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ラストナレーション
「断罪は、いつか終わる。
けれど、赦しは終わらない。
それは、今日もカフェの片隅で――
罪を少しだけ甘くして、笑いながら続いている。」
朝の光が、《Café of Sins》の窓辺を照らす。
紅茶の香りと焼き立てパンの匂いが、ゆるやかに世界を包んでいく。
かつて断罪の鐘が鳴り響いた空には、今、鳥の声と笑い声。
クラリッサがティーポットを傾け、ヴァレンティナが皿を並べ、エリシアが新しいページを開く。
そのどれもが、静かで、確かな“贖い”の形だった。
カウンターの上の古時計が、柔らかく時を刻む。
ミカエルの電子音が、まるで祈りのように響いた。
ミカエル:「記録――続行中。
笑う者たちの時間、終わりなき稼働。」
そして、カフェの外では、新しい客が扉を開ける。
“罪を背負った誰か”が、またひとり――微笑みを求めて訪れる。
エンドカード
《Café of Sins》
――罪の味は、今日も少しだけ甘い。




