表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/21

        15 星での社交

 第2王妃の子ども達は人懐っこい。長く外国に居た姉妹という設定で仲良くなった。幻影魔法を付与した。七夕伝説をモチーフにした幻影を見せた。2人は喜んだ。

           15  星での社交


 マリエールは社交を始めた。第2王妃とその子ども達だ。自分と同じ年頃の外見やそれ以下の年齢の兄弟姉妹がいる。上の年齢の子ども達は成人して仕事に就いり結婚してその場いないので彼らが相手だ。10年前に5国を従え、産業や事業を進め、先日はドラゴンを討伐した英雄。付けて貰ったマリエールの側仕え達が連絡するのでおもてなしの準備をして迎える。

 第2王妃の子ども達は人懐っこい。第2王妃自身も温厚な美しい方で上の男性2人は子ども達は学問道へ、下の2人は芸術や手芸が得意だ。権力への意思がない事を示すため、自らロビー活動はしない。この国全体にロビー活動のが低調になったとなった。と第2王妃が言う。この家族3人の中で唯一マリエールの活動の凄さ知る第2王妃にとってはマリエールは第2王妃と子ども達の生き方を決めた人物なんだろう。

 子ども部屋で2人の子どもと遊んだ。12歳と10歳の子ども達だ。ピアノとバイオリンとフルートと合奏から始まってカードゲーム、マリエールが幻影見せてやり方を教えた。2人共に魔法の才ほとんどないが幻影程度の付与魔法なら受け入れられる。七夕伝説にちなんだストーリを見せた。見たストーリなら再現できる。幻影の付与魔法がどれ程持つのか判らないが暫くは持つだろう。2人共に素直な美少女だ。マリエールの事を年近い姉だと思ってくれたようだ。2人は喜んでくれた。第2王妃はマリエールが長く外国にいた設定にしてくれたのでそれに乗った。マリエールは西の国に付いて知っている知識を披露した。正直最近の西の国の知識はないけれど。実は第2王妃家族には西の国に関する知識が多少ある。子ども達の長男が西の国の研究している。マリエール知識が古い事が判る程度には、しかし、少女達はその事を言わない。その設定に乗る事が自分達家族の命を繋ぎ止める鍵だと知っているように。後で、側仕えの一人が彼女達の長男が西の国の研究者だ教えてくれた。ちなみに次男は北の国の研究者だそうだ。

 次の日から諸外国調査に当たった。各地で魔獣討伐、難工事など様々な事をこなした。もちろん国内の諸問題の解決もしたが。

 一ヶ月経って、第2王妃の子ども達に幻影の魔法をの強化して最近の西の国の様子を伝えて西の国のお菓子を渡した。これでマリエールが西の国に居た設定が信用されるか判らないが。

 その後はシルビアの強化をして、海洋開発や途絶え勝ちな南の国の産物の補給を行なった。

 シルビアの能力はあまり高くない。10年持ったのは奇跡に近い。複製の魔法と小規模な戦闘への対応は出来るが後は現状維持が精一杯だ。今回魔力強化をしたが大規模な戦闘では不安が残る。諸外国を回ったのその調査行う意味もある。確かに戦闘の気配はある。この国周辺が落ち着いているのは複製による豊かさと、周辺に強国がないためだ。強国が攻め来たら強化したシルビアでもどう転ぶか判らない。

 一抹の不安を感じながら、何時までもここ留まる事出来ないと思った。第2王妃の子ども達に幻影の魔法を強化して白鳥の湖の幻影を見せて、シルビアに一回限りの緊急呼び出しの魔道具を渡した。

 マリエールは星を後にした。

 この国は危ない。今の所複製魔法とシルビアの魔法で何とかなっているが、強大な勢力に攻められば持たないだろう。マリエールは緊急呼び出しの魔道具をシルビアに渡した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ