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       21 第3回打ち合わせ

 担当者、参事、アンドロイドは時間に集まったがマリエールは呼び出すらしい。転移陣が光り、マリエールが現れた。とても小さく幼い容姿だ。

         21  第3回打ち合わせ


 第3回打ち合わせが何時も場所で始まるところだ。担当者、参事、アンドロイドは居るがマリエールは今呼ぶところだそうだ。布に陣が描かれた物を広げアンドロイドが何か唱えると陣が光り、少女が現れた。確かに美少女だとは思うが、アンドロイドのようにこの星に合わせようとするつもりがないのが判る。この星の人々は赤目赤髪が中心で偶に黒目や黒髪が居る。アンドロイドも赤目赤髪だ。平坦な顔の者が多く、肌は黄色だ。アンドロイドは肌は黄色にしているが顔の彫りは深い。マリエールはどれも違う。金髪、青目、顔の彫りは深く、肌は白い。これだけこの星の人々と違うのに美少女と感じるのは漂う雰囲気故か。それにアンドロイドよりも小さいし幼く見える。まさかマリエールがこんなに小さく幼い少女とは思わなかった。テレビ画面では比較対象が無く堂々としていたので少女だろうとは判ったがこんなに幼いとは思わなかった。マリエールが挨拶を始めた。

「始めまして、参事様、担当者様、私はマリエール、アンドロイドの主です。これまでのやり取りで有意義な話し合いが出来ている事に感謝しています。アンドロイドよりお伝えしたように、この星の変革自在は万能者の決定事項で私の言では受け入れて下さいません。むしろ外周の惑星の変革自在を非難されており、作ったなら早くこの星に変革自在を掛けろと言われてます。皆様におかれましては是非速やかな移住に協力頂き、決して人的被害がでないようにしていきましょう。万能者が怒りだしたら私では止まりません。期限を決められるとか自分がやるとか言いかねません。」

それは嘘だ。万能者は自分が命令した事がなされないとは微塵も思っておらず、時間感覚が人間とは違うので、この件でマリエールは万能者の注意を受けた事はない。またマリエールがこの星の変革自在を万能者に止めさせて貰うように頼んだ事もない。ただ、万能者の心情を感じて変革自在を止める事は出来ないと感じているだけだ。参事は、

「マリエール様は、この星にお心をくだいて頂き、感謝しております。また、外周の惑星の変革自在の様子を拝見して感激しました。国連をあげて移住に取り組む事を誓います。一人の犠牲者もでないように、万能者様に期限を切られないようにお口添え下さい。」

参事はマリエールにこの星の変革自在を止めるようにいうために来たのかと思ったがそんなわけではないらしい。

「万能者から期限を切られるのは避けたいですね。しかし、期限がないと人々は動かないのではないかと危惧します。我々で期限を決めて期限を過ぎて残った人々は国連なり国が責任を持って強制移住をさせて貰って、もう大丈夫という段階で変革自在を掛けたいです。変革自在を掛けた後戻らしてはいけないとは聞いていませんので早く移住して早く変革自在を掛けて早く戻るのがいいと思います。何時までも命令に従わない無礼者として処分はされたくないですからね。」

話しの流れは早く移住して早く変革自在をして早く戻る事になった。スムーズに進めばいいが。

 早く移住して早く変革自在を行ない、早く戻る方向で纏まった。取り敢えずハード面の整備が先決だ。

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