尽くす。そのヒが終わる頃、貴方の真意がわかるまで
二話目。
ファンタジーです。
登場人物の名前は当て字や語感で決めたのが多いです。
多分ハッピーエンドにします。
作者はカプ厨、カプっぽい描写あるかも。
記録書庫の管理を任されて、数日がたった。
僕、惟芽 胤は絶賛お悩み中だ。
「先ずは、君自身の記録を見つけたらどうかな?そこから君に関わりのある人物、尽さんとかすごろさんとかを探したら良いと思うよ!」
と小花衣さんに言われ、探してみたは良いが、
「母数が多すぎて何が何処にあるのかわからない……。」
まあ、多いのは1000年間の記録をつけていたのだから許すとして。
なぜ人物の記録を五十音順にならべないのだろう。そして何の順にならべてんだこれ。わからん。
窓辺のソファーに腰を掛ける。疲れた。少し休憩しよう。
気づけば外は暗くなっていた。今、何時かな。
段々と、意識が重くなっていく、寝ても……いいか。
14歳の夏。僕は燐にきた。そのときは、まだ人がたくさんいた。皆忙しそうに、任務や事務処理に追われてた。
「初めまして。君に燐の説明する事を任されました。[時雨] 所属 の 神野 緒梨。よろしくね。」
白梅鼠の髪に暗紅色のインナーカラーの髪を二つにしばっている彼女は、綺麗に口角を上げてそういった。確かに個性的な人だったけど基本的には真面目な印象を受けた。丸眼鏡を掛けてたからかもしれない。きれいな人だった。
「じゃあ、次は適性検査をしよう。」
ある程度の説明が終わったあと、緒梨さんはそういった。
「監督官はわたしともう一人、こちらの金扇さんで行うよ。」
「金扇 紗子 だ。よろしく。燐では構成員の……メンタルケアなどしている。まぁ、アタシの世話になんないといいな。」
と白衣に赤のジャージとデニムショートパンツを着ていた黒の髪の毛をひとつにまとめた女性は煙草片手にそういった。
明らかにメンタルケアできなさそうな……相談したら、舌打ちで返してきそうな風貌だ。ガラが悪い。
「……なんか、メンタルケアできなさそうですね。」
「あ゛ぁ?……んだ……テメェよぉ。」
凄く睨み付けてくる。なまじ、顔立ちが整っている分、怖さが際立っている。
「やっぱり……(できなさそうだな。)」
「ッオイ!!さっきからこのガキ失礼だぞ!?どうなってやがんだ!」
「まぁまぁ……金扇さん、落ち着いてください。いつもイラついてて、ガラが悪くて、性格も悪くて、コミュニケーション能力を全てボディーランゲージ(物理)に全振りてしてる社会不適合者なのは事実じゃないですか。」
「お前も大概失礼だな!!ホントに落ち着かせる気ある!?」
想像してたよりもっと酷かった。余計ダメだろ。
暫くして、少しは落ち着いてきた金扇さんが咳払いをして適性検査の話を始める。
「検査は簡単だ。すぐに終わるからそこで立ってろクソガキ。」
ポケットに手を入れながらそう言った金扇さんに返事をしようとした。
「はあ、わかりまし―」
「た。」
瞬間、彼女の手に握られた錐が僕の目に向かって振り下ろされた。
なんだ、これ。
「おっ、手で止めた。」
反射神経いいな。お前。
そうグリグリと錐を動かしながら独り言のように呟く。気分が悪い。
すると、急に人が変わったかのように真剣な顔になった。
「緒梨。結果書いとけ。」
「はい!わかりました。」
いつの間にか緒梨さんは出入口の扉の近くから観察していた。それが分かっていたのか、金扇さんが話し出す。
「嘔吐、吐血、鼻血、気絶や呼吸困難などの基本的な拒絶反応は無し。見た目と霊力、感情のコントロール機能に変化がみられる。ただ、本人の人格や判断能力の高さ、反応速度を考えると――」
「霊との契約に問題なし。霊装をしての戦闘を許可できるだろう。」
「了解です。」
緒梨さんの結果を綴る手が止まったのを確認すると、金扇さんは僕に向かって言ってきた。
「検査は終わりだ。とっととその手下ろせガキ。」
「……。」
「……?」
さっきから、
錐が刺された時から音が、いや声がごちゃごちゃに混ざりあって聞こえてくる。なんだ、これ。何の声なんだ。何を話しているんだ。
金扇さんが何か話している。ああ、くそ。聞こえないじゃないか。黙っててくれ。
「オイ。お前、聞こえてるか。大丈夫か。どうした?」
「………………。」
金扇さんは考える素振りを見せた後、何かに気づいたように口を開いた。
「……なぁ、お前元々視えない側の人間か?」
うるさい。聞こえない。なんなんだ。何も言わないで金扇さんを睨む。彼女は僕を、視ていた。そして目を細めた。
「……はっ!やっぱりな。それじゃあ今、てめえはさぞかし気分がわりぃだろうな。」
「なんてたって今まで聞こえなかった音や会話が聞こえてきてんだろ?うるせぇよなぁ、ここは」
「叫び声、話し声、どなり声、声だけじゃない。霊の出す音が一気に聞こえ出す。その様子じゃ、この建物全体の範囲まで届いてんだろ?」
「わぁ!かなりキツいですね。それ」
緒梨さんも何か話している。
ああ、うるさい。聞きとれない。
「まぁ、大丈夫だ。安心しろよ。お前は今、初めて高い純度の霊力と取り込んじまってるからお前の元々の霊力がびっくりして、周りの全ての情報を受け取ろうとして色んな音や声を拾ってるだけだ。」
「これ、抜いたら収まるぜ。だから、終わったあと暫く安静にしてろよ。」
優しく、諭すように金扇さんは僕に向かって言う。
「…………い。」
「ん?なんか言ったか。ガキ。」
「少し、黙ってて下さい。それと、錐は刺したままで。」
「はぁ?お前……何言ってんだ?」
「霊の声が聞こえるなんてあまりないですから。こんなの全て余さずに聞くべきだと。」
こんな非日常、逃すなんてもったいない。全力で楽しまなければ。
僕は金扇さんの目を見て言った。
「だから、暫く黙っててください。」
金扇さんは驚きながらも、答えた。
「はっ……きもちわりぃ趣味してんな。お前。」
「まあ、でもお前の意見は聞いてねぇから。これは抜かせてもらうぜ。」
そう言うと、僕の手から錐を引き抜いた。くそ。
そういえば気がつかなかったけど手には痛みも、血も出ていないし、傷もない。
「傷がないのが不思議か?この錐は特殊なんだよ。霊力だけで構成されてる。さらに人間が触れる様に開発したモンだ。」
「こういうのが大好きな奴らが燐には多いんだ。」
そうか。ここにいたら、色んなことが体験できそうだ。来てよかった。他にはどんなものがあるんだろう。興味がある。
霊に対抗するというのだから、やはり結界などか、それとも違う何かか……。
「何ぼけっとしてんだ。次、行くぞ。」
どんなものがあるのだろうと思いを巡らせていた僕に金扇さんが催促をする。
次?何かあるのか?いつの間にか緒梨さんはいなくて、金扇さんも扉の近くで待っていた。
「緒梨は、結果の報告に行ったよ。こっからはアタシだけで進める。お前は、霊と契約をしても問題はないとアタシは判断した。だから、次は契約だな。試しに一回霊と契約して霊との相性と再度過度な異常がないかを確かめる。特に問題ない場合はそのまま契約は続行だ。」
「さっき、問題ないと出たんですよね?」
なぜまた確かめるんだ。
「ん?あぁ、念のためだよ。実際にやってみねぇとわからん事もある。それに……」
「アタシらが相手してんのは幽霊サマだぜ?人間の予想なんか越えてくんのが常なんだよ。飼い慣らせるなんて思っちゃいけねぇ。わかり合える訳もない。」
新しく火をつけた煙草を吸い、遠い目をして金扇さんはそう言った。
「そういうものですか。」
「……そういうもんだ。」
速足で歩く金扇さんの隣をついていく。
ああ、そういえば、言いたいことがあった。
「…………あの、煙草止めてくれません?」
匂いが嫌だ。
「えっ?………………やだ。」
はたいていいかな。この人。
霊との仮契約のために金扇さんについていく。辺りを見渡すと進むに連れて人間の数が少なくなっていくのがわかる。
ああ、此処は多いんだな。霊が。
霊感なんてものはないけれど、なんとなく理解はできた。
視えはしないが、見えるものでわかる。
何もない場所を見つめ、ばつが悪そうに言い訳する男、まるで隣に人がいるかのように談笑しながら手鏡と櫛で前髪を整える高校生くらいの少女に、不思議な雰囲気を纏った髪の長い子。
全てが異様だ。
ただそこに霊がいるのだとしたら、自然だ。というか、そう思いたい。
「ほれ。ついたぞ。」
いつの間にか目的地に到着していた。自動ドアがゆっくりと開く。
「おい!これからコイツに霊と契約させる!準備してくれ!」
金扇さんが大声で呼び掛ける。
「……此処は?」
「あー、簡単にいうと燐の研究室だ。蛇籠の間っいわれてんな。扉に絵が描いてただろ?」
確かに扉には竹で編まれた蛇籠に絡み付く蛇が描かれていた。
「研究室……。」
「さっきの錐も此処の奴らが作ったもんだぜ。」
そうなのか。どんな発想力が此処の人たちにはあるのだろう。
「1000年、研究室 のお陰で燐は色んなことができるようになった。霊感がない奴や霊力の適正がない奴でも必要とあらば視えるようにできるし、燐で死んだ人間を……魂として無理やり此方の世界に残すこともできる。」
金扇さんは目を伏せ、それが後ろめたいとでもいうように言う。
「金扇さんは残酷だと、非人道的だと思うんですか?」
不意に、気になった。
「……思わねぇよ。必要だから今までやってきた。ただ、」
「目の端を見たくない気分なだけだ。」
「そうですか。」
そういうものか。
話していたら、準備が終わったみたいだ。
金扇さんが移動する。
僕の目の前に立つ金扇さんは、少し大きめに息を吸って口を開く。
「事前に確認だ。これからお前は霊と契約を交わすことになる。お前は契約霊に縛られるし、契約霊はお前に縛られる。わかるな?」
「お前が拒否すんならアタシらは無理強いしねぇ。引き返すなら今だぜ?」
「惟芽胤、お前はどうする。」
そんなの。
「……確認がいるように見えますか?」
金扇さんは少し驚いたあと、すぐに口角が上がる。
「ははっ、そうか。」
金扇さんから、カッターを渡される。
受け取ったことを確認すると、金扇さんは部屋全体の人に指示を始めた。
「これから惟芽胤の契約を始める。監督官はアタシ金扇紗子が務める。契約者は部屋の中央に移動。研究員は道の用意。 霞 隊は陣に入らないように契約者の近くに配置。 隼 隊員は記録の準備。」
「……最後に契約者は準備ができ次第、自身の髪の毛と血の用意を。」
目の前でさまざまな人が動く、動く。これから何があっても備えられるように。
その中心にいるのは僕だ。
ようやく僕は今日、待ち望んだ異常を手に入れる。
髪の毛を数本引き抜き、その場に置く。
膝をついて、左腕の肘から手の甲をカッターで切っていく。
ゆっくり1本の線描くように。傷が広がる程に自分が今体験している非常が現実だとわかる。
「っ…………!」
痛い。
ボタッ、ボタッ、
血が床に落ちる。瞬間、白い床に赤が広がっていく。それは決して不規則ではない模様を描く。
そして、光を出して
発火した。
黄緑色の火が音をたてて燃えているが、不思議と熱くない。何が起こってるんだ。
このままで良いのか。よくわからなくなって、金扇さんの方を見る。金扇さんは目を見開いて固まっていた。
えっ。予想外なの?これ。
火が止んで、正気に戻った金扇さんが、近くにいた男性に向かって言う。
「 文谷 !記録っ、してたか!?」
「いやぁっ、……して、たけどさぁ……オギさんこれ……」
文谷と呼ばれた人が僕の後ろを指差す。振り向いた金扇さんの顔がひきつった。
「?」
後ろに何があるん……だ。
「は、?」
逆さまの男がいた。
一つに結んだ長くて赤い髪をしたに向けている目付きの悪い男がいる。
……コイツが僕の契約霊でいいんだろうか。
「何で、なんでコイツが来るんだよおおおお!」
最初に言葉を発したのは金扇さんだった。地の底から出したような声だ。
「うぉっ。金扇じゃねぇか!年取ったな!お前」
赤髪の男が体の向きを正常にすると、金扇さんに向かって言う。デリカシーというものを持ち合わせていないのだろう。
「まぁだ、二十六だアホ!てめぇが前いたの十年前だろうが!そりゃ姿ちげぇよバカか!?」
金扇さんが声を荒げて言い返す。
一通り言い返して落ち着いただろうか。冷静に話し始めた。
「なんで、コイツがいる?十年前のあの日以降、コイツが出ないように設定してたはず……。システムの故障か?」
「あぁ、俺が許可した。」
「クソ野郎ぉぉがぁぁぁ!!!」
奥から男が名乗り出た。確か、この研究室の室長だったはず。金扇さんはまた騒ぎ始めた。うるさい。
拝啓、数分前の僕へ
今、この場所は混沌に包まれています。とても頭が痛いです。目眩と耳鳴りもします。気を確かに持ってください。
敬具
「あー。まぁ今んところ異常は出てないか。とりあえずは胤、暫くはそいつと組んでくれ。契約の破棄はできるけど時間がかかるんだ。」
ようやく今度は安定した金扇さんはそう言った。その言葉を聞いて、赤髪は僕に向き直る。
「お前が惟芽胤か。俺は 尽 。よろしく頼むぜ?俺の契約者。」
そうやって手を差し伸べる尽。握手でもするつもりなのか?幽霊なのに。
「尽。毎日、散歩と餌やりはするからご心配なく。」
その手を無視して、僕は返事をする。
「おう!…、えっ?俺、ペット扱い?」
やっと、終わった。頭が痛い。まだ、尽が何かほざいてる。意識が遠く、なっていく。
あ、ヤバ……い。倒れ………………る。
「………、………………!………………」
「惟芽君!起きて!」
ガバッと効果音がつくくらいにおもいっきり起き上がった。びっくりした。
今、何時だ?
記録を探そうとしてそのまま寝てしまった。
「零時半、もう夜だよ。寝るんだったら此処じゃないところで寝た方がいい。」
声のする方を見る。彼は確か、
「澄……?」
僕と同じ薊所属だった。高田 澄。今、彼は賭さんのところでお世話になってたはず。僕のの言葉を聞くと、彼は見覚えのある誰かとそっくりの笑みを浮かべた。
「そう!二年ぶりだね。蕾夏さんから書庫引き継いだって聞いてびっくりしたよ。惟芽君、少し雰囲気変わったね。」
そうだろうか。あぁでも少し目の隈が濃くなったかもしれない。
「そう。君はだいぶ変わったね。」
彼の服装は二年前のパーカー姿とは打って変わっていて、褐色のスーツベストにリボンタイをしていた。
「そうだね。確かに。これ全部ね、賭さんが用意してくれたんだ。ほら、なんとなく似てるでしょ?」
うん、悲しいほどに
「似てるね。」
君の契約霊だったひとに。
賭さんはわかって選んでいるのかそれとも無意識なのか、わからないな。彼の執着が垣間見えて、少し怖い。
ふと、彼の髪が伸びていて結んであることに気がついた。
「……澄。髪、切らないの?」
「?あぁ、これね。切ろうと思ったことはあるんだよ?長いと邪魔になるし。」
「ただ、この前ボソッと『切ろうかな』ってこぼしたらさ。賭さんが放心状態でガン見してきて……切りにくくなっちゃて。」
「そうなんだ。まあ、似合ってるよ。」
「うん。ありがとう。」
彼の髪をまとめている髪飾りはきっと彼の契約霊が生前使っていたものと同じだろう。これも、賭さんが渡したのか。
「……そういえば僕、自分の記録探してた筈なんだけど。」
そしてそのまま寝てしまった。何とかして澄を道連れにできないだろうか。
「ああ、それだったら探し方知ってたし流石に大変そうだからそこに惟芽君と関係ありそうな人のも出しといたよ。」
「…………そう、ありがとう。」
「どういたしまして。……惟芽君何か飲む?僕淹れるよ。」
「……ココアがいい。」
「うん、わかった。」
数秒間の静寂が流れる。
最初に口を開いたのは、澄のほうだった。
「ねぇ、惟芽君はさ。僕の契約霊とあったことある?」
急になんだ。
「あるも、何も。……同じ隊所属だったから。」
よく、話をするほうだった。
「……そう。羨ましいなぁ。僕、覚えてないから。十四年前にあったことも、全部。」
「僕も、十四年前のことは知らないよ。」
十四年前、彼に何かがあったことは知ってるけど、何があったのかは知らない。
「惟芽君は知らなくて当たり前だよ。けど、僕は当事者だから。」
「だけど、知るのが怖くて『覚えてない』なんてことに甘えてる。……聞けるチャンスはいくらでもあったのにさ。」
「僕、今十八歳なんだ。おかしいよね。本当なら二十九、天威さんたちと同じくらいの歳の筈なんだ。時間すらもズレてる。」
「澄。君は……僕に背中を押してもらいにきたの?」
この話を僕にする理由がわからない。
「いや?違う。ただ、君に話を聞きたかったんだ。僕の契約霊について。どう?さっきの記録探したお礼として。」
「……確かにお礼はしなきゃだけど、」
それじゃ、釣り合わない。
「僕は君がいないときのあのひとしか知らないよ。それでもいいの?」
僕は、彼女とたった一年間しか関わっていない。金扇さんのように特別親しいわけでもないし、賭さんのように彼女の身内でもない。望むような話は出来ない。
貸し借りの天秤は釣り合った方が互いのためになる。
「うん。寧ろ、それがいいんだ。事情も何も知らない君から見た僕の契約霊 [賽代 すごろ ] について教えてほしい。」
「他の人に聞くと求めていた十倍は返って来そうだからさ。君はめんどくさがり屋だから求めてきた以上のことはしないだろ?」
「………………。」
今の澄は、酷く慎重で深くまで人を見ている。ただ、その慎重さを感じさせないように大胆な行動や言動をしている。時折見せる目に余るくらいの身振り手振りはとても既視感がある。口調もそうだ。
あぁ、本当に
「……嫌になるくらいに似ているな。」
君の契約霊に。
「あぁ、良くいわれる。」
目の前の褐色は見慣れた顔で笑っていた。
------------------
登場人物 見た目
紗子 ※表記ミス 有 (28→26)
緒梨 服装の描写なかったので。
澄
尽 一つだけ
尽デリカシー云々の話は胤も「おまいう」案件なので気にしなくてもいいです。
それと澄と胤事態はそんな仲良くないです。
お互い「すれ違ったりしたら少し話す」くらいの距離感です。
設定
本章の主人公
高田 澄 (たかだ すみ) 現 18歳
燐の薊に所属。十一年間、特殊な状態で意識がなかったのに、三年前目覚めた。甘いものは好きだったはずだけど、苦手になってた。
本人は気づいていないけど、話し方が契約霊だった すごろに似てきてる。
メガネの子
神野 緒梨 (かんの つぐり) 当時 18歳
時雨 所属 (後に時雨とか他の隊の説明出す)
個人(作者)的に顔は燐の中でトップレベルに可愛い。ただ、作者には描けない。
見た目不良のカウンセラー(仮)
金扇 紗子 (かなおぎ さこ) 当時 26歳
燐の人物の精神面でのサポートをしている。ただ、燐の人間ってメンタル激強が大半であまりに弱すぎる奴は死んでるか、紗子がひっ
ぱたいてるからあんまり仕事ない。ついでに問題児の監視も任されてる。
弟がいた。
胤の契約霊
尽 20歳で死亡
もともと燐に所属してた。胤の契約霊。性格はすごくガキ。過去に何かあったっぽい。言動はたまに小学生低学年イメージで書いてたりする。