データ集の見方
まず、データ集はゲームマスター以外に使いません。
プレイヤーとして参加したい方はできるかぎり、ブラウザバックをお願いします。
データ集では、イベントについて載せています。
イベントは、デイリー、カードの2種類です。
ラストイベントはすでにサンプルが用意されているので、こちらでは掲載しません。
また、データ集はサンプル1「偽書・甲陽軍鑑」を参考に作る予定です。
そのまま「偽書・甲陽軍鑑」というシナリオで遊べるようにします。
作り方の手順も以下に沿って行えば理解できるでしょう。
まず、AとKの8枚中1枚は確定し、7を除いた2〜Qのうち2枚は確定している状況です。
先に決めるのはラストイベントのヒントカードの位置です。
今回は武士道をAとKの8枚に入れ、残りを2〜Qに混ぜます。
場所:♡3
カード名:山本勘助
基本情報:君はお祭りに訪れた。
聴覚情報:祭り囃子が聞こえてくる。武将を祀ったお祭りのようだ。
視覚情報:場所はお堂だ。人々は右目が塞がれた不動明王を勘助不動さん呼び、山本勘助を信仰の対象としていた。
知識情報:この祭りについて知ろうと思った君は、お祭りを楽しむ人々に問いかけると、彼らは君を温かく受け入れ、君に酒やご馳走を振る舞ってくれた。【毒】【火傷】【出血】が回復する。
キーワード「山本勘助」で判定
NA「君は未来で聞いていた話と矛盾を覚える。山本勘助は存在しない武将だ。『甲陽軍鑑』という書物の中で語られる伝説的な軍師としての山本勘助は、架空の存在のはずなのに……」
場所:♣K
カード名:武士道
基本情報:君はしんと静まり返った場所に迷い込んだ。
聴覚情報:部屋に敷き詰められていて、足音すらも吸い込まれる。古い本の匂いがした。
視覚情報:ここは書庫。地図、史記、兵法書が並んでいたが、すっぽりと抜け落ちたように二十冊ほどが入りそうな隙間があった。隣に並ぶのは「武士道」の倫理思想について書かれた本だ。
知識情報:もう少し本棚を調べた君は、抜け落ちた本が、歴史上最初に「武士道」について記録された本だと気づく。それが確か軍学書であったことは思い出せるのだが、本の名前までは思い出せなかった。
その他:音を出したり、声を出したりするロールプレイをした場合、どこからともなく「何奴!」という声がして、君は命からがら逃げ出すことになる。現在地を初期位置に戻す。
キーワード「武士道」で判定
NA「間違いない。抜け落ちてしまって存在しない本は『甲陽軍鑑』という軍学書だ。兵法・刑法の他に、歴史上最初の『武士道』についての記述があったらしい。君は【武士道精神】を手に入れる」
場所:♢9
カード名:島(佐渡島)
基本情報:君が訪れた場所は海だ。
聴覚情報:男が君に「乗るかい?」と声を掛けた。君は……(選択イベント。乗るか乗らないか選べる。ここでデジャヴを使っても良い)
選択情報(乗る):君は佐渡島に到着した。有名な流刑地だが、ここには亡命した武将もいるようだ。
選択情報(乗らない):君は船に乗らなかった。
視覚情報:遠くに島が見える。声を掛けてきた男の様子を見ると、渡し船の船頭のようだ。
知識情報:君は渡し船や船頭を見たが、特に変わった様子は見つけられなかった。
キーワード「島」で判定
NA「君は船頭に島について尋ねた。佐渡島だ。武田信玄の家臣・春日惣次郎が武田家滅亡後に亡命し、武田家に伝わる軍学を本にまとめていたという。現在、春日惣次郎は姿をくらまし、執筆していた本も行方知れずだ」
同時にこれらラストイベントのヒントカードがどこにあるか示してくれるカード3枚が、7を除いた2〜Qに入っています。
この「どこにあるか示してくれるカード」は、それが何のキーワードも生み出していないことを前提に作られるので、キーワードがないことをはっきりと分かるように書きます。
これらのカードを「噂カード」と呼びます。
場所:♠10
カード名:♡3の噂
基本情報:君はある噂を耳にする。どうやら、♡3(別の言い方をしてもよい)に重要なヒントが隠されているらしい。
場所:♢2
カード名:♣Kの噂
基本情報:君はある噂を耳にする。どうやら、♣K(別の言い方をしてもよい)に重要なヒントが隠されているらしい。
場所:♢J
カード名:♢9の噂
基本情報:君はある噂を耳にする。どうやら、♢9(別の言い方をしてもよい)に重要なヒントが隠されているらしい。
ラストイベントのブラフはサンプル2「本能寺炎上」から2枚いただきましょう。
1枚はAかKに入れ、1枚は2〜Qに入れます。
場所:♠1
カード名:炎
基本情報:君は寺院にいる。
聴覚情報:風が吹く音がする。ぼう、と炎が揺れる音がした。
視覚情報:蝋燭にしてはメラメラと大きく燃える炎が印象的だった。
知識情報:蝋燭におかしなところはないが、君は炎がどうしても気になっている。
キーワード『炎』
NA「君の脳裏に見えるのは燃え盛る炎だ。建物全体に火が回る。建物は本能寺というようだ」
場所:♣8
カード名:刀
基本情報:君が訪れた場所は武家屋敷だ。
聴覚情報:土間には誰かいるらしい。
視覚情報:他は誰も見当たらない。そこで君は一振りの【刀】を手に入れた。人を斬るには少し短すぎるかもしれない。
知識情報:刀は自害するためのもののようだ。この時代、戦の主力は弓矢や鉄砲、投石といった遠距離武器である。刀の存在意義は切腹用なのかもしれない。
キーワード『刀』
NA「君の脳裏に見えるのは刀だ。その刀はこれから誰かが自害するために使われるらしい」




