TRPGって?(TRPGを知っている人もお読みください)
テーブルトーク・ロールプレイングゲームの略称です。現代に生まれた君にとってゲームというとフルダイブ型VRMMOが身近でしょうが、TRPGはまるで違います。
なんと、電源を全く使わないゲームなのです。
君はフルダイブ型VRMMOと同じように、ゲームの世界にダイブし、敵を倒したり、他のプレイヤーと交流したりできます。
電源を全く使わずどうやるのかって?
TRPGでは脳に電気信号を送る代わりに、脳内の想像をナレーションするのです。
そうそう、言い忘れていました。
衣食住が屋内で済むようになった時代の君は驚くでしょうが、TRPGはスタンドアローンな人間が一つのテーブルを囲み、同じ部屋の中で行うゲームです。
ちなみに、本作は2人〜7人で遊ぶことができます。
ゲームマスターと呼ばれる進行役1人とプレイヤー1〜6人で、(電気反応会話ではなく)リアルボイスによって会話を行い、ルールに従いながらゲームを進めていきます。
使うのは現代でもオーソドックスなミニゲームとして遊ばれるトランプです。
ジョーカーを抜いた52枚のカードを使います。
トランプは紙製でもプラスチック製でも構いませんが、トランプを入れるスリーブは事前に用意しなければなりません。
本作は、ホワイトボード用のペンで文字や図を直接スリーブに書き込みます。
TRPGを遊んだことのある君には馴染みのない方法かもしれません。
イメージとしてはトランプゲームにおける『七並べ』に近い遊び方をすると考えてください。
他には筆記用具とルールブック(このテキストデータのことです)が必要です。
用意するものはこれだけです。
VRギアと比べれば準備するものが多く感じられますが、その分フルダイブ型ゲームでは得られない体験をすることができると思います。