表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

新しい出会いは

みいちゃんは、それからしばらく元気がありませんでした。

お母さんが尋ねても。

「ちょっとだけ、まだ寂しいの」

と笑って言うのでした。

お母さんは、首を傾げて不思議がっていましたが、お父さんだけは理由を知っていたので静かに見守っていました。

「みいちゃんは、少しだけ成長したんだよ」

後で、お父さんはお母さんにそう説明しました。

そして、氷の妖精ぱりぱりが言った通りみいちゃんの住む国に、雪が降ってきました。

みいちゃんはお庭で、雪がお空から降って来るのを黙って見つめていました。

みいちゃんには、分かっていました。

氷の妖精ぱりぱりと交代でやって来た雪の精と友達になってほしい。

それがきっと、氷の妖精ぱりぱりがお願いしていたことなんだと。

だから、みいちゃんはお空に向かって言いました。

「雪の精さん、お友だちになろう!」




〚おわり〛

この企画参加作品を、お読みいただき本当にありがとうございました。

また、どこかでお会いしましょうね……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 企画より拝読しました。 みいちゃんの無邪気な明るさ、好奇心がすごく素敵でした。 氷の美しさが、音からも、見た目の描写からも伝わってきて、妖精「ぱりぱり」のきれいな姿が想像されました。 出会…
[良い点] 拝読しました。 水って不思議ですね。 同じ化学組成なのに、水だったり、氷だったり、雪だったりと色んな姿を見せる。 その辺のはかなさが表現できたお話だったと思います。 この度は、ひだまり…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ