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終わらない青春の中で  作者: 白月 海
23/61

23話 デートのお誘い?

月野とのやり取りから次の日...

真琴に驚愕する出来事が学校で起こった。

それは...


「東仙寺君、ちょっと来て」


教室に入ると同時に、月野に連行された。


「え、ちょっと月野さん?」


「いいから来なさい」


とても強引である。

せっかく教室に到着したのに、すぐ出された。

...鞄すら置けていない。


少しだけ教室から離れた場所まで連れてかれると、紙切れを差し出された。


「えっと...これは?」


「映画のチケット貰ったの...この映画、とても面白いみたいだからあなたにあげるって言ってるの!」


「...」


「そ、その...やっぱり昨日は悪い事しちゃったから...」


「いや別に大丈夫だって言っただろ?俺はもう気にしてない、逆にそれ貰ったら悪いって...月野が行った方がいい」


「...それじゃあなたに何も返せないじゃない」


「だから別に返してもらう物なんて無いんだって」


月野はむーっと不機嫌そうな表情をする。

これは貰わないと教室に戻れない感じがする。


(はぁー...これ、どうしよ...)


そう思っていると、月野は口を開ける。


「そ、それじゃ...今度の日曜日に行きましょう!」


「え?」


「決まりね、良い?駅前に1時集合、決定!」


「えっと、ちょっと月野さん?」


「あなたはこのチケットを貰わない、でも私は渡したい。だったら一緒に行けばいいじゃない。」


どうやら今度の日曜日に、月野と映画を観に行く事が決定したようだ。

満足したようにそそくさと先に教室に戻っていき、真琴は軽く溜め息をつきその背中を追うのだった。


それからホームルーム、授業と終わっていき昼休み。

真琴に一通のメールが送られてくる。


(...凛からか、屋上にいます...あ)


今日は凛がお弁当を作ってくれる日だった。


(やば!すっかり忘れてた、とりあえずすぐ向かおう)


急いで50周年ホールの屋上へと向かった。

屋上に着くと、月野と同じような不機嫌そうな表情をしている。


「え、えーと...その」


「...忘れてたんですか?」


「...悪い、最近少し色々とあってな...」


「でもすぐ来てくれました」


「?」


「先輩は、私のメールを読んで急いで来てくれたんですよね?」


「ま、まあ」


すると凛は今までの不機嫌な表情から一変、笑顔になる。


「なら良いです、こうして来てくれたのなら」


「...」


思わず真琴はその笑顔に釘づけになった。

...もちろん、可愛いと思ったからだ。


「先輩?」


「...あ!ああ、本当に悪かったな!」


(何だよあれ、反則だろ!)


少し遅れてしまったが、お弁当を出してくる。

今回も綺麗に盛り付けをされていた。

もちろんお味は...


「どうですか?」


「美味すぎる」


即答である。


「...なら、良かったです」


凛も嬉しそうだ。

作る側にとって、食べてくれる人が美味しいと言ってくれるだけで満足する。

そして真琴はとても美味しそうに食べてくれるので余計にだ。


「そういえば、色々あったって言ってたけど今日何かあったんですか?」


「ん、ああ」


月野の名前は伏せて、今日の出来事を話してあげた。


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