用語説明(ルール編、リプレイ編) 括弧の意味
◯用語(ルール編)
ルールブック中に繰り返し使われる言葉です。
・プレイヤー(PL)
ゲーム世界に入って遊ぶ人。
そのゲームのキャラクターを1人1つ作って操作する。『ループ&デジャヴ』の世界では、全員が〈エージェント〉になって、過去の時間へ遡行する。
・ゲームマスター(GM)
シナリオを作り、ゲームの進行を行う。ゲームに1人は必要。NPCを作り、操作するのもゲームマスターの役目。『ループ&デジャヴ』の世界では、〈私たち〉になって、〈エージェント〉を管理する。
・プレイヤーキャラクター(PC)
プレイヤーの操作するキャラクターのこと。操作するキャラクターはプレイヤーが自分で考えて作成する。『ループ&デジャヴ』では全員が〈エージェント〉になる。
また、本TRPGではPCを模した駒かミープルを使用するので、PCを移動する、などいうような指示が入る時があり、その時は駒かミープルを実際に移動させることになる。
・ノンプレイヤーキャラクター(NPC)
GMが操作するキャラクターのこと。物語を進行する役割であったり、プレイヤーの補助をしてくれる役割であったりする。
・ロールプレイ(ロール)
プレイヤーがキャラクターを操作すること。主に口頭でキャラクターの状態を描写したり、そのキャラクターになりきってセリフを発言したりする。特に後者は「キャラクタープレイ」と呼ぶ時もあるが、本TRPGではどちらもロールプレイで統一している。
また、「ロール」というとダイスを転がす(Roll)という意味と混同しやすいが、本TRPGはダイスを使わないので、役割(Role)という意味の「ロール」しかない。
・パーティ
〈エージェント〉のグループのこと。『ループ&デジャヴ』では〈エージェント〉は単独行動する機会が多く、同じパーティに所属する〈エージェント〉は通信機を使って連絡を取り合うことができる。
・シート
セッションに必要な情報をメモしておく紙のこと。このルールブックに必要なシートは付属しているので、データをダウンロードして使うように。
・セッション
ゲームの導入からエンディングまでひと通りのゲームのこと。本TRPGでは4時間〜6時間ほどかかる。
・キャンペーン
話が連続する複数のセッションのこと。複数のセッションで1つの目的を達成するような大きなキャンペーンもあれば、2、3つのセッションを行う小さなキャンペーンもある。
キャンペーンでは同じPCを連続して使うのが一般的で、今までのセッションにいなかったPCが飛び入り参加するオープンキャンペーンという形式もある。
また、同じ舞台を使って違うシナリオで行うセッションもキャンペーンと呼ぶことがあり、『ループ&デジャヴ』はこれをゲームのシステムに組み込んでいる。
・シーン
場面のこと。本TRPGでは、1回のロールプレイにつき1シーンとしている。シーンを細かく分けると、ゲームの進行で話が逸れてしまうのを未然に防ぎやすい。
・シナリオ
ゲームの進行のために、ゲームマスターが事前に準備しておくもの。シナリオ作成は即興では作れないが、サンプルシナリオを利用すればスグにでもゲームがプレイできる。
主にシーンをいくつも連続させてシナリオを作る。1シナリオにつき20〜40シーンほど作成することになる。また、PLのロールプレイによって物語は予想できない方向へ行くこともある。
・トランプ
ゲームを進行する時に使うジョーカーを抜いた52枚のプレイカード。スートと呼ばれるマークが4種類あり、種類ごとに1から13までの数字が書かれている。
『ループ&デジャヴ』ではトランプゲームの『七並べ』をベースにしたルールを使う。
・チェック
ゲームの進行でランダム要素が入る時に使う判定のこと。『ループ&デジャヴ』ではチェックに三種類の判定方法があり、どの方法を使うかはGMから指示される時もあれば、プレイヤーが選ぶ時もある。チェックは主に「成功」か「失敗」のどちらかの結果が必ず生まれる。
・ステータス
キャラクターの能力のこと。本TRPGは体力、精神、俊敏、知識の4項目がある。作ったばかりのキャラクターはすべての項目で能力が1つしかないが、セッションを繰り返すことで成長していく。
◯用語(リプレイ編)
本TRPGにはコラム的にリプレイが付属します。その中でよく使われる言葉です。
・リプレイ
やり直しや再生を意味する言葉だが、TRPGではプレイしたセッションの記録のこと。記録の仕方には様々ある。お芝居の台本のようであったり、小説のような形式で書かれていたりする。『ループ&デジャヴ』にはコラム的にリプレイが付属しており、これは前者のような形式で書かれている。ルールを見ただけだと実際の進行が分かりにくいため、ルールと平行してリプレイを掲載している。
・NA
ナレーション。ロールプレイする時、その発言がナレーションかセリフかを区別するために使うルールブック上の表記。実際のプレイでは、自分がこれから発言することがナレーションかセリフかを先に宣言してから発言を行うと混乱が少なくて良い。
・ハンドアウト
手元に置く資料やシートのこと。ルールブックに付属するので印刷して使う。『ループ&デジャヴ』では画像ファイル形式でWEB上に公開しているので、ダウンロードしてコンビニなどで印刷すると良い。
・プレロールドキャラクター
プレイヤーが操作するキャラクターだが、プレイヤーが作成したキャラクターではなく、あらかじめ用意されているキャラクターのこと。プレロールドキャラクターを用意しておくことでプレイヤーの負担を軽減するだけでなく、シナリオに対するキャラクターの数値バランスを丁度良くさせることができる。
・マスタリング
ゲームを進行させるゲームマスターの行為のこと。プレイヤーへ情報を伝えたり、何らかのリアクションを取ったり、判定などの審判役、NPCの操作、シナリオの進行管理などセッション中に行うほとんどの行為がマスタリングに含まれる。
・ミッション
任務を意味する言葉で、『ループ&デジャヴ』の世界ではプレイヤーキャラクターである〈エージェント〉に与えられる課題のこと。与えられたミッションをクリアしても、クリアしなくても、このゲームは終了する。
・サプリメント
本ルールブックは基本システムのみが書かれている。これに追加のシステムや世界設定、データといった新規要素を書いたもの。本ルールブックは戦国時代の日本を舞台にしたデータのみ記載されている。
◯括弧の意味
【キャラクターシート上の項目】
[チェック名][チェック名:目標値]
『キーワード』
〈ルール用語の強調〉
「セリフ」
(注釈、注意書き)