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終わらない青春の中で  作者: 白月 海
42/61

42話 ハンバーグ

真琴の家に行く道で、スーパーに寄る。


「先輩は何が食べたいですか?」


「何でもいいよ」


「そういうのが作り手にとって一番困るんですよ」


「えー...それじゃ、ハンバーグだな」


「意外とお子様ですね」


「久しぶりに食べたいんだよ...」


凛は手際良くハンバーグに使う食材をカゴの中に入れていく。


「いつも料理って自分で作ってるのか?」


「夕飯はお母さんが創ってくれていますけど、他は基本的に私ですね」


「偉いな」


「そうですか?結構先輩の周りの女子ですと多いですよ」


「あー、確かに夏未も自分で作ってるとか言ってた気がするな...」


「夏未?」


「ああ、俺のクラスメートでたまに夕飯をあいつの家でご馳走になってるんだ」


「...そうなんですか。あ、これで材料は全部ですね」


「お、それじゃ会計済ませてくる」


会計を済ませて、また真琴の家に向かって歩き出す。

到着して部屋に凛を招き入れた。


「...掃除とかは思ったよりも行き届いているんですね」


「まぁ、それくらいはな。汚いのは好きじゃないし」


「それはみんなそうですよ」


「さて、俺も何か手伝うよ」


「いえ、大丈夫です」


凛にあっさりと断られる。

真琴は大人しく座り、凛の質問に答えているだけだ。


「ここらへんにある食器は使っても?」


「ああ、何でも使っていいぞ」


大体一時間程で出来上がった。

今日は久しぶりに炊飯器でご飯を炊いた。


「おぉ...」


机に並べられたものをみて驚く。

まさか自分の家のテーブルにこんな豪華なものが並べられるとは思っていもいなかったからだ。


「やっぱり凄いな...」


「そうですか?ハンバーグだったら結構簡単に作れますよ」


「え、そうなのか?」


「はい」


「ま、まぁ...目玉焼きも満足に作れない俺からしたら...」


「あれって焼くだけですよね...」


「凛が料理作ってる姿をみていると、俺って一体なんだろうって思わされるよ」


「...人には向き不向きがありますから。それでは、いただきましょうか」


「ああ!いただきます」


「いただきます」


二人は食事を始めた。

相変わらず美味しい凛の手料理に真琴は驚き、凛はその反応をみて喜んでいる。

そんな楽しい食事の時間はあっという間い終わりを告げた。


「ふーっ、ご馳走様!」


「ご馳走様でした」


「やっぱり凛の料理は美味しいな、ありがとう」


「いえ、先輩が美味しそうに食べてるとこっちまで嬉しくなりますので...あ」


「ん?」


「い、いえっ...何でもないです」


「あ、食器は俺が後で洗うから置いといてくれ」


「片づけ終わるまでが食事ですよ、先輩」


「それじゃ、俺も手伝うよ。それくらいなら俺にだって出来るし」


こうして二人は隣に並び食器洗いを行っていった。

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