表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢グラフェス ―断罪されたけど元気ですわ!―  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/67

第2話:舞踏会ホールの再演 ―傲慢のステップ―

《舞踏会ホール・傲慢のステップ》

アリーナの床が深紅に裂け、現れたのは――黄金のシャンデリアが輝く豪奢な舞踏会ホール。

床一面に敷かれた赤絨毯は光を帯び、足を踏み出すたびに波紋のような魔法陣が広がる。

壁には無数の鏡、天井には幻影の星座。

そして、その鏡の中にはかつての“断罪の夜”――クラリッサの記憶が映し出されていた。

ドレスをまとった貴族たちの幻影が、まるで観客のように取り囲む。

その中心に立つのは、クラリッサとミレーユ。

ふたりの手には、それぞれ“罪”を象徴する断罪具が輝いていた。

クラリッサの手にあるのは、傲慢の炎を宿す剣――

《傲慢の炎剣フレイム・オブ・プライド》。

一振りすれば、虚飾も怯懦も燃やし尽くす炎が咲く。

対するミレーユの指先には、妖艶に揺れる香気の杯――

《魅惑のチャーム・ゴブレット》。

その香りを吸う者は、理性さえも溶かされる。

幻影の貴族たちは微笑みながら囁く。

「また“あの夜”が始まるのね」

「今度こそ、どちらが本物の淑女か見届けましょう」


天井に浮かぶ天界スクリーンが、舞台のルールを映し出す。

『採点方式:美しさ・優雅さ・反省度』

『美しく戦うほど評価が上がる』

『ただし、見苦しい争いは減点対象』

ミカエルの声が響く。

「勝敗の鍵は、“どれだけ美しく反省できるか”!

 戦うほどに、己の罪を装飾しなさいッ!」

クラリッサは静かに剣を構え、鏡の中の“断罪当夜”を見つめる。

そこには、過去の自分――傲慢な微笑みで、誰よりも冷たく婚約を拒絶した少女がいた。

クラリッサ(心の声):「……今度こそ、美しく終わらせてみせる。」

目的はただひとつ。

“あの夜”をやり直し、傲慢を誇りに変えて勝つこと。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ