表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終わらない青春の中で  作者: 白月 海
22/61

22話 食事のお誘い

教室に戻り、鞄を手に取る。

それは月野も同じで、一緒に教室を出ることになった。


「...」


まだ互いに少し気まずいみたいだ。

無言の時間が続き、下駄箱へ。


「...東仙寺君」


「何だ?」


「本当に、ごめんなさい...」


月野は相当気にしているみたいだ。


「だから別にいいって」


校門を抜け、真琴はバイトへと向かおうとする。


「あれ、方向こっちだっけ?」


「今日はバイトだからな」


「...そう」


どうやら方向が同じみたいで、一緒に帰る事になった。


「東仙寺君」


「...さっきからどうした?」


「絶対にこの借りは返すわ」


「何かを返してもらう事なんて無いんだけど...」


「私はまだ納得してないの!」


「お前って頑固なんだな」


「が、頑固って...」


「...もうちょっと砕けた方が良いと思うぞ。せっかく可愛い顔してるのに勿体ないし」


「へ!?」


突然真琴に褒められて、月野は顔を真っ赤にする。

こうして面と向かって言われるのは初めてなのだ。


「ば、ばかっ!い、いきなり何言ってるのよ!!?バカにしてるの!?」


「そうそう、その方が話しかけやすいよ」


「わ、私はこっちだからもう帰るわ!!さよなら!」


早歩きで帰ってく月野を見送り、真琴はルージュへと向かうのであった。

思ったより事がスムーズに終わった為むしろ早い到着だ。

店に着いて、店内を見渡すとそこそこ客数も多かった。


「村上さん、こんにちわ」


「おお真琴君、学校お疲れ様」


「すぐ入りますか?」


「そうだね...お願いしても良いかい?」


「もちろんです」


―数時間後


「ふぅー...」


普段よりも混み、少し忙しかった。

今はお客も引いていき締め作業に入っている。


「真琴君、後は私がやるから上がっても大丈夫だよ」


「わかりました、ありがとうございます」


「今日もお疲れ様」


「はい、お疲れ様でした」


バイトが終わり家に帰る。

今日はコンビニで弁当を購入した。

店を出たときに着信音が鳴る。


(夏未?)


「はい、もしもし」


「あ、ま...真琴君?」


「珍しいな、電話してくるなんて。どうしたんだ?」


「と、特に要件は無いんだけども...ちょっと心配になって...」


「...今日の事か...悪いな、迷惑かけて」


「迷惑なんて思ってないよ!でも、あんな真琴君初めて見たから、大丈夫かなって...」


「もう大丈夫だ。月野とも話をして、多分もう...無いと思う」


「そうなんだ...良かった...」


「悪いな」


「あ、そうだ!お母さんが、また来なさいって...その、ご飯食べに...」


「あー、分かった。それじゃ、また近い内に」


「うん、待ってるね。おやすみなさい」


「おやすみ」


電話を切り、少し温かい気持ちになった真琴は家に到着。

お風呂に入ってから食事を取り就寝していった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ