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トランプTRPG ループ&デジャヴ  作者: 如何屋サイと
ゲームの準備(プレイヤー編)

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入門リプレイ3

■場所の確定シーン


GM「次は場所を確定します。その前にトランプ配り直しますね」


 GMはテーブルの上に『七並べ』の初期状態と同じようにカードを並べ、3人のPLに均等にカードを配布した。

 次に、対応する色のミープルを配る。



GM/NA「時は戦国、世は乱世。ここはオールドジャパン。刀の世界。まだ日が昇り始めた頃合いだ。季節は春。5月下旬くらいで、良い天気だ」



GM「これに合わせてロールしてもらえると助かります」



GM/NA「君は死んだ。


 しかし、ひどい頭痛と共に目を覚ます。耳鳴りが始まるのと同時に、何か夢を見ていたことを思い出すが、それがどんな夢だったのかまったく思い出せない。


 耳鳴りが収まるとともに周囲を見やる。君が目を覚ました場所は……」



GM「このシーンでは初期位置を決めます。ある程度の時代と場所は先程お話した通りなので、【俊敏】の順でミープルを置いて、ロールしてください」



たるきん「【俊敏】の順?」


GM「おっと……、すいません(汗)

 [【俊敏】:♣K]で距離が近い順です。

 まぁ、これ、【俊敏】の値が大きい順なので、それでってことで……。


 はい、えー、では【俊敏】の順です。


1.ケイジの鮫島

2.ボーイのレイジ

3.アイドルのてぃあら


 この順番で手番が回ってきます。

 まず、鮫島からなんですが、司馬田さん大丈夫ですか?」



司馬田「あ、大丈夫です。やってみます」


 司馬田は黄色ミープルを♣7の上に置く。


司馬田/NA「鮫島は辺りを見渡して、自分が生まれた頃の風景を思い出します」


司馬田/鮫島「田園が広がっている……。俺が生まれた頃はこんなだったな……」


GM「田園ですね。他に情報はありますか? 例えば、どんな田園か。人はいるのか。ナレーションで構いませんのでお願いします」


司馬田/NA「田園は田植えをする人の姿が見える。家は点在している。トレンチコートを来た鮫島はひどく浮いていて、農民たちから奇異の視線を向けられていた」


GM「はい。ありがとうございます。還暦らしい視点のモノローグでしたね。


 ♣7に『田園』と〈カキコミ〉してください。それと自分のキャラクターシートの自由記述の欄に、初期位置:♣7とメモお願いします」


 司馬田はホワイトボード用ペンでスリーブに『田園』と書いた。

 その後、キャラクターシートに鉛筆を走らせる。



GM「補足ですが、これが〈カキコミ〉という行動です。あまり他のゲームにはない方法ですが、本TRPGではたくさん使うので覚えておいてください。

 では、次の人。レイジですね。お願いします」


たるきん「はいはーい、質問です! ……これってPCは戦国時代にタイムスリップすることは知ってる前提なの?」


GM「あっ、すいません。そうですね、知ってます。時間遡行する前に遡行先の時間点について、簡単なブリーフィングみたいなものは受けてる感じです」


 たるきんは「あーね」と頷きながら、♠7に青いミープルを置く。


たるきん/レイジ「俺が目覚めたのは……、どうやら城のようだ。本当に戦国時代に来たというのか疑わしいぜ。城なんて観光地にでもあるからな」


たるきん/NA「そう独りごちたレイジは天守閣の外側にある回廊部分に出た」


たるきん/レイジ「山城とでもいうのか、山頂付近に築かれていて見晴らしが良い。階下には足軽の姿が見える。ふむ……、本当に俺は時間を遡行したみたいだな。

 となると、高校の制服姿は見つかったら面倒なことになるかもしれない……」


 その後、♠7に『山城』と〈カキコミ〉し、キャラクターシートにも記述する。



GM「OKです。クールキャラ! すごくデキる感じがします。

 いやそれにしても、たるきんさんは手際いいですね。

 では、次はてぃあらの番です」


 マグが♡7に赤いミープルを置く。


マグ/てぃあら「……はっ!? うわっ暗っ……?

 じゃ・な・く・て、


 きゃーん! ここはどこ〜!? わたしはだれ〜!!?

 わたしはプリンセス星からきた超銀河級アイドル・姫宮てぃあら☆(キラッ)


(マグが ゴン! とテーブルを拳の甲で叩く)


 いでっ……、

 じゃ・な・く・て、


 いったぁ〜! 頭ぶつけちゃったぁ、も〜わたしのドジ! ドジ!

 暗くて狭くて揺れてるし、潮の匂いがするよぉ? う〜ん、船倉かな??」


GM「めっちゃテクニカルなロールだ(笑)」


一同(小笑)



用語解説『テクニカルなロール』

 TRPGにおいてロールプレイはあくまでオマケ。大事なのは進行に貢献するロールで、マグのやっているような状況が分かりにくいロールはあまり推奨されない。そういう時はGMが意訳したり、場合によっては質問して情報を引き出しても良い。



GM「あざとかわいいキャラって奴なんですね、てぃあら。

 しかも見知らぬ暗くて狭い場所でキャラを演じるこのメンタル(笑)

 揺れと潮の匂いから船倉だと特定する洞察力。只者ではない(確信)」


一同(笑い)


 マグは頭をコツンと拳を当ててペロッと舌を出す。その後、♡7に〈船倉〉と書いた。キャラクターシートにも初期位置を記した。



GM「あっ、〈山城〉と〈田園〉の間に〈船倉〉なんですね。山、海、平地ってどういう地形なんだって気もしますが、問題ないです。

 あと、今回は初期位置に選ばれなかった♢7は裏向きにしておきます」



※用語解説『裏向き』

 トランプカードの裏表に決まりはありませんが、一般的には数字がある方が表だと言われています。このルールブックでは『数字が見える/見えないように』という表記で統一しているので、裏か表か分からなくなったらルールブックを参照してください。



GM/NA「〈エージェント〉の3人は無事に目標の時間点へ遡行できたようだ。

 こんなにも平和を象徴するような五月晴れの中、いったいどんな〈特異点〉が君を待ち受けているのか。まだ誰も知る者はいない」


GM「以上で場所の確定シーンは終わりです」

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