第二十一回
翠『ドリムちゃん……ドリムちゃん……』
舞『ミドリムラジオの精さん、今日は元気ないね』
翠『暑い……30℃って何? まだ5月だよ? 海水浴行けちゃうよ?』
舞『でも、スタジオは結構涼しいよね』
翠『スタジオは涼しい。でも、涼しいからこそ、外に出た時の暑さが倍になるのです』
舞『じゃあ、今日は収録止めとこうか?』
翠『ドリムちゃんは、砂漠に水分も持たずに行けというのね』
舞『それでは、ミドリムラジオ第二十一回始めていきます』
~♪♪♪~
翠『改めましてこんばんは。メインパーソナリティーの綿来翠です』
舞『同じくドリムです。冒頭の話でもありましたけど、そんなに暑いですか?』
翠『暑いよー……真夏で30℃くらいの時代もあったんだからー。
認識的には、昔の30℃が今の35℃くらいの感じだよー』
舞『んー、それに関しては、どうなんでしょうね。
カンペだと、そこまでないみたいなこと書いていますけど』
翠『とにかく暑いよね。春が一瞬だったって感じする』
舞『それは確かにそうかもしれませんね。基本制服で、私服を着る機会が少ないせいかもしれませんが、春のために買った服、何回も着ませんでした』
翠『春物着なくなったよね。冬、夏って感じだもん。でも、春物を着ているドリムちゃんをもっと見たいので、今度着てきてください。
とはいったものの、ドリムちゃん長袖着てるよね』
舞『日焼けと冷房対策ですね。結局、制服が半袖になるので意味ないんですけど』
翠『ドリムちゃん若いから、多少焼けても大丈夫じゃないかな?』
舞『この辺りは、5月から半袖着てたら、真夏に大変だぞって言う意地みたいなものですね。
8月になると、カーディガンを羽織るようにしてます。冷房で体を冷やすのは良くないので』
翠『冷房はねー。喉もやられちゃうから、気を付けないといけないよねー』
舞『翠さんも気を使う側ですよね』
翠『一応対策はしてるから大丈夫だよ。ってことで、妙にカンペの存在感があるので、そちらの話をしましょうか。
「この前の放送の後何があったのか、話せる範囲で話しやがってください」だって』
舞『スタッフさんの手探り感が伝わってきますね。
あと、単純にお便りも多かったですよね。「今回はなにしたんですか」みたいな』
翠『まずドリムちゃんが可愛かったでしょ。ユメちゃんも可愛かったでしょ。私とととのんは邪魔だったでしょ』
舞『真面目にお願いします』
翠『真面目に話すと、話すことないよね。
ユメちゃんが少し用事があるって言っていたから、その間にななゆめの曲の予習をして、ユメちゃんの用事が済み次第、カラオケに行ってって感じ。ドリムちゃんとユメちゃんが帰った後で、ととのんと夕飯食べたけど』
舞『そうだったんですね。何か話したんですか?』
翠『相変わらず、皆大人だなーって。あと、ととのん甘やかしすぎたなって話』
舞『仲いいですもんね』
翠『私はー、ドリムちゃんをー、あまやかしたいんですぅ』
舞『そういえば、今度買い物に行きたいって話になりましたよね』
翠『ドリムちゃんのいけず』
舞『反応に困ることを言う方が悪いです』
翠『買い物、いついけるかな。意外と私とととのんのスケジュール合わせるの大変なんだよね』
舞『十戸倉さんも大変ですからね。でも、早めに呼ばないと、受験シーズンになっちゃうんですよね』
翠『と、いう事は、夏休み前までかな。でもユメちゃん、シングルの連続発売あるから大変だよね』
舞『呼んだら来ると思いますよ。宣伝もしたいでしょうし』
翠『きっと、有能なスタッフ君たちがいるから、ゲストとして呼ぶのは大丈夫だと思うんだけど、ユメちゃんって簡単に呼べるところに住んでないんだよね。
それを言ったら、ドリムちゃんもなんだけど』
舞『現状月に2~3往復、新幹線に乗ってますね。交通費は貰っていますけど、安くなさそうです』
翠『その辺は、ちゃんと考えてドリムちゃんをメインパーソナリティーに選んでいるはずだから。
それに駄目だったら、とっくにこの番組終わってるよ』
舞『こうやって、続けさせてもらっているのは嬉しい限りです』
翠『あとは、特別何かあったかと言われると、そうでもなかったよね。
ととのんが壊れていたくらいで。
あ、そうだ。そのあと家に帰って、改めて「未知」の歌詞を思い出していたんだけど、あれすごいね。たぶん、次聴いたら泣くよ。ととのんあたり、思い出すだけで泣くんじゃないかな?』
舞『聴く人が聴いたら、って感じですね。ななゆめの曲って、結構そういうの多いですよ。
有名な話ですけど「鼓草」は、メンバーの1人の事を歌っていますし』
翠『メンバーの……あーっ!』
舞『誰かって言うのは、難しくないと思いますけど、名前出しNGの子ですから、言わないでくださいね』
翠『ところで、ドリムちゃん的には、ななゆめのどの曲が一番好きなの?』
舞『全曲からっていうなら、「二兎追うもの」でしょうか。でも、一番を決めるとなると難しいです』
翠『と言ったところで、コーナーに移っていきましょう!』
舞『まだ、オープニングトークでしたね』
~♪♪♪~
翠『「テーマトーク」のコーナー。このコーナーでは、頂いたテーマの話を、ドリムちゃんと私でダラダラとしていきます。
今日のテーマは、「揚げニンニク」さんから頂きました「昨日あった事」です』
舞『なんかサクサク進みますね』
翠『それは、オープニングが長かったからだね。
でも、昨日あった事って言っても、一日収録だったから、特に何もなかったよ』
舞『何の収録だったんですか?』
翠『アニメとそのアニメのラジオ。ととのんはいなかったけど、心ちゃんと一緒だったね。
お昼に心ちゃんに連れられて行ったカフェが、すごくおしゃれでした』
舞『おしゃれなカフェに翠さんって、似合いそうですね』
翠『えへへ、そうかなあ?』
舞『写真集にもありましたしね。落ち着いた女性って感じの格好は、わたしには似合わないので、憧れがあります』
翠『褒めてくれるのはうれしいんだけどね。ちょっと、その話をされるのは、恥ずかしいかなーって。翠さんは思うの』
舞『そういえば、さっき海水浴とか言っていましたけど、やっぱりあんな感じの水着ですか?』
翠『いや、まあ。それはね。もっと地味なの着るけどね。そもそも、仕事以外で水着ってここ何年も着てないし』
舞『じゃあ、今年は一緒に行きますか?』
翠『行きます!』
舞『ユメちゃんも誘い……たいんですけど、来てくれるかは微妙ですね』
翠『それはねー。仕方ないよねー。
ドリムちゃんは、昨日は学校だよね』
舞『そうですね。進路希望調査があって、どうしようか困りました』
翠『大学は行くんだよね?』
舞『行きたいんですけど、なんというか、改めて自分の成績を直視すると……』
翠『んー、割と何とかなると思うんだけどなー。ドリムちゃん、頭悪くないと思うし』
舞『得意分野は問題ないんですけど、苦手分野がとことん苦手なんですよ。
過去には、最高点と最低点の差が50点以上なんてこともありましたし』
翠『それは、ピーキーしてるね。国公立は厳しいかも?
どこか行きたい大学とかあるの?』
舞『仕事の関係で、こっちに来たいなとは思っているんですけど、将来何したいって基準じゃ選べなくて』
翠『もう働いているからね。仕事関連って考えたら、音楽系の大学?』
舞『まだ考え中という事でお願いします』
翠『他、昨日何かなかったの?』
舞『男子が定規で遊んでました』
翠『分かる。いるよね。消しゴムで落とし合いしたリ、ひたすら「いっせーので」ってやっていたり』
舞『そんな平和な一日でした』
翠『というところで、テーマトークのコーナーでした』
~♪♪♪~
翠『コーナーを作ろう的なコーナー』
舞『ふわっふわですね』
翠『いやあ、前回の放送の後、ふと思いついちゃったから、このコーナーやろうって偉い人に話したんだけど、誰一人コーナー名覚えていなくてね』
舞『前回やったのいつだったのかも、忘れちゃいましたね』
翠『リスナー諸君も大して真面目に聞いていないと思うけど、やってる方もその場限りだからね。
一生懸命喋っているけど、それをずっと覚えているかわからないよ。同じこと、毎週話すかもしれないよ』
舞『でも、こうやってお便りを消費しないコーナーばかりやっていると、来なくなりませんか?』
翠『来なくなってから考えよう。最悪、SNSで募集するよ。
応えきれなかった質問は、ブログで答えるとかやるよ』
舞『自由ですね』
翠『まあ、この前件のSNSでアンケート取ったら、私達が自由にやればいいって結果が多かったもので。
テコ入れはいるまで、たぶんこの形式でいきます。映像は今のところないです』
舞『それで、翠さんが企画を考えてきてくれたんですよね。どういうのですか?』
翠『デデン。「え? あの歌を? 考察してみようのコーナー」』
舞『そのタイトルはちょっと言い難いですが、歌詞の意味を考えていくってことですよね』
翠『その通りです。でも、権利関係が面倒くさい部分でもあるので、考察できる曲はかなり限られます』
舞『翠さんが歌った曲とかですか?』
翠『どうなんだろうね。今の今までそんなこと考えていなかったからね。
でもね、今回試しってことで、許可は貰ったんだよ。桜ちゃんに』
舞『ミドリムラジオの歌ですね』
翠『いいえ、crazy painterです。最近、ドリムちゃんちょくちょくボケるよね』
舞『えっと、なんか楽しくなっちゃって』
翠『えへへー。私も楽しーよ』
舞『それで、crazy painterの話でしたね。
考察するって言っても、ミドリムラジオをイメージした歌ってことになるんじゃないですか?』
翠『って、ことは、この歌詞を書いてくれた人が、ミドリムラジオをどう思っているのかが分かるでしょ?
ちょっと面白いんじゃないかなって』
舞『確か露骨にミドリムラジオってことを出さないように、って作られたんでしたよね。
そのせいか、一番最初に話すってありますよね』
翠『いやいや、ドリムちゃんお固いよ。
キュートにクールだから、私達の事を可愛くてカッコいいって思ってくれているんだよ。
ドリムちゃんが可愛いだから、私がカッコいいかなー?』
舞『あ、えっと「寒いの間違いじゃないか?」』
翠『ほら、スタッフ君。ドリムちゃんに何読ませているの。寒くないよ。私ホッカホカだよ』
舞『ちょっと、ホッカホカの意味は分かんないです。
そういう感じだと、たくさんの人に聴いてもらうっていうよりも、好きな人に聴いてもらいたいって感じですよね。実際、ミドリムラジオがそうだってことでしょうか』
翠『まあ、大手ではないよね。ひっそりと続いている感じはするよね。
身内ネタ多いし。身内ネタ多いけど、身内ネタについてきてくれる人が、結構いるって考えると嬉しくはあるのかな。
お偉い方には悪いけど、私もミドリムラジオは細く長く続いてくれたらいいと思うから』
舞『でも、初心者お断り、にはならないようにしたいですね』
翠『それから、声色からきているんだと思うんだけど、声を色で表現するのは面白いよね。
ドリムちゃんの声は、なんというかパステルなイメージ』
舞『その考え方は面白いですね。でも、そういう意味だと、翠さんはいろんな色が使えますね』
翠『そうだといいんだけどなー。むしろ、強烈な一色って言うのもありだとは思うんだけど。
総括すると、何話しているか分かんないラジオってことだよね。楽しいけどcrazyだし。気ままにペイントするし』
舞『雑にまとめましたね』
翠『それはね、時間がないからだよ』
~♪♪♪~
舞『ミドリムラジオ第二十一回いかがだったでしょうか』
翠『いやあ、時が過ぎるのは早い事。言い忘れたんだけど、さっきのコーナーでは、私達に好き勝手話してほしい曲について、募集するよ。
許可がもらえるかは分かんないけど。リクエストが来るか分かんないけど。
でもね、ななゆめの曲がたぶん簡単。桜ちゃんに許可貰えばいいから』
舞『そういえば、非公式にななゆめ応援するとか言っていましたね』
翠『ドリムちゃんは嫌?』
舞『嫌というか、そのうち乗っ取られそうですよね』
翠『乗っ取られたことあるけどね。でも、ななゆめの情報が最も出てくるの、このラジオだから。
ななゆめファンのためにも頑張らないと』
舞『それはいいんですかね?』
翠『曲作ってもらったし、大義名分は充分だと思うよ。
ってことで、お便りはメールフォームからお願いします』
舞『では、ミドリムラジオ第二十一回、お相手はドリムと』
翠『翠でした。バイバイ』
~♪♪♪~