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終わらない青春の中で  作者: 白月 海
19/61

19話 お礼と謝罪のメール

教室に戻ってくると、烏山が寄ってきた。


「ヒュー、モテるねぇ真琴くん」


「ニヤニヤするなよ」


「まさか後輩に手を出していたとは隅に置けないなぁ」


「...別に付き合ってるとかそういうのじゃないぞ?」


「え!やっぱりそうなの!?」


ここで会話に入ってきたのは夏未だ。


「ああ、それにあの弁当は作りすぎたとか言ってたしな」


「そ、そうなんだ」


今、真琴の席ので話しているのは三人。

しかし...足音が近づいてくる。


「ちょっと東仙寺く「お前ら授業始めるぞー」


その人物が真琴に対し何かを言おうとした瞬間に、先生が来て授業が始まる。


「ん?どうしたんだ月野、授業始めるぞ」


「...はい」


その足音の正体は月野だった。


(...助かったぞ、先生よ)


心の中でお礼をし、いつもより真面目に授業を受けるのだった。

それから真琴は、月野からの攻撃を回避する為に休み時間にはトイレに行ったり、飲み物を買いに行ったりして回避している。

もちろん放課後になってもその攻撃は止まない。


「ちょっと東仙寺君、話したい事が」


「悪い月野!今からバイトなんだ、またな!」


今日は休みなのだが、嘘を言う。

逃げるためだ。


「...イラッ」


「ちょ、ちょっと鏡花ちゃん...声にその″イラッ″が出てるよ」


仲の良い女子生徒に宥められるも、その苛立ちは増すばかり。


「あんな大人しそうで可愛い後輩にお弁当を作ってもらっているなんて、あの不良にそれをやってもらう道理なんて無いわ。きっと無理矢理作らしてるのよ」


「で、でもなんか無理矢理って感じじゃ...」


「いいえ、私には分かるわ...どうにかしないと...」


月野 鏡花...厳しい事で有名だが、その本質は優しく面倒見が良い。

物事をはっきりと言いすぎるという面もあるが...

ついでに好きな事は料理、本を読むこと、それと動物好きだ。


「はぁ...あの委員長には参るな...」


いつもの帰り道を通り、家へと戻っていく。


(家に着いたら少し寝よ)


昼休み後からの疲れにより、そう決心した。

主に月野のおかげで。


(あ、そういえば明日は球技大会の練習か...正直あんまり気は進まないけど...)


考えていると、あっという間に帰宅だ。

服を脱ぎ捨て部屋着に変える。

そのままベットにダイブだ。


(はぁー、落ち着くわ...)


やはり我が家が一番、と思っているとすぐに眠りに落ちた。


―数時間後


(...10時か、結構寝てたな...ん?)


目が覚めると、携帯に一通のメールのお知らせがあった。


(凛か、えーと...″次のお弁当は明後日です″か。作ってくれるのは本当に有り難いんだけど、さすがに悪い気がするんだよな)


だが、あの時の説教の事を思い出すと断れる気がしない。

なので簡単なお礼のメールと謝罪を打って返信しておいた。



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