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終わらない青春の中で  作者: 白月 海
26/61

26話 プレゼント選び

「おぉ...」


実は真琴はこのデパートに来たのは初めてだった。

想像以上も大きく、そして様々な店舗も入っている。


洋服やアクセサリー店、キッチン用具などといった生活用品も豊富だ。

デパートには地下もあり、食品も扱っている。


「んー、いろんな店あるから悩むわ...」


「これだけ店があればいいのはあると思うけど...何を探すんだ?」


「まずはアクセサリーかな?あ、でも洋服も良いわね...」


「とりあえず見ていくか」


「そうね」


まずは近くにあり、値段も手ごろなアクセサリーショップへと入っていく。


「いらっしゃいませ!」


元気で良く話をしそうな店員がすぐ様反応した。

営業スマイルだ。


「本当に色んなのがあるんだな」


「そうね...ブレスレットにネックレス、それにピアスもあるけど...」


悩んでいると、店員が近くにやってきた。


「何かお探しですか?」


「誕生日プレゼントをどうするか悩んでて、とりあえずアクセサリー系を見て回ってます」


「なるほど!プレゼントですか」


店員は真琴をちらりと見て、視線を月野に戻した。


(ん?)


「ではこちらはどうですか?ペアネックレスなんですが、カップル料金でお安くなりますよ。それに彼氏さんにも似合いそうなデザインですよ」


「...彼氏さん?」


月野は真琴の方を見る。

少しずつ顔が赤くなっているのが分かる。


「ち、ちがいます!!べ、別に付き合ってるとかではないです!」


必死な表情で店員に言う。


「そ、そうでしたか!も、申し訳ありません!」


頭を下げるが、月野は真琴の手を引き店を出て行った。


「...何なのよあの店員!」


「月野」


「カ..カ、カップルって!!」


「何よ!」


「...手」


「え?」


「さっきから手を握りっぱなしだ」


「っ!!!」


物凄い早さで手を離した。


「ごごご、ごめんなさい!」


「いや、別に良いけど...もうあの店には行けないな」


「そ、そうね...」


それから二人はどこか気まずい雰囲気のまま、他のお店に入っていくも中々決まらなかった。

少し歩いていると、明るい雰囲気のお店を見つける。


「あ、ここの雑貨屋は友達から聞いた事あって行ってみたかったんだ」


「それじゃみていくか」


ここの雑貨屋は外国から取り寄せた珍しい商品が多いみたいで、評判らしい。

日本では無いようなお菓子やキャラクターのグッズなども置いてある。


「...これ」


月野は並べられたキーホルダーのコーナーで何かを発見した。


「見たことない熊だな」


「アメリカのアニメのキャラよ...あまり有名じゃないけど、私は小さい頃にそのアニメを観てて好きだったな」


その横顔は、小さい頃に遊んでいたおもちゃを大人になったときに見つけたような感じがした。


「あ、そんな事より探さないと!」


「なぁ月野、別に何でもいいんじゃないか?」


「ダメよ、喜んでもらえるものを渡したいのよ...」


「...きっと、喜んでくれるだろ」


「え?」


「うまく口には出来ないけど、友達にプレゼントを貰うってだけで喜んでくれるはずだ。お前だってそうだろ?そのプレゼントが問題じゃない」


「東仙寺君...」


「大丈夫、お前の友達だったら絶対に何でも喜んでくれる」


「...分かった」


結局、プレゼントはこの雑貨屋で購入した。

筆箱と女の子が喜びそうなボールペンを2、3本にキーホルダーだった。

そのキーホルダーは、月野が見ていた熊の商品では無かったが。

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