採点&勝敗
採点&勝敗
爆光が静まり、ホールの光が穏やかに戻る。
中央に、巨大なスクリーンが浮かび上がった。
天界の紋章が回転し、まるで審判の天秤のように光が揺れる。
──《採点開始》。
数秒後、金色の羽ペンが走る音とともに、結果が投影された。
項目
クラリッサ ミレーユ
戦闘美 95 92
構図 90 93
反省ポーズ 70 65
総合 255 250
ミカエル:「勝者は――クラリッサ・フォン・ルクセンバーグ!!」
観客:「フゥゥゥーーー!!」
歓声がホールを包み、金と紅の羽が雨のように舞い降りる。
クラリッサは《傲慢の炎剣》を静かに鞘へ納め、ドレスの裾をつまんで一礼した。
クラリッサ:「……これで少しは、美しくなれたかしら。」
その横で、ミレーユが肩をすくめ、にっこりと笑う。
焦げたドレスを気にも留めず、彼女は杯を軽く掲げた。
ミレーユ:「次はもっと派手にいくわ♡ “リベンジ・ショー”でね。」
二人の視線が交錯する。
互いに笑みを浮かべながらも、その奥には確かな“再戦”の火が灯っていた。
観客コメントが次々と流れる。
『#勝者の余裕 #傲慢が映える』
『#再戦フラグきた』
『#天界コレクション第二幕希望』
ミカエルが羽ペンマイクを掲げ、実況トーンで締める。
ミカエル:「これぞ断罪と美の融合ッ!!
クラリッサ選手、見事“傲慢を芸術に変えた”勝利ですッ!!」
観客席からひときわ大きな歓声が上がる。
クラリッサは一瞬だけ微笑み――
炎の残光がその瞳に宿るまま、静かに幕が降りた。
BGM:「Crimson Grace ―傲慢の終曲―」
天井から落ちる羽の光。
それは、まるで“赦し”よりも華やかな祝福だった。
エンディング・次回予告
BGM:「Sin Armor Synchronize ― Waltz Edit」
光がゆっくりとホールを包み込む。
燃え残った花弁が淡く舞い、幻影の観客たちが一人、また一人と溶けていく。
静寂の中、クラリッサは《傲慢の炎剣》を見つめた。
刃の表面に、先ほどの炎の渦がまだ微かに残っている。
クラリッサ:「“傲慢”とは、見栄じゃない。
誇りの形……かも、ね。」
彼女の言葉を拾うように、天上から光の羽がふわりと落ちる。
ミレーユはその羽を掴み、唇に寄せて微笑んだ。
ミレーユ:「誇りも、香りづけ次第で甘くなるわ♡」
場内に軽やかな笑いが広がり、再びミカエルの声が響く。
翼を広げ、眩しいライトを背負った彼女は、カメラ目線でマイクを掲げる。
ミカエル:「――次回、第二戦ッ!!
《虚飾の舞台》! マルガレーテ vs エリシア!
美貌と知略、真実と演出のバトルをお見逃しなくぅぅ!!」
歓声が再び渦を巻く中、スクリーンが切り替わる。
豪華絢爛な舞台セット、鏡と羽ペンのシルエットが交差し、次回予告の文字が浮かぶ。
ナレーション:「美を競い、罪を踊れ。
断罪再演は、まだ始まったばかり――。」
最後に、二人のシルエットが交差し、爆ぜるようにロゴが出現する。
エンドカード
《Next Episode: 虚飾の舞台 ― PRIDE or LIES》
――そして、またひとつの“罪”が、ステージの幕を上げる。




