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冬の花火  作者: いずか
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レリーフ


レリーフ



靴の音響く長い廊下


蝋燭が照らすレリーフ白く浮かび上がる


悲しみを象ったその表情


目覚める感情胸広がる



噴水のある中庭で


今日も独り貴方をお待ちします


恋しい想いは募って溢れ


認められぬ愛ならば


いっそ苦しみが滲み出す前に虚無へ



閉じ込めてきた感情


募る最愛


形にすれば楽になると


貴方の言葉、跡がない


記す日々が終わる頃


貴方の愛で満ちますか?



鳥の囀り聞こえる中庭で


今日まで貴方をお待ちしました


恋しい想いは溢れて壊れ


形のない愛ならば


いっそ狂気に変わりる前に楽にして



抱きしめても温度なく


確証のない約束契る


淀んだ瞳に優しく口づけ


くすんだ肌撫でひとり泣く


私を象る虚無のレリーフ




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