良かった。百万単位の金がドンドン振り込まれる。信用出来るファントム紹介の銀行支店。口座の貯金額から足が付く事はない。

俺はそうやって、自分の身を社会の闇にドンドンうずめていった。




90分18000円。言うならばそれが彼女に付けられた値段。

俺は週に一度、彼女に会う為だけに渋谷に通っていた。

ワイシャツ一枚その下には下着のみ。

アオイという源氏名の彼女は、俺の本当の顔を知る唯一の人間だった。

「いつも疲れた顔してる。また、殺したの?」

ただヤる為だけのベット。俺は薄暗い、耳がおかしくなるなる程の大音量のユーロビートの流れる部屋の中、上からのアオイの声にうん、と俺は答えた。

俺が来るとアオイは嬉しそうにしてくれる。勿論、実際はどうだかは分からない。ただ90分、膝枕だけを求める客はおそらく俺ぐらいだろう。寝るだけの女はファントムの息のかかった、信用とやらができる組織から、何時でも呼ぶ事が出来る。

それよりも明らかに数段ランクの下がるアオイにだけしか、俺は自分の疲れを見せる事が出来なかった。「そんなに誰かは誰かを殺したがっているの?」

そうみたいだ。何人殺しても、次から次へと依頼は舞い込んでくる。

「アオイには居ないのかい? 殺したい人は?」

分からない。でも私が言うと、あなたは殺すの?

――ジョブ以外で決して殺すな。

ファントムの言葉が脳裏をよぎる。

俺は首を振るとアオイの腹部に顔をうずめた。

暖かい。俺は他人を冷たくしてこの温もりを感じている。

何も考えずに何か大きな温もりに包まれたい。

俺が黙るとアオイは何も言わずに黙って頭を撫でてくれる。

アオイを気に入った理由。

沈黙を共用してくれる。

きっと、それがパートナーを選ぶ大切な要素ではないのだろうか?

時間を告げるタイマーの電子音。

「じゃあ」

「また」

そうして俺は、明日自分が殺すかもしれない他人の渦に、身を投じた。


直接会うのはなるべく避けた方がいい。

だからファントムの呼び出しに、俺は少なからず不安を抱いていた。

からが殺られた」

俺が知るもう一人の殺し屋。俺らと同じ能力を持つ3人目。それが殺られたとファントムは言ったのだ。

「それは……」

「そう、俺らを‘視る’事が出来る」

ファントムはコーヒーを啜ると、今いる喫茶店をぐるりと見回した。

「俺らを狙っている」

「なら、やることは限られてくる」

俺はファントムの顔を見て、そう言った。

「そう……だな」

ファントムは立ち上がると、険しい表情を浮かべた。

「今夜、行くぞ」





風が強い。ネオンに照らされた夜の雲が後方に吹き飛んでいく――雑居ビルの屋上。

バタバタとコートの裾が音を立てる。

俺はジーパンの腰裏から両刃のナイフを二本引き出した。

予感、は在った。予感、気配、理由が付かない感覚の呼び掛けを無視するな。

「――あんたが言った事だ!」

ナイフを大きく構えながら、身体を回転させながら飛び退いた。

ガィンッ! 堅い物が交錯する音。飛び退いた位置からさらに一歩、俺は後退した。

「何故、わかった?」

「始めて会った時も同じ様な事、言っていたな」

片膝を付いたまま前方を強く睨む。

空間が一瞬歪曲する。そこから輪郭が形成され、紺のスーツに日本刀というシルエットが浮かび上がる。

「しいていえば、ただの勘だ。でもね、二度仕事をしただけだが、俺にはあの人が簡単に殺られるって想像出来ないんだよ」

ファントムは今まで見たことのない笑みを浮かべると、俺に真っ直ぐと持つ物の切っ先を向けた。

「俺はお前よりこの能力と十年以上、付き合っている」

風の音がうるさい中、ファントムの声は朗々と響いた。「最近感じるんだよ、ステルス。自分の老い、能力の劣化を」

俺はナイフを構えたまま、ゆっくりと立ち上がった。

「俺を取り巻くシステムは、当然、俺のこの能力を考慮し、含んで稼働、形成されている。しかしどうだ? 俺の能力が消えてなくなるとしたら?」

俺は答えない。

「用済みのラベルを貼られる前にな、俺は引退しようと思う。ただお前らが不憫でな。俺の誘いを受けドップリとこの世界に漬かってしまった。自分なりに責任を果たそうと……」

「饒舌すぎるぜ、ファントム。長い理由の裏には隠す事柄が在る、これもあんたが教えてくれたことだ」

俺はズイッと体重を前方に寄せた。

「ただの嫉妬、だろ?」

それが開始の合図だった。



心の中で水滴の落ちる水面を思い描く。

――広がる波紋。



ナイフで受ける――そんなことは自分を不利にすることでしかない。ファントムの持つ日本刀に比べれば、玩具の様なシロモノだ。

ブゥゥゥム空間がまた歪む。

ファントムの気配――逃がさない。身体を振り二本のナイフを同時に突きだす。

手応えなし。

「ちぃぃいいっ!」

前髪をかする様な斬撃。

一秒たりとも止まってられない。

「何回も言っただろう?」

ファントムも移動を繰り返す。声は取り囲む様に聞こえてきた。

「おまえは殺気を表面に出し過ぎだ」

瞬間、ファントムの姿を垣間見得た気がした。

投的。風を切りながら放ったナイフはファントムを‘抜け’後方で乾いた音を立てた。


――囮! 空蝉か。


知覚した時、俺の左腕の肘から先が宙に舞っていた。

「ぐぅううああああぁぁ!」

人の脳の死角に入る。逆に人の脳に自分を自在に写す。


能力の応用、空蝉うつせみ


「これも教えたことだ。もっとも、お前は一回も成功出来なかったが」


月光が反射しファントムの持つ刃は鈍く光っていた。

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い――――……………それでも、死角の刺客を発動しなければ、なぶり殺しだ。

心の中で……、

「ああ、ステルス」

水滴の……、

「お前が入れ込んでいた、風俗嬢なぁ」

落ちる……、

「さっき殺してきたわ」

水面を――……!

「お前、やっぱり能力のこと喋ったな? 姿が見えない筈なのに、あいつ言ってたぞ」

………。


「さようなら」


うわああああああああああ。

身体を回転させながら、位置を変え右手のナイフをファントムに突き刺す。

が、何の手応えもないままに、俺は前につんのめり膝を着いてしまった。

「ふん」

‘空蝉’を置き、移動していたファントムは下段から無造作に俺の持つナイフを弾き飛ばす。

チャリッ。

「ステルス。わりぃがキレて強くなるのは、漫画の世界だけだ。いや、勝負はキレて勝つこともあるのかも知れんが、」

乾いた音――ナイフは闇に飲み込まれた。

「殺し合いは別だ。クールな奴が生き残る」

ナイフを弾いた日本刀はそのまま上段に構えられていた。

「……三つだ」

「ああ?」

日本刀がピタッと止まる。

「三つ、相手の予想を裏切れば、形勢を逆転させる事が出来る。あんたが言った」

「………」

血が心臓の鼓動に合わせドボッと噴出する。最早、俺は痛さを感じていなかった。それよりも、やけに寒い。

「ふん、もう死ね」

確固たる殺意。ファントムはもはや隠そうとせず、それごと日本刀を振り降ろした。


「!」


驚愕の表情を浮かべ、ファントムは爆発音と共に、後方へ吹き飛んだ。


「なっ?!」


「三つ……だよ」

俺は寒さから身体を震わせゆっくりと立ち上がった。

「俺たちは決して銃を……使わない。硝煙の香りは俺たちにとって大敵だからだ」

「な、いくらなんで、も」

そう……。

「硝煙の臭いなど嗅ぎ逃す筈がない。だから、俺はこうした」

ジッパーの付いたビニル袋は、中に入った拳銃から発射された弾丸で焼け溶け、破れていた。

「そして、‘空蝉’」

そう。俺は‘空蝉’を昨日発動出来る様になったのだ。

「最後に――」

腕を飛ばされたのだ。いくらなんでも、能力が発動出来る分けない、と言う思い込み。全てが作用し結果的に俺は今、ファントムを見下ろしていた。

「……遺言、がある」

「聞かないよ」

手に持つ拳銃の弾丸を全てファントムに打ち込むと、俺はさっさと屋上を後にした。

仕事(殺し)は素早く確実に。それも奴に教わった事だった。


闇医者。保険が聞かない変わりに口は堅い。アルコールが入れば名医になる為、意識が飛びそうになりながらも、スコッチを持って行った。

ふん、腕の一本や二本、無くなったところで死にやせん。

五体満足な奴に言われたくなかったが、結果を言うと俺は生き残った。

これからどうするか。俺は路地裏の暗闇でそう思っていた。

個人の都合などお構いなしに、システムは稼働する。ファントムが居なくなっても、俺への依頼は変わらず溢れていた。

路地の入り口に目を向けるときらびやかな表世界。人々は笑って通り過ぎて行く。俺はその光りに背を向けて奥に歩き出した。



       了

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― 新着の感想 ―
[一言] 能力はよい。それなりに面白かった。だが、負けて終わるのもいまいちだし、際立ったものはない。つまりは、ふつう。
2007/01/22 14:48 通りすがり
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