第6話:断罪カフェの午後 ―敗者組は語り合う― :罪を味わう午後三時 Aパート:開店! 罪とスイーツの香り
カメラがフェス会場の一角をゆっくりパンする。
断罪ステージの喧騒が遠のいたその先――
煌びやかな看板が立っていた。
《断罪カフェ・レクイエム》
― 罪も苦味も、ホイップで包んで。
ミレーユは白いエプロン姿で、静かにコーヒーを注いでいた。
戦場では調停者、今日はカフェのマスター。
その動作ひとつひとつが、まるで儀式のように丁寧だ。
ミレーユ:「戦ってばかりじゃ、心が荒むの。
たまには――糖分と反省をどうぞ。」
カウンター奥から、金髪を揺らして登場するのはマルガレーテ。
黒のフリル付きカフェ制服に身を包み、完璧な笑みを浮かべる。
マルガレーテ:「断罪も映えも、カロリー次第♡
スイーツは美徳。後悔はスパイスよ。」
そして、上空スピーカーから実況AI・ミカエルの声が響く。
ミカエル:「レディー&ジェントル断罪者たち!
本日限定オープン、魂のリフレッシュスポット!
《断罪カフェ・レクイエム》へようこそッ!!」
派手なジングルが流れ、照明が回る。
メニューには奇妙なスイーツが並ぶ。
罪のティラミス ― 甘美な自己嫌悪味。
懺悔モカ ― 苦味のあとに自己肯定感がくる。
断罪パフェ・七層の欲望 ― カロリーも審判も超越。
クラリッサ(前回勝者)がドアを開けて入ってくる。
クラリッサ:「……なんだ、この宗教めいた甘さは。」
ヴァレンティナ:「食べて反省するんだって。あんたも、ほら。」
クラリッサ:「断罪フェス、なんでこんな企画を……。」
ミレーユは微笑みながら、ティラミスを差し出す。
ミレーユ:「“罪のティラミス”。
上に振りかけたココアパウダーは――あなたの後悔の色。」
クラリッサ:「……そう言われると食べにくいな。」
ミカエル(実況):「さあ、ここは罪のスイーツ祭典だッ!
勝者も敗者も甘味に平等! 反省は胃袋で!」
マルガレーテ:「おかわり自由♡ ただし罪も増えるわよ。」
カフェの外では、フェス観客たちが“人気投票端末”を操作している。
【断罪人気ランキング:第1回観客投票開催!】
※人気が低いと再審枠(敗者復活)対象に!
ミカエル:「おっと〜!? 敗者復活のチャンス到来か!?
食レポで人気を掴め、断罪者たち!!」
カフェの空気は、罪と笑いとカフェインで満たされていく――。




