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冬の花火  作者: いずか
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背中合わせ


背中合わせ



ずいぶん一緒にいるのにね


ずっと変わらない


君が向ける横顔



言葉や想いは


出会った頃まだ幼くて


少しずつ距離を縮めながら


育ててきたよね



頬を染めた君からの初めてに


永遠を願った私からのお返し


ぶつかった鼻を


君は照れくさそうに指で弾いた



今更だけど


君はちゃんと私を見てるの?


恥ずかしいから目を逸らすほど


君も青くないでしょ



いつの間にか背中合わせ


肌の感触


ぬくもりはあっても


君は私を見てないよね


馬鹿な私だから


焼き餅の仕方も知らないの


「こっち向いてよ」


聞こえてるなら返事して


強がりはもうたくさん



君が思うよりもずっと


私は弱くて崩れやすい


私はずるくて汚い


私が思っていたよりもずっと


君は強くて優しかった


君はずるくて汚かった



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