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二志篠鈴



少しして聖次が戻ってきた。

「申請して来たから多分今日帰る時には誰がどの学科か分かると思うからまた帰る時に言うたるわ」

駿河は今日に立つと咳払いをした。

「えー、今度はみんな自己紹介してもらうで。ほな、1番から頼むで」

龍斗の目の前でアルゴが振り向き

「えっ俺から?おいセリフ考えてない。どうしたらいい!?」

などと聞いてくる

「知るかよ、俺も考えてねぇよ」

そう答えるとアルゴは自分の机にしずんだ。

「とりあえずは名前と希望の学科答えてくれてたら、それでええわ」

前でアルゴが何か呟きだした。

「アルゴ・アリクセイ、アルゴ・アリクセイ。普通科普通科。アルゴ・アリクセイ、普通科。」

……これは、ダメだな。

「んじゃ、1番から行ってんか」

シュバ!

「アル、アル、アルクセイ・普通科です!!希望学科は普通希望学科です!!」

「誰だよ、アルクセイ・普通科って……」

「えー、アルゴ・アリクセイ君やね。だ、大丈夫や、失敗は誰ある、気にしな。それじゃ次行こか」

ドス。あ、また机にしずんだ。

代わりに龍斗が立ち上がる。

「一城龍斗、戦闘科だ」

それだけ言うと席に着いた…瞬間アルゴが振り返ってきた。

「何お前普通にしてんだよ!お前も失敗しろよ!!」

半分涙目でそんなこと言われてもどうしろってんだよ。

「くそ~裏切り者~」






─────────






その後は何事もなく進んで行き休み時間にはいった。

「おいどうすんだよ。もう無理だって」

アルゴはずっとこの状態だし。暇だ。と思ってたら後頭部に衝撃が走り顔面から机に突っ込んだ。

龍斗の知り合いでこんなことしてくる奴はこの場合は一人しかいない。顔を上げると同時に振り返る。

「何すんだよ、鈴」

そこに立っていたのは女の子だった。薄い青色のセミロングで身長は低い方だ。

「あんたがいつまでもあたしのこと無視してるからでしょ。昨日だってメールしたのにあんたが無視するし!」

「んだよ、メールって知らないぞ」

「はぁ?昨日これ貰ったでしょ?」

スカートのポケットから小さな端末を取り出して見せてくるが

「何それ?」

一瞬、何言ってんの?的な顔をしてくる。

「だから昨日」

そこまで言った時前の扉が開いて聖次が顔をだした。

「一城、すまん昨日これ渡すん忘れてたわ」

小型の端末を投げてきた。

「おい!」

聖次は既にそこに居なかった。

「おい鈴よ、端末ってこれのことだよな」

「そ、そうみたいね」

「……」

「……」

「……」

「……」

「おい!」

「あ、あはは。ま、まあいいじゃない合法的にあたしに触れたんだし」

「一瞬過ぎて分かるかよ!しかも自意識過剰だしな」

「うわあああ!!何後ろでイチャコラしてんだ!!嫌味か、嫌味なのか!?」

いきなりアルゴが振り返って叫んでくる。

「って……二志篠鈴ちゃん!?」

アルゴが鈴の顔を見て固まった。

「そう、だけど」

ちょっと気圧された感じで頷く鈴

「おい龍斗!鈴ちゃんとどういう関係だ、どういう関係だぁ!!」

アルゴが肩を持って前後におもいっきり揺さぶってくる。

「やめろ、アルゴ。俺たちは別に」

パシッ

鈴がアルゴの腕を掴んで止めると

「やめて。あたしの龍斗に手をださないで」

アルゴが一瞬固まり機械の様にカクカクと鈴の方に顔を向ける。

「あたしの、龍斗……?」

「そうよ、あたしの龍斗。だからあんたがどれだけ男のこと好きでも龍斗には手をださないで」

「おい鈴」

「いいの、はっきりしておいたいいじゃない?勘違いする人いるかも知れないし」

そう言って周りを見渡す。いつの間にかクラスのほぼ全員の視線を集めていたらしい。

「はぁ、まあそう言うことだアルゴ」

カクカクカク

こっちに顔を向けるアルゴ。

「そう言う、こと……?」

「鈴は俺んだ。手ぇ出したら、分かるよな?」

「……うわあああ!!彼女持ちだと?同類だと思ってたのに、彼女持ちだとぉ?不公平だ不公平過ぎる!!てか待て俺はいつの間に男好きになったんだよ!!俺は普通だ!普通だぁ!!」

アルゴが壊れてしまった。

「アルクセイ・普通科?」

鈴はさらに追い討ちをかけるし。

「う、うわああああああ!!」

ドス。

今度は俺の机にしずんだ。

そして休み時間の終わりを告げる鐘がなった。

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