12 ドラゴン討伐
ニコライ星のドラゴンは100mも200mもあるそうだ。倒せるかどうか聞いたら、何事も乗り越えなければならない壁があるそうだ。
12 ドラゴン討伐
ニコライ星のドラゴン討伐は来週になった。アンドロイドは此処で作りアイテムボックスに収納していくか現地作るか言われ、現地で作る事した。なんとく人間なようなアンドロイドを収納する事に抵抗があった。しかし戻って来る時には収納しなくてはならないのだけど。
1週間は今まで通りの生活をした。ニコライ星へのプログラミングをしたりドラゴン攻略やニコライ星やニコライ星人に付いて説明があった。ニコライ星人の画像を見てバルタン星人という単語を思い付いた。異星人の記憶が在るなんて私って凄い人物だったのかな。知識の記憶しかないなんて残念だ。しかし、ニコライ星人は体長3mだそうだ。
「変幻自在で大きく成りますか。」
嫌何とかコミュニケーション取るよ。それより言語は-----------。
ドラゴンに付いては体長100mから200mくらい。あまり凶暴でないが、時々凶暴化するものがおり、手がつけられなくなるそうだ。今回凶暴化したドラゴンが街を襲う気配があるので救援要請が出たそうだ。
「私で倒せるの。」
単純な疑問だ。強くなった気はするけれど、明らかにこのアンドロイドよりも弱いし、100mもあるドラゴン倒せる気がしない。
「それはいとも簡単に倒せます。--------。」
私ならなんでしょう。
「眉間に貫通魔法を放って下さい。正面にマリエール様が立ち正々堂々と戦えば何とか成ります。多分。」
憶測、多分なんて不安になるじゃない。
「何事も乗り越えなければならぬ壁があります。その一つとお考え下さい。」
ここで精神論?
兎に角、我が身一つで反物質装置でニコライ星に向かった。ニコライ星人に落胆の表情で見られた。判りづらいけど。いろいろ説明を受けた。やたら高くて大きなベットで寝た。翌朝アンドロイドを3体出して、討伐に向かった。標高3000m程の山の頂上に巨大なドラゴンがいた。ドラゴンから念話が飛んできた。マリエール向けでもないし、人間の言葉でもない。多分反物質のことわり故の能力だろう。ドラゴンの精神波が理解出来るのだ。
「何だ、この虫、殺虫剤でも持って来るのだったな。」
虫扱いか。いい度胸だ。
「我はドラゴンを討伐するものなり。正々堂々と勝負せよ。」
ドラゴンは笑ったようだ。ただの大声にしか思えなかったが。
「虫が喋るか。生意気な。なら叩き潰してやる。」
ドラゴンは舞い上がった。マリエールは眉間に貫通魔法を放った。ドラゴンは落ちた。マリエールはドラゴンを収納した。アンドロイドは何の役にも立たなかった。
ニコライ星人の所に戻って報告した。感謝を言われお礼の品を貰った。もう一泊するように言われたが遠慮した。見上げるのに疲れるし、大声で喋るから五月蝿いし。
星に帰ってアンドロイドに報告した。お礼に貰った品は万能者の好きなお酒だそうだ。研修の中で出来た万能者やアンドロイドとの共有部分にお酒もドラゴンも入っているから、彼が取り出せる。アンドロイドは万能者に報告すると言った。
私成人過ぎているからお酒飲んでもいいわよね。
ニコライ星人からお礼の品を貰って星に帰った。品は万能者が好きなお酒だそうだ。マリエールも成人過ぎたからお酒を飲んでもいいのだろうかと考えた。




