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終わらない青春の中で  作者: 白月 海
37/61

37話 結城家での食事

「お邪魔します」


「あら、おかえりなさい夏未、真琴君」


夏未の家に到着すると、笑顔で結城母は迎えてくれた。

凄いニヤニヤしたいたが。


「ただいま、お母さん」


「あ、お姉ちゃんに真琴さんおかえりなさいー」


妹である三波も部屋から降りてきて迎えてくれた。

玄関の前で話をしていると、丁度結城父も帰ってきた。


「あらあなたもお帰りなさい。ご飯できてるわよー」


「ああ、ただいま。ん?真琴君も来てたのか、こんにちわ」


「こんにちわ、今日もお世話になります」


「はっはっは、良いんだよ」


丁度みんな揃ったところで、食卓へと向かう。


「それじゃ、みんなで」


「「「「「いただきます」」」」」


今日は鮭に白米、味噌汁にサラダなどの様々な食材が並んでいた。


「そういえば球技大会はどうだったのかしら?」


「あ、うん。総合2位だったよ!それに真琴君が凄い活躍してた!」


「へぇー!凄いじゃない!真琴君はたしかバスケだったわよね?」


「はい」


「中学の頃にバスケ部とか入ってたりしたの?」


「まぁ、一応...久しぶりに運動したので筋肉痛気味ですが...」


苦笑いしながらそう真琴はそう言った。

実際、もう体が少し痛い。


「真琴君は若いからすぐに筋肉痛になるけど、私みたいな中年になってくると日を跨いでから襲ってくるんだよ」


ビールを片手に結城父は話した。


「そういえば真琴君、凄いモテるようになったんだってー?」


「え?いや、そんな事は無いと思いますよ」


「夏未が言ってたわよー」


「え、そうなのか?」


「ふぇっ!?い、いや雀ちゃんが言ってたんだよ!!」


「五十嵐が?」


「う、うん...あの試合観てた子達が″あの先輩かっこいい″とか色々言ってたのを聞いてたんだって!」


「ふーん...」


「真琴さんは良い男だからしょうがないよお姉ちゃん。ふっふっふー、その内ファンクラブとかできちゃうんじゃないかなー?」


「いや、それはさすがに無いよ三波ちゃん...最近は薄れてきたけど、まだ不良って扱いが抜け切れてないんだよ」


「なら言っちゃえばいいんですよ!あの上級生達が動物を虐めてたから、つい手を出したんだ!って!」


「...それだけは絶対に隠し通す」


そんな会話をしていると、気付けばみんな笑顔になっていた。


(ああ、やっぱりいいな...)


「あ、そういえば真琴君。」


「はい?」


「今度の日曜日は暇?みんなでアウトレットへお買い物しようって話してたんだけども、真琴君もどうかなーって」


「あー...ちょっと用事があるかもです」


「あらー?もしかして、デ・エ・ト?」


「お、お母さんっ!?」


「ちょっと後輩にそういう風に誘われてはいるんですけども...」


「えっ!まさか当たるとは...私の勘もバカにはできないわね...」


「デ、デート...真琴君が...」


「それでその子はどんな子なのー?」


「どんな子...大人しそうに見えて意外と物事をハッキリ言う奴ですかね。あ、それと料理が上手です」


「あ!もしかして真琴君にお弁当を作ってるあの子?」


「ん、ああそうだ」


「え、真琴君ってお弁当作ってもらってるの!?」


「最初は断ってたんですけれども、食生活伝えたら怒られて...それから親切に作ってくれるようになったんですよ」


「ほほぉ、親切ねぇ...」


「ん?どうしたんですか?」


「いやー、何でもないわよー」


少し考え込むような表情をしていたので真琴は聞いてみたが、軽く流された。

そしてこの日の食事は終わり真琴は帰る事になった。


「ご馳走様でした」


「うんうん、また来てね!」


夏未は途中まで一緒に付いてきてくれるようだ。


「もうここらへんで大丈夫だ」


「あ、うん...あ、あのね真琴君」


「ん?」


「今日はごめんね、強引だったし...」


「親子だからな、そういうところも似てくるさ」


「そ、それじゃまた学校で...!」


「ああ、また学校で。ありがとな!」


こうして1日が終わっていった。

真琴の学園生活が変わる、1日が...

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