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終わらない青春の中で  作者: 白月 海
39/61

39話 水族館

「...ふぅ」


教室に戻ると、烏山が話しかけてきた。

ニヤニヤしているのでロクな事では無いだろう。


「んふふー」


「何だよニヤニヤして...」


「真琴君、モテモテだねえ」


「いや、別にそんなんじゃないだろ」


「わざわざここのクラスまで後輩が来たっていうのに?んー?」


「....」


「ちょっと烏山君、東仙寺君が困ってるわよ」


しかし、そんな真琴に助け船だ。


「あれ、月野?」


「何よ」


「い、いや...委員長が真琴を庇うって全然想像できなかったからさ」


「べ、別に良いでしょ!!」


「へいへい」


月野のおかげで、烏山が自分の席へと戻っていった。


「助かった。だけどお前が庇ってくれるなんて意外だな、本当に」


「...気分よ、気分」


「そうか」


それだけ言うと、真琴も席へと戻っていった。


穏やかな日常が続いていき、今日はとうとう凛との約束のデートだ。

天候も晴れている。


「先輩、お待たせしました」


「お、凛か。別に待ってないぞ、むしろ時間よりも早いくらいだ」


凛が来たのは約束の時間の10分前...律儀である。


「さて、それでは行きましょう...先輩?」


真琴は凛の私服を見ていた。

黒をベースとした服装がとても似合っていたのだ。


「い、いや...凄い似合ってるって思ってな」


「...そうですか」


凛はそれだけ言うと、進んでいった。

真琴もその後ろを追い隣に並ぶ。

顔が少し赤いようだ。


「何か顔赤いけど大丈夫か?」


「っ...せ、先輩のせいですから!」


そしてなぜか怒っている。


電車乗り、水族館へと向かう。

凛はまだ怒っている感じで会話をしない。


(...何か俺が人を褒めると怒らしてるな...)


自分に人を褒める才能が無いのかと思っていると、外の看板が目に入る。


「お、あの水族館か」


水族館の看板だ。


「そうです」


「楽しみだな」


「はい、とても」


そのおかげで、凛とようやく話せるようになった。

水族館様様だ。


「えっと...チケットはあっちか」


チケット売り場へと二人でいき、購入する。


「えっと、学生二人で」


「はい、1400円になります」


「え、先輩」


「今日は良いよ、それにいつものお礼だ」


「....」


凛の分も購入し、いざ入園。

入るとすぐに大きな水槽があり、たくさんの魚が泳いでいる。


「おぉ...」


「...綺麗」


二人とも、その光景に目を奪われている。


「あ、先輩...チケット、ありがとうございます」


「ああ。気にしないでくれ、むしろいつもいつもお弁当ありがとな」


「いえ...」


そんな会話をしながら、二人は先へと進んでいく。

様々な種類の魚がいて、立ち止まっては話、また立ち止まっては話...

気付けば時間は結構過ぎていた。

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