表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/28

第13話 「ドラゴン、恋を知る。」


嫉妬騒動の翌朝。

シルヴァは妙に静か。

直哉に「熱でもあるのか?」と心配されつつ、

彼の背中を見送ると、胸のあたりを押さえる。


「ねぇ、これ……“恋”ってやつなの?」

――ドラゴンの心臓に、熱ではない“トクン”が生まれる。



“恋の勉強”

家で一人、シルヴァは恋愛ドラマを鑑賞。

画面の中でキスをする二人を見て、顔が真っ赤に。


「ダーリンと、こうやって……」

(※尾がパタパタ暴走し、部屋のクッションが炎上)


そこへタイミング悪く帰宅する直哉。

部屋の焦げ跡を見て、半ば呆れつつも笑う。


「また恋の炎、暴走か?」

「うぅ~ダーリンのせいだもん……」

「なんで俺のせいなんだよ」

「だって……あたし、ダーリンを見ると、熱くなるの」



“恋の告白未遂”

夜、バルコニー。

冷たい風に吹かれながら、

シルヴァが静かに問いかける。


「ねぇダーリン……人間の“好き”って、どんな感じ?」

「そうだな……相手のことを考えると、心が少し痛くて、でも幸せで……」

「そっか……それ、今のあたしだ」


見上げた銀の髪が月光を反射し、

赤い瞳が潤む。

言葉にならない感情が唇まで上がる――が、


「ダーリン……す、す……すき……きゃっ!?」

尻尾が滑って転倒、

二人まとめてバルコニーのクッションに倒れ込む。


「お、おいシルヴァ!?」

「も、もう! ダーリンのせいで言えなかったじゃんっ!!」


頬を真っ赤にしながら、シルヴァは枕を叩く。

笑いながら直哉が呟いた。


「……その“続き”、ちゃんと聞ける日を楽しみにしてるよ」


「……ダーリン、ずるい♡」


夜空に、ひときわ赤い流れ星。

それはきっと、恋するドラゴンの“心の炎”。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ